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検索結果は10件です。
- 集学的治療が奏功し、発症後2年でCRがえられた肝静脈浸潤を伴う肝両葉多発肝細胞癌の一例
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松澤 尚徳(秋田大学 医学部 消化器内科)
【症例】48歳男性 【現病歴】B型慢性肝炎の診断で近医にてエンテカビル服用中。2009年6月よりAFPの上昇あり、7月に腹部超音波検査で肝S4に4.3×3cm大の腫瘍を認め、CT上も同部位にearly enhancementと平衡相でのwash outを認め、肝細胞癌の診断で加療目的に当科に入院した。【臨床経過】血液検査では、AFP 242ng/ml, PIVKA-2 1098mAU/mlと著明な...
第194回東北支部例会 >
- 4型進行胃癌との鑑別が必要であった乳癌転移の2例
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清水 貴文(東北労災病院)
【はじめに】転移性胃癌は比較的稀であるが、典型例は粘膜下腫瘍類似の形態を示す場合が多い。一方、乳癌には4型進行胃癌(type4)類似の転移形態を示す例がある。今回type4との鑑別が必要であった乳癌の胃転移2例を経験したので報告する。【症例1】52歳女性。9年前に乳癌の手術。以降再発無く経過していたが、平成23年腫瘍マーカーが上昇。CTにて胃壁の肥厚を指摘。上部内視鏡検査(EGD)で胃壁全体の硬化...
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- 慢性C型肝炎に対する3剤併用療法開始直後に急性腎不全に至った1例
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宮澤 邦昭(弘前大学大学院医学研究科 消化器血液内科学講座, 青森県立中央病院 消化器内科)
【はじめに】慢性C型肝炎に対するTelaprevir(TVR)/Peginterferon alfa2b(PEG-IFN)/Ribavirin(RBV)3剤併用療法開始3日後に急性腎不全に陥り、全身浮腫・呼吸不全・血圧低下を来した症例を経験したので報告する。【症例】66歳女性【既往歴】高血圧、狭心症【現病歴】2006年に慢性C型肝炎を指摘。2007年にPEG-IFN/RBV併用療法を行いHCV R...
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- 自己免疫性膵炎の経過観察中に出現したIgG4関連硬化性胆嚢炎の1例
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鍋島 立秀(独立行政法人 国立病院機構 仙台医療センター 消化器内科)
【症例】64歳、男性【既往歴】平成22年4月心窩部痛を主訴に当科受診、肝胆道系酵素上昇を認め入院精査が行われた。ERCP上下部胆管に高度狭窄、左右肝管に軽度狭窄、主膵管に狭細が認められ、IgG4に1110mg/dlの著明な上昇を認め、自己免疫性膵炎、自己免疫性硬化性胆管炎の診断となった。ステロイド治療の必要性を説明したが同意を得られず、外来で経過観察となっていた。外来検査では肝機能障害は自然軽快し...
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- アルコール性肝障害との鑑別が必要であったアミロイドーシスの2例
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小池 貴之(竹田綜合病院 初期研修医)
【目的】常習飲酒家のためアルコール性肝障害が疑われたが、死後にアミロイドーシスとの確定診断に至った2症例を経験したので、その診断の問題点を検討した。【症例1】55歳男性。生活保護を受けていた。腹部膨満、腹痛のため当院受診。黄疸、腹水を認め、アルコール性肝障害が疑われ入院となった。血液検査にてT.Bil5.5mg/dL、ALP2833IU/Lを認めた。心窩部痛精査のため上部消化管内視鏡検査を施行した...
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- 出血原因不明の大量下血で入院となった神経線維腫症1型の一例
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松木 久住(太田西ノ内病院 消化器科)
【症例】50歳代、男性【既往歴】神経線維腫症1型(von Recklinghausen病)、統合失調症にて前医入院加療中である。【現病歴】6年前に下血による意識消失を起こし入院歴があるが、出血原因は不明であった。平成24年9月、前医入院中に大量下血にて下部消化管内視鏡を施行したが大腸内に明らかな出血源を認めなかった。上部消化管出血の疑いにて精査加療目的に当院紹介・転院となる。 【入院後経過】...
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- インフリキシマブ投与により間質性肺炎を発症した潰瘍性大腸炎の1例
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宮澤 弘哲(日本海総合病院 消化器内科)
【症例】72歳男性【主訴】腹痛、発熱、下痢、下血【既往】糖尿病【家族歴】特記事項なし【現病歴】平成24年9月中旬より腹痛、下痢、下血が見られるため近医受診。採血にて炎症反応が高く感染性腸炎を疑い当院紹介【経過】初診時の採血にて高度の炎症反応と白血球増多を認め、同日行ったS状結腸までの下部内視鏡検査上、直腸から連続性に瀰漫性炎症、潰瘍、出血を認め潰瘍性大腸炎(UC)が疑われた。即日入院し絶食、点滴投...
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- 当院におけるHBV患者のマネージメント状況
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嶋田 奉広(日本海総合病院 消化器内科)
【背景・目的】現在のB型慢性肝炎の治療ガイドラインでは、35歳未満はDrug free、最終的にHBs抗原陰性を目指してインターフェロン(IFN)治療あるいは核酸アナログ・IFN seqential療法を基本とし、35歳以上ではHBV DNAの持続陰性化およびALTの持続正常化を目指した核酸アナログ製剤長期投与ないしIFN使用によるHBs抗原の陰性化を目指すとされ、従来と比較しIFN治療が重要とな...
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- 経過中に肺血栓塞栓症を合併し突然死した潰瘍性大腸炎の一剖検例
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岡本 大祐(いわき市立総合磐城共立病院 消化器内科)
【症例】26歳男性 【既往歴】14歳からアトピー性皮膚炎 【現病歴】平成18年2月頃から、下痢と血便が出現し、同年3月に近医受診し、潰瘍性大腸炎疑いにて当院紹介受診した。直腸炎型の潰瘍性大腸炎(UC)の診断にて、5-ASA製剤内服にて近医で寛解維持されていた。平成23年9月頃から、腹痛、肛門痛増悪し、粘血便15~20回/日を認め紹介受診となった。大腸内視鏡検査所見では直腸から連続して膿...
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- PPIにより増悪を来したと考えられる小腸NSAIDs潰瘍の1例
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加賀屋 沙永子(石巻赤十字病院 消化器内科)
【症例】77歳女性【主訴】下血【既往・服薬歴】陳旧性脳梗塞で前病院内科よりバファリンを、変形性膝関節症で整形外科よりロキソプロフェン、ロルノキシカムを処方。【現病歴・経過】2012年5月に下血あり当院へ救急搬送される。上部内視鏡で出血源不明であったが小腸からの出血が疑われ経口小腸内視鏡を施行。上部空腸に潰瘍出血が見られ止血術を施行した。服薬歴よりNSAIDs潰瘍が疑われた。その後再出血なくいったん...
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