セッション

検索結果は12件です。

Introduction
菅野 健太郎(自治医科大学消化器内科)
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第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

診療ガイドライン作成方法
吉田 雅博(化学療法研究所附属病院)
1.診療ガイドラインとは何か?Clinical Practice Guidelines We Can Trust(Institute of Medicine)2011によれば,「診療ガイドラインとは,ある診療方法に関するエビデンスのシステマティックレビューによる情報と,それ以外の治療方法による利益と損害の評価との情報に基づいて作成され,患者に最適な治療を提供することを目的とした推奨が含まれた文書」...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

機能性消化管障害(FD)
草野 元康(群馬大学光学医療診療部)
機能性ディスペプシア(FD)診療ガイドラインは12名の作成委員(三輪洋人委員長),5名の評価委員(本郷道夫委員長),そして1人のオブザーバー(上村直実先生)で構成されている.2011年7月から2回のFD/IBS合同委員会を経て,2012年11月~2013年9月まで計7回のFD作成委員会が開かれた.委員会では63個のclinical question(CQ)を確定し(第1章:概念・定義・疫学13個,...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

過敏性腸症候群診断治療ガイドライン
福土 審(東北大学行動医学)
 過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome;IBS)の研究は国際的に長足の進歩を遂げ,新薬の開発も盛んである.日本消化器病学会では,以下の委員構成で作成作業,評価・監視を行った.<作成委員会>福土審,金子宏,秋穂裕唯,稲森正彦,遠藤由香,奥村利勝,金澤素,神谷武,佐藤研,千葉俊美,古田賢司,大和滋,<評価委員会>荒川哲男,藤山佳秀,東健,藤本一眞,峯徹哉,<オブザーバー>三...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

NAFLD/NASHガイドライン
渡辺 純夫(順天堂大学消化器内科)
生活習慣,食事習慣の欧米化の加速によりNAFLD/NASHの患者が著増している.NAFLD/NASHは,過食・運動不足などを背景にしたメタボリック症候群をベースにするものが多く,単純性脂肪肝から,肝硬変,肝がんまで幅広い病態を含む.検診などで脂肪肝と診断される患者数は増加していて,成人人口の30~40%が脂肪肝と指摘される.これは欧米だけでなく,本邦においても公衆衛生上の大きな脅威になりつつある....

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

大腸ポリープ診療ガイドライン
斉藤 裕輔(市立旭川病院消化器病センター)
日本消化器病学会で「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成することが決定し,2011年7月1日にガイドライン委員会 第1回統括委員会が開催され,作成要領の確認が行われ,我々も作業を開始した.
「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成委員会の構成員は,田中信治(委員長),斉藤裕輔(副委員長),松本主之,松田尚久,岩尾 泰,五十嵐正広,鈴木康元,西田 博,渡邉聡明,菅井 有,評価委員会の構成員は,杉原健...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

完成間近のGERD(胃食道逆流症)ガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状
岩切 勝彦(日本医科大学千葉北総病院消化器内科)
胃食道逆流症(GERD)診療ガイドラインは2007年までの文献エビデンスに基づく初版が2009年に発刊された.初版から4年間が経過しGERD診療に関する新たな文献エビデンスが多数報告されていることからガイドラインの全面的な改訂が必要となり,改訂作業が行われている.今回の改訂の主な内容は,2007年以降に発表された本邦および海外からの多くの有用なエビデンスを加えることである.主なエビデンスとしては,...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

消化性潰瘍診療ガイドライン
佐藤 貴一(自治医科大学消化器内科)
消化性潰瘍診療ガイドラインの改訂が,2012年に開始された.作成委員会は,委員長以下,10名の委員により構成される.評価委員会は,委員長以下,5名の委員で構成される.
胃潰瘍,十二指腸潰瘍について,クリニカルクエスチョンを作成した.その数は,合計93で,疫学・病態に関するCQが9,治療に関するCQが53,これら以外のCQが31である.新規のCQは,出血性潰瘍が,抗凝固,抗血小板薬服用例の内科...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

炎症性腸疾患診療ガイドラインの改訂と新規作成
上野 文昭(大船中央病院)
日本消化器病学会によるクローン病診療ガイドラインは,厚生労働省難治性腸管障害に関する調査研究班(渡辺班)の協力の下に開発され,2010年4月に刊行された.その後追加承認された新しい治療法を含めた追補改訂版が2011年10月に公開され,さらに英文版が学術誌に掲載された(J Gastroenterol 2013;48:31-72).本ガイドライン改訂にあたり,潰瘍性大腸炎も含めた炎症性腸疾患ガイドライ...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

肝硬変診療ガイドライン改訂作業の現状と展望
福井 博(奈良県立医科大学消化器・内分泌代謝内科)
GRADEシステムに基づく改訂肝硬変診療ガイドライン(GL)の作成経過について報告する.改訂GL作成のためのCQの見直しを2012年12月までに行い,評価委員会に諮った上で2013年3月22日の第2回[改訂]肝硬変作成委員会で93問の改訂CQを確定した.6月7日の第3回委員会の時点で,ほぼすべてのCQについて一次選択作業が終了していたが,国際医学情報センターからの該当文献のPDF送付が大幅に遅れ,...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

胆石症ガイドライン第2版について
海野 倫明(東北大学消化器外科学)
胆石症ガイドラインは第1版が2009年9月に発刊され,すでに4年が経過したことになる.日本消化器病学会では5年以内の改訂を目標とし,第2版胆石症ガイドライン作成委員会が立ち上がり,田妻進委員長の元,2012年7月に第1回委員会を開催し,改訂作業を行っている.今回の第2版では,GRADEシステムを取り入れたのが第1版と大きな違いである.GRADEシステムとは,エビデンスの質と推奨の強さを系統的にグレ...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

慢性膵炎診療ガイドラインの改訂作業状況
下瀬川 徹(東北大学大学院消化器病態学)
慢性膵炎診療ガイドライン改訂委員会は,2012年9月に第1回改訂委員会を開催,12月21日に計65個のCQを確定し,文献テストサーチを経て,2013年より文献検索作業に入った.2013年5月までの文献出力件数はMEDLINE3,634件,医中誌2,454件,Cochrane13件であり,7月までに52CQに対して856件の文献が採択された.しかし,文献検索と管理を担当していた国際医学情報センター(...

第100回日本消化器病学会総会完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状