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検索結果は10件です。
- 胆管挿管不能例に対する超音波内視鏡下胆管胃吻合術(EUS-guided Hepaticogastorostomy)の有用性と手技の工夫
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小倉 健(大阪医科大学附属病院 第二内科)
[背景・目的]超音波内視鏡下胆管胃吻合術(EUS-HGS)は、主に切除不能悪性胆道閉塞に対する胆管挿管不能例や、消化管通過障害、術後再建腸管に対するPalliativeな新規の胆道ドレナージ法として注目されている。しかし、その手技は比較的困難で、各々の施設によりその手法は異なっているのが現状である。また、特に重篤な偶発症として、ステントの迷入や穿刺に伴う気胸が挙げられる。そこで、我々がこれらの偶発...
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- 消化管穿孔に対する新たなイノベーション-内視鏡的組織被覆法(Endoscopic Tissue Shielding)
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滝本 見吾(武田総合病院 消化器センター)
早期消化管癌の標準治療法となったESDは、侵襲の大きな手術を回避できる画期的な方法ではあるが、偶発症である穿孔を一度起こすと緊急手術になることや重篤な状態になることも経験する。穿孔径が小さな場合、クリップ縫縮で事なきを得ることも多いが、径が大きい場合、穿孔部周囲の筋層は脆弱であることから、クリップで潰瘍底を縫縮することは非常に困難であり、筋層が薄い場合にはクリップ先端で穿孔部を拡大させることも経験...
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- 定圧自動送気内視鏡(SPACE)を用いた新しい経皮的胃瘻造設術の試み
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中原 征則(市立池田病院 消化器内科, Japan SPACE Study Group)
【背景・目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は、内視鏡からの送気により伸展させた胃壁を腹壁と接した状態とし、体外から腹壁を経由して胃内へ穿刺して胃瘻を造設する手技である。過小送気では他臓器誤穿刺の可能性が生じる一方、過剰送気は術中のゲップや腹腔内への空気漏出、術後の腹部膨満・腹痛等を生じ得る。大阪大学で開発した定圧自動送気内視鏡(SPACE)を用いたPEGは、炭酸ガス送気後の胃内圧が圧センサーで...
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- 磁場を用いた自走式カプセル内視鏡によるヒトの消化管の観察
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太田 和寛(大阪医科大学 第2内科)
【目的】当科では龍谷大学工学部システム工学科(大塚尚武教授)と共同で,磁場を利用する自走式CE(self-propelling capsule endoscope:以下SPCE)の開発に取り組んできた.これまでに犬の生体胃内をSPCEが自走し,リアルタイム観察が可能になったことを報告した.ヒトの胃や大腸内においてもSPCEによる観察が可能であることを学会報告した.1.1つのカプセルで経口的に内服し...
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- 肝細胞癌に対する化学療法効果予測の可能性
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浪崎 正(奈良県立医科大学 消化器・内分泌・代謝内科)
【目的】進行肝癌における化学療法には通常の抗癌剤治療に対する低反応性、Sorafenibを用いた分子標的治療における有害事象の多さなど多くの問題点がある。薬剤耐性遺伝子の解析による化学療法効果予測が事前に判定可能であれば、有害事象の軽減と共に、適切な薬剤の選択による奏効率向上につながると考えられる。Sorafenibの細胞外排泄トランスポーター (TP)も近年明らかにされており、TPを治療効果予測...
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- 新たに保険適用となったWallFlex colonic stentの大腸癌イレウスに対する使用経験
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島田 守(医療法人 彩樹 守口敬任会病院 外科)
【はじめに】大腸用のSelf-Expandable Metallic Stent(SEMS)は、2006年の消化器内視鏡ガイドラインに下部消化管のSEMS療法として紹介され、その適応、インフォームド・コンセント、手技等についても記載されていたが、当時は保険適用ではなく、保険適用が待たれていた。2012年1月にWallFlex colonic stentが保険適用となり、我々は12例の大腸癌イレウス...
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- 彎曲喉頭鏡を用いた咽頭ESDの有用性
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戸祭 直也(京都第一赤十字病院 消化器内科)
【目的】中下咽頭領域の腫瘍が、NBI内視鏡の出現で、表在癌として発見されるようになった。当科においては咽頭腫瘍に対し、2009年7月に咽頭ESDを導入し、現在までに10病変に対し施行した。前半の4病変においては、従来からある直達喉頭鏡を用いていたが、後半の6病変に対しては彎曲喉頭鏡を新たに導入することで、より良好な視野の元に手術を行えるようになった。その有用性につき検証したい。【方法】2009年7...
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- 大腸CT検査の初期経験
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土井 喜宣(国家公務員共済組合連合会大手前病院 消化器内科)
【目的】当院では今年9月より大腸CT検査を導入した。患者にアンケートを実施することにより、大腸CT検査が受検者にどの程度許容される検査かを検討した。【対象と方法】大腸CT検査の適応は、(1)検診目的、(2)便潜血陽性精査、(3)大腸がん術前とした。前処置は大腸CT用検査食(FG-one)を用いたブラウン変法で行い、taggingに経口造影剤(ガストログラフィン)を使用している。自動炭酸ガス送気装置...
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- 光吸収剤とCO2レーザーを用いた新しいESD技術の開発
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小畑 大輔(神戸大学大学院 内科学講座 消化器内科学分野)
【背景】近年、早期消化管癌の内視鏡治療はESDの登場により大きな変貌をを遂げ、国内のみならず海外でも大きな注目を浴びている。しかしながら、従来法であるEMRに比べて手技の難易度が高く、合併症の頻度も高いとされている。より簡便で、より安全なESDの開発が望まれている。そこで、我々はESDに用いられる粘膜下注入剤の光吸収特性に注目し、これを光吸収剤として用いレーザーと組み合わせることで、より安全でより...
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- 膵腫瘍に対する造影ハーモニックEUS(CH-EUS)の有用性について
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大本 俊介(近畿大学 医学部 消化器内科)
【目的】我々は造影ハーモニック法に対応したEUSシステムを開発し、実質染影による膵疾患診断が行えるようになった。そこで、膵腫瘍性病変診断における造影ハーモニックEUS(CH-EUS)の有用性をMDCTと比較検討し、time intensity curve(TIC)による定量化を試みた。【方法】検討1:膵疾患が疑われ、造影EUSおよびMDCTを施行された277例について検討を行った。EUSシステムは...
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