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検索結果は10件です。
- 超音波装置を駆使した経皮的ラジオ波焼灼術
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田中 弘教(兵庫医科大学 内科学肝胆膵科, 兵庫医科大学 超音波センター)
【目的】経皮的RFA治療は超音波技術の進歩により高精度で安全な治療が可能となった。特に穿刺ナビゲーションシステムは近年広く普及しRFA治療に必須のものとなりつつあり、さらに2012年から穿刺針ナビゲーションシステムも利用可能となった。造影超音波下穿刺はSonazoidの登場でアプローチが容易となり、高周波プローブは肝表の病変の描出を改善し、穿刺を容易にする。また4D穿刺システムも応用が可能となって...
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- 切除不能進行肝癌の集学的治療におけるsorafenibの位置付け
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竹田 治彦(大阪赤十字病院 消化器内科)
【背景/目的】本邦にsorafenibが導入されて3年余りが経過したが、集学的治療におけるその位置づけについては未だ混沌とした現状がある。「Sorafenibをいつ導入し、いつまで継続するか、いかに継続するか」という視点から、当科での経験症例を後方視的に解析した。対象は当科で2012年8月までにsorafenibを導入した切除不能進行肝癌120例。男性:女性=96:24, 平均71歳. Stage...
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- ラジオ波焼灼療法の効果判定におけるCTおよびEOB-MRI fusion imagingの有用性
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澤井 良之(市立池田病院 消化器内科)
【目的】ラジオ波焼灼療法(RFA)の効果判定におけるCTおよびEOB-MRI fusion画像の有用性を検証する。【方法】(検討1)2006年1月~2012年2月にRFA単独治療(TACE非併用)を施行したHCC中、CTで描出可能で遺残なしと判断し、6か月以上観察した102結節を対象とし、RFA前後のCT fusion画像上で測定したminimal margin(MM)を含めて局所再発(局再)に寄...
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- 結節別治療データベースと3次元フュージョン画像による治療効果判定結果から見える局再の少ないRFA治療戦略
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榊原 充(大阪府立成人病センター 肝胆膵内科)
【背景】当院ではRFA治療対象となった結節を結節単位でデータベース化している。また、治療前後画像を3次元的に重ね合わせて変位を補正したVolume Fusion Image (VFI)を作成し、簡便でより精度の高いマージン判定を試みている。【目的】これまで蓄積した結節別RFA治療データから局所再発の要因および好発部位を明らかにすることを目的とした。またVFIを応用した効果的な追加治療法を提示する。...
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- 進行肝細胞癌に対する治療戦略:まずIVRか分子標的治療か
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守屋 圭(奈良県立医科大学 第三内科)
【目的】本邦では進行肝細胞癌(aHCC)に対して,肝動脈塞栓術や肝動注化学療法(HAIC)などのIVR治療が発達してきたが,これまで生存期間の延長を明示した大規模研究はなく,これを明示した分子標的治療剤ソラフェニブ(Sor)との使い分けが課題である.そこで当科の直近の治療成績を分析して,これらの治療適応について考察する.【対象と方法】対象は2011年に当科で診断した肝細胞癌患者111例(M78/F...
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- 切除不能肝細胞癌においてconversion therapyは成立するか?
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波多野 悦朗(京都大学 肝胆膵・移植外科)
大腸癌肝転移においては、薬物療法の進歩により、初診時に切除不能と診断されても、薬物療法を行うことで腫瘍が縮小し切除可能となり、手術に移行 (Conversion) できる症例が増加してきた。Conversionできた症例の治療成績は、初期治療として治癒切除可能と判断され外科切除が選択された症例と比較し遜色ない治療成績で報告されていることから、大腸癌肝転移以外の疾患でも同様の戦略が期待されている。...
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- 当院治療経験に基づいた進行肝癌に対する治療戦略
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鄭 浩柄(神戸市立医療センター中央市民病院 消化器内科)
【目的】進行肝癌に対するソラフェニブ投与においては、TACEや肝動注化学療法(HAIC)からの切替え時期、あるいは優先すべき治療法の判断に迷う症例をしばしば経験する。今回、当院における進行肝癌治療経験から、行い得る最大限の治療を行うための方策について検討を行った。【方法】当院では2012年9月までに進行肝癌42例に対してソラフェニブ投与を行った。内訳は平均年齢68(32~85)歳、Child-Pu...
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- 当院におけるソラフェニブ使用経験と今後の治療戦略
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稗田 信弘(大津赤十字病院)
【背景と目的】2009年5月、切除不能肝細胞癌にソラフェニブが保険適応となり、進行肝細胞癌に対する治療の選択肢のひとつとなった。当院において、ソラフェニブを使用した切除不能肝細胞癌患者について検討する。【対象】2009年5月1日~2012年10月31日の期間で、当院にてソラフェニブを使用した27例のうち、4週以上投与でき治療効果判定を行った19例を対象とした。【方法】前記19例において、ソラフェニ...
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- RFA時代のPEIT
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松本 仁(兵庫県立西宮病院)
【目的】肝癌診療マニュアルにおいてPEIT(経皮的エタノール注入療法)の位置づけは、「RFA(ラジオ波熱凝固療法)により置き換わられつつあるが、肝機能不良例や、腫瘍の局在が隣接臓器に近接したRFA困難例に限り適応がある」とされている。当院では、2004年のRFA導入以降、RFAの件数増加に伴いPEITの件数が減少しているが、肝癌診療マニュアルに沿った適応例に対しPEITを施行している。また、当院で...
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- 当院における肝細胞癌の対する放射線治療の現状
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尾下 正秀(大阪警察病院 内科)
【目的】現在、放射線治療(以下、RT)は肝細胞癌の主たる治療法ではないが、肝細胞癌の主病巣、リンパ節(LN)・骨・脳などの転移巣、門脈・下大静脈などの血管内腫瘍栓に対してRTは行われている。RTの目的は腫瘍に対する治療というよりも、疼痛などに対する緩和を目的とした治療が主となることが多い。今回、当院における肝細胞癌の対するRTの現状について報告する。 【対象】2008年~12年にRTを施行し...
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