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検索結果は10件です。
- 顆粒球単球吸着療法により分娩・出産に至り得た、ステロイド依存性潰瘍性大腸炎の1例
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川村 雄剛(仙台赤十字病院 消化器内科)
【症例】33歳、女性。【現病歴】平成19年より、下痢、血便が出現した。前医を受診し、全大腸炎型の潰瘍性大腸炎(UC)と診断された。ステロイドにより緩解導入するも、その後もステロイドを減量/中止すると血便が再燃し、プレドニゾロン5mg/日以下には減量できない状態が続いていた。平成22年9月に妊娠6週であることが判明した。その後、悪阻がひどく食欲不振となり、UCの治療薬の内服も困難となったこともあり、...
第194回東北支部例会 >
- 下部消化管出血症例における造影CT検査の有用性の検討
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高橋 健一(岩手県立中央病院 消化器科)
【目的】CT検査は病変腸管の部位と範囲を連続的に捉えることができ出血源の検索に有用と考えられる.当科で経験した下部消化管出血症例において造影CT検査の有用性について検討した.【方法】過去2年間に緊急大腸内視鏡検査が施行された下部消化管出血症例217例(236件)のなかで,内視鏡前に緊急造影CT検査が施行された123例129件を対象とした.年齢,性別,原因疾患,CT所見,経過,予後について検討した....
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- 若年発症のBudd-Chiari症候群の一例
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五十嵐 剛(弘前大学 大学院医学研究科 消化器血液内学講座)
症例は16歳女性。腹部膨満を訴え前医受診。肋弓下に10 cmを超える固い肝臓を触知し、腹水も認めた。血液検査上でも、AST 388 IU/l、ALT 904 IU/l、T-bil 2.90 mg/dl、PT活性35.7 %、HPT 37 %と肝機能障害を認めたため、急性肝不全として当科転院となった。超音波・CT・MRIにて、尾状葉を中心とした骨盤まで及ぶ肝腫大と、肝内下大静脈の膜様狭窄、副肝静脈以...
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- 当院における震災前後の消化器癌患者の動向
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猪狩 綾希(公立相馬総合病院 内科)
[はじめに]東日本大震災前後で福島県の相双地区の人口や医療圏は大きく変化した。また震災後、2年が経過するが震災後は例年よりも早期癌が少ない印象であった。そのため震災前後で消化器癌患者の動向について検討した。[対象、方法]平成21年4月1日から平成24年6月30日までの期間に当科の外来、入院で診療された食道癌、胃癌、大腸癌、胆管癌、膵臓癌の患者を対象とした。また、カルテ、内視鏡画像を基に、診療時期(...
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- 術前重粒子線療法により切除可能となった局所進行膵癌の一手術例
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深瀬 正彦(東北大学 肝胆膵外科)
【背景】重粒子線療法は従来の放射線療法と比べ局所制御効果が高いとされ、局所進行膵癌に対する有効な術前療法として期待が高まっている。今回、われわれは、局所進行により非切除が危惧され、術前ゲムシタビン+S-1療法(GS療法)と重粒子線療法により、R0手術が可能となった膵癌症例を経験したので報告する。【症例報告】症例は65歳女性。上腹部痛と嘔吐を主訴に近医を受診。腹部造影CTで膵頭部に造影効果不良の腫瘤...
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- 縦隔内に進展した膵仮性嚢胞の一例
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千葉 宏文(岩手県立中部病院 消化器内科)
【症例】38歳男性 【主訴】背部痛、呼吸苦 【既往歴】H12年 大腸クローン病でloopileostomy、 H19年 アルコール性急性膵炎【現病歴】元来大酒家であったがH23年6月のCTで膵石を多数認め、慢性膵炎を指摘されてから禁酒していた。H24年3月から背部痛と呼吸苦あり外来受診。血液検査でAMY 283IU/l、CRP8.17mg/dlと上昇を認め、胸腹部造影CTで食道近傍に低吸収域と大量...
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- Pancreas divisumに合併した副乳頭部癌の1手術例
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鳥畑 勇大(大崎市民病院 消化器科)
【症例】64歳 女性【既往歴】2007年 急性膵炎(近医入院加療。その際ERCP施行後に重症急性膵炎となったため、今後ERCPは二度と受けないよう指導された)。以後年に数回、軽度の膵炎を発症。【生活歴】飲酒歴なし【現病歴】2011年11月腹痛にて当科受診。精査目的の上部消化管内視鏡にて副乳頭部に5mm程の発赤調隆起性病変を認め、生検にて高分化型腺癌の診断となった。MRIでは副乳頭部に一致して壁肥厚...
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- 肝門部胆管癌との鑑別を要したIgG4関連硬化性胆管炎の1例
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本郷 星仁(東北厚生年金病院 消化器科)
【症例】86歳、男性【現病歴】2012年4月25日右上腹部痛にて初診、入院。肝機能は正常であったが、急性胆嚢炎と診断し4月26日に腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った。無石胆嚢炎であった。5月14日閉塞性肝機能障害にて第2回目入院。CTにて肝門部胆管の全周性の壁肥厚、MRCPにて肝門部胆管狭窄が認められたため、肝門部胆管癌を疑いERCPを施行した。肝門部胆管は全周性に糸状に狭窄し、同部位の擦過細胞診を行い、...
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- IgG4陰性自己免疫性膵炎の1例
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中野 絵里子(東北大学病院 消化器内科)
【症例】50歳,男性.【主訴】肝障害及び膵頭部腫大精査.【現病歴】高血圧で近医通院中,高蛋白血症を認め当院血液内科に紹介された.精査中,PET-CTにて膵臓,両側涙腺,顎下腺,耳下腺,肺門部リンパ節,腎臓に集積を認めた.膵腫大の精査目的に当科を紹介された.【検査結果】血液検査:肝障害と著明な高IgG血症(IgG 6662mg/dl)を認めたが,IgG4 は78.2mg/dlと低値であった.CT:膵...
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- 抗てんかん薬に起因すると考えられる薬剤性重症急性膵炎の1例
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菊池 弘樹(国立)
【症例】18歳、男性【既往歴】自閉症、重度精神遅滞、てんかん【現病歴】平成22よりけいれん発作に対して近医にて抗てんかん薬バルプロ酸が投与されていた。平成24年6月、通所施設職員が元気のないことに気づき前医受診、入院となった。翌日膵酵素上昇を含む検査値悪化のため急性膵炎疑いで当院搬送となった。【入院時検査所見】急性膵炎重症度判定基準予後因子では、BE -7.8mmol/L、CRP 23.2mg/d...
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