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検索結果は10件です。

Air CT Enteroclysis(バーチャル小腸内視鏡)
吉川 俊之(静岡県立総合病院・消化器内科)
【目的】空気を陰性造影剤として小腸に注入し、CTを撮像し、コンピュータープログラムにより全小腸の様々な画像(3D overview、dissection view、endoluminal view、etc.)を構築することができる。我々はこれをAir CT Enteroclysis (ACE)と呼び、小腸疾患の疑われる症例に対して積極的に施行している。本法により描出可能であった種々の病変を紹介し、...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

スパイラル内視鏡検査の安全性及び有用性に関する多施設共同試験
山田 篤生(東京大・消化器内科)
【背景】バルーン内視鏡の登場により従来観察困難であった小腸を観察することが可能となったが、実際には全小腸を観察する場合には相応の検査時間を要し、また困難例にも遭遇する。スパイラル内視鏡(以下SE)は、細径スコープと内視鏡に装着するオーバーチューブによって構成され、先端に螺旋状の突起が設けられたオーバーチューブを回転させることで小腸が短縮され深部挿入を可能にしている。我々は本邦におけるスパイラル内視...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

原因不明消化管出血の診断と治療
迎 美幸(北里大東病院・消化器内科)
【目的】原因不明の消化管出血(OGIB)の診断・治療成績と、内視鏡的検査法の意義を明らかにする。【方法】当院でOGIBの精査を目的としてシングルバルーン小腸内視鏡(SBE)やカプセル内視鏡(CE)を行った63例を対象とした。OGIB症例を、顕性出血が持続しているovert ongoing bleeding (A群)15例、顕性出血の既往があるprevious overt bleeding (B群)...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

原因不明消化管出血(OGIB)症例におけるカプセル内視鏡に対するダブルバルーン内視鏡の有用性の検討
鈴木 伸治(東京医歯大・消化器内科)
【目的】ダブルバルーン内視鏡(DBE)は高い診断能を有する検査法であり、小腸疾患の診断・治療に必須となっており、当科でも2004年9月より導入し、検査件数は650件を超えている。カプセル内視鏡(VCE)も小腸疾患の診断に有用であるものの、本邦では保険適応により限られた症例に対して施行されている。当科では2009年7月よりVCEを導入し、2010年10月までに69例施行している。2つの検査はそれぞれ...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

原因不明消化管出血の診断能向上および再出血防止に向けた新たな試み
橋本 真一(山口大大学院・消化器病態内科学)
【背景】原因不明の消化管出血(OGIB)に対する診断学はカプセル内視鏡(CE)およびダブルバルーン内視鏡(DBE)の導入により飛躍的に進展したが,現在でも再出血を繰り返し診断に苦慮する症例を経験する.当院では2008年より小腸を等張性緩下剤で拡張しDynamic CTを撮影するCT enteroclysis/enterography(CTE)を実施しており,日常診療における小腸検査法の一角を担って...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

拍動を伴う小腸血管性病変type 2a, 2b の診断・治療 ―検査タイミングの重要性―
坂本 博次(自治医大・消化器内科)
【目的】拍動を伴う小腸血管性病変(Yano-Yamamoto classification type 2a, 2b)は小腸Dieulafoy’s lesionが疑われ、近年その存在が報告されるようになっている。これらの病変は同定することが非常に困難であるが、我々は検査施行のタイミングが最も重要であると考え、検討を行った。
【方法】2000年9月より2010年12月の間に当科にてダブルバルーン...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

クローン病に対する内視鏡的拡張術と薬物療法による手術回避の可能性
本澤 有介(京都大・消化器内科)
【目的】Crohn's Disease (CD)に対する生物学的製剤や免疫調節剤の使用により腸管炎症のコントロールが可能な症例が増加しているが、一部の症例では腸管狭窄を合併し手術を余儀なくされている。近年、その狭窄に対して内視鏡的拡張術が行われるようになり患者QOLが向上している。しかしながら、拡張術を施行しているにも関わらず手術に至る症例が少なからず存在する。いずれの治療も手術回避が重要な課題で...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

小腸癌の診断と治療およびその問題点 -第72回大腸癌研究会:小腸癌アンケート調査の解析結果より-
衣笠 哲史(久留米大・外科)
(背景)小腸癌(空・回腸癌)は稀な疾患であるためその臨床像は不明な点が多い。最近では小腸疾患の診断にPETやダブルバルーン内視鏡・カプセル内視鏡などが導入され小腸癌の早期診断や質的診断が可能となってきた。しかし、治療に関しては未だ有効な治療方法は確立されていない。第72回大腸癌研究会の際に実施された小腸癌アンケート調査の解析結果をもとに問題点を検討した。(対象と方法)1995年から2004年までに...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

小腸腫瘍・腫瘍性疾患(SBT)の臨床的特徴、病変検出能、治療・予後の検討
大宮 直木(名古屋大・消化器内科)
【目的】ダブルバルーン内視鏡(DBE)、カプセル内視鏡(VCE)によりSBTの診断能、治療内容の向上が期待される。今回、SBTの臨床的特徴、病変検出能、治療・予後について検討した。【対象と方法】対象は2003年6月~2011年2月にDBEを施行した782例中、SBTを認めた166例(男/女=104/62、診断時年齢:56±18歳)。そのうちCT検査は127例、小腸X線検査は80例、VCEは105例...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療

消化管濾胞性リンパ腫における小腸内視鏡所見および臨床病理学的特徴
梁井 俊一(九州大・病態機能内科)
【目的】消化管濾胞性リンパ腫における小腸病変の内視鏡所見と病理学的特徴を検討する.【方法】当科および関連施設で診断された消化管濾胞性リンパ腫のうち,バルーン内視鏡(ダブルバルーンあるいはシングルバルーン内視鏡)またはカプセル内視鏡を施行した33例(男性17例,女性16例;平均年齢61歳)を対象とし,臨床病理学的特徴、t(14;18)/IgH-BCL2転座の有無、および内視鏡所見を遡及...

第53回日本消化器病学会大会小腸疾患の診断と治療