セッション |
検索結果は10件です。
- 消化器がん化学療法における部分的脾動脈塞栓術の有用性
-
藤田 幹夫(神戸市立医療センター中央市民病院 腫瘍内科)
【背景・目的】消化器癌の化学療法対象症例は年々増加してきている。なかでも、高齢化等に伴う、臓器機能低下症例などはその対応に難渋する場合も多い。肝硬変に代表される脾機能亢進症例にがん化学療法を要する場合、さらなる血小板数減少の懸念から、積極的な治療に踏み切れない場合が少なくない。血小板数増加には脾臓摘出術を行う場合もあるが、切除不能癌症例には侵襲が大きく現実的とは言えない。しかし、部分的脾動脈塞栓術...
第100回近畿支部例会 >
- Stage0/I食道癌に対する根治的化学放射線療法と手術との比較検討
-
山本 幸子(大阪府立成人病センター 消化管内科)
【目的】StageI-III食道癌における標準治療は手術であるが、その侵襲は大きく、併存疾患を持つ方には適応できない場合がある。一方化学放射線療法(以下CRT)は手術に比べ低侵襲で、より広い対象に適応可能である。今回、Stage0/I食道扁平上皮癌に対するCRTの成績を手術と比較して検討した。【方法】cStage0/I (食道癌取扱い規約第10版cT1N0M0)食道癌のうち、1995年2月から20...
第100回近畿支部例会 >
- 抗血栓薬内服症例における胃ESD後出血に対するリスク因子とその治療戦略
-
竹内 利寿(大阪医科大学第二内科)
背景:脳血管疾患や心臓病の増加に伴い、抗血栓薬内服症例に対する内視鏡検査も度々経験される。近年、生検などの低侵襲な処置では、抗血栓薬を中止せずに行っても後出血のリスクは低いことが示されている。しかし内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの高侵襲な処置に対しては一定の見解はない。 目的:抗血栓薬内服症例に対する胃ESD後潰瘍からの後出血のリスク因子を明らかにし、その予防法を検討する。 方法:胃腫瘍に対...
第100回近畿支部例会 >
- 大腸癌イレウスに対する術前金属ステント留置術の有用性についての臨床的検討
-
恩田 紗緒里(守口敬任会病院 消化器内科)
【背景】消化器癌に対する治療選択肢は多岐にわたり、基本的には癌の進行度に応じて適応が検討される。大腸癌イレウスに対する治療は、経肛門的イレウス管留置から保険適応により術前金属ステント留置術が新たな選択肢として普及しているが、その適応や有用性の検討については、十分な議論されていない。 【目的】当施設では、大腸癌イレウスに対して気管支用Spiral Stentを用い、2011年11月以降はWal...
第100回近畿支部例会 >
- 他臓器癌合併を念頭においた食道表在癌治療戦略
-
中野 貴博(京都第一赤十字病院 消化器内科)
【目的】食道癌には他臓器癌合併が多いことは広く知られている。今回ESDを行った食道表在癌症例の中長期成績を検討し、その有用性を明らかにするとともに、併存疾患の合併が予後にもたらした影響を解析する。【方法】京都第一赤十字病院消化器内科において、食道ESDを行い、術後3年以上経過(2006年3月~2010年10月)した表在型食道癌78症例-93病変(男性75例、女性24例)。ESDの成績及び術後の経過...
第100回近畿支部例会 >
- 透析患者における胃腫瘍への粘膜下層剥離術の現状とその問題点
-
曽我 幸一(西陣病院 消化器内視鏡センター)
【背景・目的】日本透析学会によると、2011年末で透析患者は30万人に達し、現在も増加している。今後も増加する透析患者における内視鏡治療への対策は知っておくべき事項である。今回当院透析患者における胃腫瘍への粘膜下層剥離術(ESD)の現状と問題点を報告する。【検討】2003年2月から現在まで維持透析患者にESD施行した8名、10例を検討した。平均年齢は74.2(65-88)歳、男女比は7:1、基礎疾...
第100回近畿支部例会 >
- 耐術能不良な食道癌症例の治療戦略
-
相原 洋祐(奈良県立医科大学 第三内科)
【はじめに】2012年の日本癌治療学会・食道がん診療ガイドラインで、StageIII/III症例には外科的切除が治療の第一選択となっているが、併存疾患のために耐術能不良な症例には、放射線化学療法(CRT)や放射線療法(RT)が行われている。そこで今回、当科における耐術能不良な食道癌症例に対する治療の現状を総括し、その問題点を検討した.【対象】対象は2005年4月から2011年5月までに外科的手術適...
第100回近畿支部例会 >
- 慢性腎臓病合併胃癌患者に対する胃切除術の短期長期成績
-
松本 壮平(奈良県立医科大学 消化器・総合外科)
【背景と目的】慢性腎臓病(CKD)患者は増加しており、CKD患者が胃切除術を受ける機会も増えている。腎不全患者の手術リスクは高いとされており、CKD合併胃癌手術の治療成績を検討した。【対象と方法】1997から2011年までにR0手術を施行した胃癌患者で、CKD患者を糸球体濾過量(GFR)<29mlの高度低下(A群)47例(うち透析中21例)、30<GFR<59mlの中等度低下(B群)128例、GF...
第100回近畿支部例会 >
- 抗血栓薬休薬下大腸癌症例に対する手術治療戦略
-
増田 勉(健生会奈良大腸肛門病センター)
【はじめに】近年人口の高齢化に伴い、重篤な血栓塞栓症が増加し、抗血栓療法を受けている患者数が増加している。坑血栓薬の休薬には一定の血栓塞栓症発症リスクが存在する。このような症例に対する消化器外科手術、特に消化器癌手術の際には当センターも含めて多くの医療機関で、術前後抗血栓薬を休薬した状態で手術が施行されているのが現状である。【目的】当センターにおける血栓塞栓症をきたしやすい基礎疾患を有し、抗血栓療...
第100回近畿支部例会 >
- 高齢者大腸癌症例に対する腹腔鏡手術の検討
-
向川 智英(奈良県立奈良病院 外科)
【目的】併存疾患を有することが多い高齢者大腸癌症例に対する腹腔鏡手術の妥当性についてretrospectiveに検討した。【対象と方法】2008年1月~2013年10月までに腹腔鏡手術を行った65歳以上の大腸癌症例143例を、64~74歳の前期高齢者71例(A群)、75~84歳の後期高齢者62例(B群)、85歳以上の超高齢者10例(C群)に分けた。これらの臨床病理学的特徴と手術成績、術後合併症につ...
第100回近畿支部例会 >
|