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検索結果は30件です。
- 当院におけるC型慢性肝炎に対するPeg-IFN/Ribavirin/Telaprevir 3剤併用療法の治療成績
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戸島 洋貴(前橋赤十字病院)
【目的】Genotype 1b型高ウィルス量の難治性C型慢性肝炎に対しPeg-IFNα2b(PEG-IFN)+Ribavirin(RBV)+Telaprevir(TVR)の3剤併用療法は高い治療効果が期待される一方で重篤な副作用の出現が報告されている。今回当院における3剤併用療法の治療効果と安全性について検討した。【方法】2012年1月から2013年3月までに治療を開始したC型慢性肝炎17例。内訳...
第328回関東支部例会 >
- 胃癌術後に発症した特発性腸腰筋出血の1例
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若松 喬(杏林大学 医学部 付属病院 消化器・一般外科)
症例は75歳女性。MU小彎領域の進行胃癌(分化型、5型)、cT2N1=Stage IIAの術前診断で胃全摘術予定であった。術前、下肢エコーにて深部静脈血栓を認めたため、抗凝固療法(ワーファリン21日間内服、手術4日前からヘパリン置換)を施行。手術は胃全摘術、D1+郭清、Roux-en-Y再建を行った。ヘパリンは術後第3病日から投与を開始した。第4病日、誤嚥性肺炎、急性呼吸不全を発症、人工呼吸器管理...
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- トリクロロエチレンの関与が疑われた腸管嚢胞性気腫症の1例
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須藤 拓馬(大森赤十字病院 消化器内科)
腸管嚢胞性気腫症は、腸管壁内に多数の気腫を生じる比較的稀な疾患である。原因は多岐にわたるが、慢性的なトリクロロエチレン暴露が原因とする報告も認める。今回我々はトリクロロエチレンの関与が疑われた腸管嚢胞性気腫症の1症例を経験したので報告する。 症例は36歳の男性。町工場で金属加工に携わっており、慢性的にトリクロロエチレンに暴露している環境で仕事に従事していた。平成25年6月半ばから下痢、腹痛が...
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- 上部消化管内視鏡検査が誘因となり剥離性食道炎を来した水疱性類天疱瘡の1例
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栗林 志行(群馬大学医学部附属病院 消化器内科)
【症例】60歳代、男性【主訴】全身の水疱と掻痒感【現病歴】4月初旬から皮膚の掻痒感が出現し、対症療法を行っていた。徐々に水疱が出現し、体動困難となり当院皮膚科に紹介入院となった。皮疹の性状から自己免疫性水疱性疾患が疑われ、同疾患は悪性腫瘍を併発することがあることから、上部消化管の悪性腫瘍検索目的に当科紹介となった。【経過】紹介翌日に上部消化管内視鏡検査を施行した。観察範囲に明らかな悪性腫瘍を疑わせ...
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- 閉塞性黄疸にて発症した後腹膜腫瘍に対しEUS-FNAが有用であった1例
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吉田 友直(自治医科大学 消化器肝臓内科)
【症例】75歳男性【現病歴】入院の1カ月前から右側腹部痛、食欲低下あり、前医を受診。黄疸および腹部超音波検査で腹部腫瘤を指摘されたため、精査加療目的に当科紹介入院。【入院時現症】上腹部に圧痛あり、10cm大の硬い腫瘤を触知した。【経過】血液検査ではT Bil 8.98mg/dl、D Bil 6.86mg/dl、AST 278mU/ml、ALT 372mU/ml、ALP 1138mU/ml、γGTP...
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- ポリスチレンスルホン酸カルシウム(CPS)が関与したと考えられる急性出血性直腸潰瘍の2症例
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植木 紳夫(東京労災病院 消化器内科)
症例1は80代女性。既往歴は逆流性食道炎、高血圧、高脂血症、心房細動、慢性腎不全、変形性膝関節症、便秘症、不眠症で内服加療されていた。現病歴は慢性腎不全急性増悪、うっ血性心不全で入院し、寝た切り状態であった。透析療法導入加療中の第16病日に鮮血便出現し出血性ショック状態となった。下部内視鏡検査で急性出血性直腸潰瘍(AHRU)と診断し内視鏡止血術を施行した。第21病日に再び出血認め内視鏡止血術を再施...
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- 貧血精査中に無症候性腸重積にて発見された小腸血管腫の1例
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寺井 恵美(大森赤十字病院 外科)
症例は25歳,男性.慢性的な鉄欠乏性貧血のため当院消化器内科を受診した.上部・下部消化管内視鏡検査では異常を認めず経過観察されていた.初診時のCT検査では異常を認めなかったが,3ヶ月後の定期受診の際に施行したCT検査にて小腸に腸重積様の所見ならびに腫瘤影を認めたため緊急入院となった.臨床的にはイレウスを呈していなかったため,絶食管理とした上で待機的に手術を行う方針とした.臍下のカメラポート,左下腹...
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- 術後7年で肝転移を来たした眼球脈絡膜悪性黒色腫の一例
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三浦 幸太郎(帝京大学 医学部 内科)
【症例】56歳、男性【現病歴】平成25年8月上旬より心窩部痛出現し同下旬より痛みは右季肋部に移動した。9月上旬に近医受診後当科紹介され、腹部超音波にて肝腫瘤認めため精査目的にて入院となった。【既往歴】平成18年 左眼球脈絡膜悪性黒色腫摘出術(他院)【入院時現症】意識清明、貧血・黄疸なし、胸部正常、腹部平坦・軟・右季肋部に圧痛を認める。【入院時検査所見】WBC 10100, Hb 14.8, Plt...
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- Stage4(CY1)の胃癌で術後長期生存をはたしている1症例
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徳山 信行(東京警察病院)
【症例】95歳女性【主訴】労作時呼吸困難【既往歴】2005年6月進行胃癌の診断で、CT上切除可能病変と考えられ、胃全摘D2郭清施行された。病理はStage4:T3(SE)N2(11/28)P0H0CY1M0 Por1であった。その後2年6か月TS-1内服し再発なく経過した。本人希望あり中止となっていた。【現病歴】2013年2月頃より労作時の呼吸困難を認め、増悪傾向であったため、3月当院を受診した。...
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- 化膿性尿膜管嚢胞を成因として汎発性腹膜炎に至った成人の1例
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川崎 圭史(旭中央病院 外科)
症例は80歳男性。2013年10月臍から下腹部にかけての疼痛が出現し、当院初診以後精査の予定となっていた。翌日、症状の急性増悪があり、当院救急外来受診した。著明な腹膜刺激徴候を認め、汎発性腹膜炎の状態であり、緊急開腹となった。術前のCTでは臍部から膀胱へ連続する膿瘍腔があり、膿瘍壁に石灰化像を認めた。また、腹水を中等量認めた。鑑別診断として魚骨の腸管穿孔による膿瘍形成や、化膿性尿膜管嚢胞が考えられ...
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