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検索結果は10件です。

進行再発食道癌に対するS-1+CDDP併用化学放射線療法(第II相臨床試験)の治療成績
小谷 大輔(北九州市立医療センター消化器内科)
【背景】進行再発食道癌に対する化学放射線療法(以下,CRT)における併用化学療法としては,FP療法が標準治療とされている.しかし,その治療成績は良好とは言えず,またCDDP投与に伴う腎機能障害や忍容性が問題である.当科では2011年11月よりS-1+CDDP併用化学放射線療法の前向き第II相臨床試験を施行しており,その登録状況ならびに現時点での治療成績を報告する.
【方法】対象は年齢20-9...

第102回九州支部例会

ステント留置後の切除不能高度進行大腸がんに対してベバシズマブ併用化学療法を行った4例の検討
隅田 頼信(九州医療センター消化器科, 九州医療センター臨床研究センター)
2012年大腸悪性消化管狭窄に対して、姑息的あるいは術前の狭窄解除目的で内視鏡的ステント留置術が保険収載され、多くの施設で行われるようになった。しかし、ステント留置前後の化学療法の安全性は明らかとされていない。さらに、大腸癌の標準的な治療薬としてベバシズマブ(Bmab)の有効性は広く知られているが、一方でステント留置後Bmab併用化学療法が穿孔リスクを上げるとの報告もある。今回、我々は、切除不能進...

第102回九州支部例会

肝動注化学療法時の消化器症状に対する六君子湯の有用性に関する検討
岩切 久芳(宮崎大学医学部内科学講座消化器血液学分野)
【目的】進行肝細胞癌に対する加療法の一つとして肝動注化学療法が挙げられる。同加療は用量が少ないもののシスプラチン(CDDP)を連日投与するレジメンが一般的である。当科ではCDDP:10mg/day+5-FU:250mg/dayを週5日間、連日投与するlow dose FP療法を行っている。制吐剤適正使用ガイドライン上、CDDPは高度催吐性リスク薬剤に分類され、用量に関わらず制吐剤としてDexame...

第102回九州支部例会

食道癌術後再発・切除不能例に対する2nd/3rd lineとしてとしてのDocetaxel/CDDP/5FU併用療法
内門 泰斗(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科)
(はじめに)食道癌の術後再発例,切除不能例に対する化学療法の2nd/3rd lineとしてさまざまな併用化学療法の報告が散見されるが, 5FU+CDDPを上回る利点はいまだ証明されていない.今回,当科において施行されたDocetaxel+CDDP+5FU療法(DCF療法)について検討した.(対象)術後再発例;18例(47%),切除不能例;22例(53%)の40例を対象とした.(結果)DFC療法の前...

第102回九州支部例会

大腸癌肝転移に対する術前化学療法症例における再発および予後因子の検討
坂本  快郎(熊本大学消化器外科, 熊本大学消化器癌集学的治療学)
【はじめに】近年の大腸癌に対する化学療法の発展に伴い、大腸癌肝転移に対する治療方針は変化しつつあり、予後改善を期待しての術前補助化学療法や切除不能症例のconversionが報告されている。【目的と対象】新規化学療法・分子標的治療を導入した2005年1月から2012年12月までに、術前に化学療法を施行後、肝切除術を施行した62症例の再発および予後因子を検討した。【結果】年齢中央値は65.5 (35...

第102回九州支部例会

カペシタビンによる重篤な腸炎の検討
柴田 義宏(県立宮崎病院 化学療法科)
Capecitabine(CAP)はフッ化ピリミジン系経口抗がん剤であり、本邦では手術不能・再発乳癌に対して2003年4月に承認された。消化器癌に対しては2007年12月に結腸癌における術後補助化学療法、2009年9月に切除不能進行・再発結腸直腸癌に対して追加承認された。2011年2月には切除不能進行・再発胃癌に対しても承認された。重篤な有害事象として下痢からの脱水症状や手足症候群が知られている。...

第102回九州支部例会

中等度催吐リスクの消化器がん薬物療法に対する適切な制吐療法の検討
柴田 伸弘(宮崎大学医学部附属病院 がん診療部, 宮崎大学医学部外科学講座 腫瘍機能制御外科学分野)
【背景】各種ガイドラインにおいて中等度催吐リスクの薬物療法(MEC)に対する制吐療法は,Day1の5HT3受容体拮抗薬(5HT3RA)とDay1-3のデキサメタゾン(DEX)の併用が標準的である.
【目的】消化器がん薬物療法における当院の制吐療法の実施状況とその効果を検証する.
【対象と方法】2010年1月-2012年12月に宮崎大学医学部附属病院で中等度催吐リスクの薬物療法(MEC)...

第102回九州支部例会

「当科における切除不能食道癌に対する化学放射線療法の検討」
三宮 一朗(宮崎大学医学部付属病院 第一内科)
【目的】当科で化学放射線療法(CRT)を施行した切除不能食道癌の治療成績を明らかにする。【対象】2008年~2012年の5年間で当科でのCRTを施行した他臓器への転移を有さないcT4食道癌26例。【結果】cT426例は、年齢中央値69歳(51-80歳)、原発部位はCe/Ut/Mt/Lt 3/3/13/7, N1/N2/N3/N4 1/12/4/9(食道癌取り扱い規約第10版)であった。5例に前治療...

第102回九州支部例会

当科におけるにおけるEGFR抗体薬の使用経験と問題点
佐村 博範(琉球大学 消化器腫瘍外科)
2008年7月にCetuximab(Cmab)が発売され当初3rd line以降の患者で使用が開始され、当科でも同様に3rd line以降の症例に使用を開始した。その後2010年4月にはPanitumumab(Pmab)が発売され、Cmabとの使い分けに難渋しつつも同様に主に2nd,3rd lineに使用して来た。2009年にNCCN Guide Lineで1st lineにも適応が拡大され、当科...

第102回九州支部例会

進行・再発食道癌に対する1次化学療法の現状とフッ化ピリミジン・プラチナ併用化学療法後のドセタキセルとパクリタキセルの後方視的比較研究
白川 剛(国立病院機構九州がんセンター 消化管・腫瘍内科)
<背景>フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤の併用化学療法(F+P CTx)は進行・再発食道がんの1次化学療法として広く用いられている。タキサン系薬剤は上記ベースの化学療法不応例に対する効果が示されているが、2次化学療法の標準治療として確立されたものはない。 <目的・方法>F+P CTx後にドセタキセル(DTX) 60-70mg/sqm/q3wks,パクリタキセル(PTX) 80-100mg/s...

第102回九州支部例会