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検索結果は12件です。

難治性潰瘍性大腸炎に対するタクロリムス治療の手術回避効果とその背景因子に関する検討
松浦 稔(京都大大学院・消化器内科学)
【背景】当院では難治性潰瘍性大腸炎に対してタクロリムス(Tacrolimus;以下,Tac)による治療を積極的に行ってきたが,これらの治療が奏功せず手術に至る症例も少なからず存在する.今回我々は,Tac治療導入後の治療後経過をretrospectiveに追跡し,Tac治療の手術回避効果とその背景因子について検討した.【方法】対象は2001年4月から2011年3月までに当院にてTac投与を行ったステ...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

難治性潰瘍性大腸炎に対するタクロリムス経口投与の治療効果と限界
久松 理一(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】新たなにタクロリムスが承認され,難治性潰瘍性大腸炎に対する治療効果が期待されている.今回,難治性潰瘍性大腸炎に対する経口タクロリムスの有効性,安全性,および観察期間内における予後について検討した.【方法】2009年7月以降に当院にてタクロリムスを経口投与された難治性潰瘍性大腸炎38例を検討対象とした.平均投与期間は7.4ヶ月(0.3~18ヶ月),平均観察期間は11.6ヶ月(1~20ヶ月)で...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

重症潰瘍性大腸炎に対するHybrid Tacrolimus療法の試み
藤井 俊光(東京医歯大・消化器内科)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎に対して、以前よりシクロスポリン(CsA)が使用されてきたが、近年タクロリムス(Tac)、インフリキシマブ(IFX)が承認されこれまでより手術を回避できる症例が増えてきている。Tacは同じくCalcineurin inhibitorであるCsAより強力な免疫抑制作用を持つとされているにもかかわらず、これまで血中トラフ値の上昇に時間がかかり、特に重症例では病勢を抑えきれず薬...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

難治性潰瘍性大腸炎に対する内科治療の検討
古川 竜一(東邦大医療センター佐倉病院・消化器内科)
目的)各種新規治療薬の登場で従来外科治療の対象となった難治性潰瘍性大腸炎症例(UC)に対しても寛解導入が期待できるようになった。そこで、当科における難治性UCに対するTacrolimus(FK506)の治療成績を中心に検討すると同時に、cyclosporin持続静注療法(CsA)・infliximab(IFX)の成績と比較検討したので報告する。方法)当院難治性UCにCsA・FK506・IFXを使用...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

難治性潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ治療-初回投与の有効性が長期予後に与える影響-
田中 浩紀(札幌厚生病院・IBDセンター)
【背景と目的】インフリキシマブ(IFX)は難治性潰瘍性大腸炎(UC)における有用な治療オプションとなったが,有効例の特徴や長期治療成績は明らかにされていない.今回我々は,難治性UCに対するIFX初回投与の有効性が短期・長期予後に与える影響を検討した.【方法】2005年7月から2010年11月の間にIFXが投与された難治性UC 37例(男20/女17,平均年齢37.7歳,平均罹病期間4.6年,平均観...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

周術期死亡症例からみた潰瘍性大腸炎患者の手術のタイミング
内野 基(兵庫医大・炎症性腸疾患センター)
(目的)潰瘍性大腸炎(以下UC)術後の周術期死亡症例を検討し、内科的に治療中の患者で、特に注意を要する患者の、臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。(対象)2010年12月までに当科で手術を行ったUC:1275例で、対象期間中の周術期死亡症例は、22例(1.7%)であった。検討項目は1.非死亡群と死亡群の臨床的背景の違いを明らかにする。2.死亡群の周術期の経過を検討することである。(結果)いず...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

クローン病小腸狭窄に対するDBEを用いた拡張術の検討
別府 孝浩(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【目的】クローン病では腸管狭窄が問題となり、外科的手術は再発・再狭窄を考慮し可能な限り回避する事が望ましい。我々はクローン病小腸狭窄に対するEBDの有用性と安全性を明らかにすることを目的とした。【対象と方法】2003年から2011年に当科にてDBEを用いてEBDを施行したクローン病患者62症例を対象とした。EBD手技:FTS社製の処置用DBE 、拡張バルーンはBoston社 TTS balloon...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

クローン病小腸狭窄に対するダブルバルーン内視鏡(DBE)による内視鏡下バルーン拡張術(EBD)の有効性と限界
山田 弘志(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】従来、クローン病の深部小腸狭窄の治療法は手術のみであったが、DBE下EBDにより手術回避も可能となった。しかし、現状でも手術を回避できない難治症例の存在やEBD後再発が問題である。今回、DBE下EBDの有用性と限界について検討した。【対象と方法】2003年6月~2011年3月に当院でDBEを施行した小腸クローン病81例中、EBDや手術など狭窄解除を必要とする34例(男/女=7/ 27、年齢...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

クローン病腸病変に対するInfliximab術後投与例の検討
東 大二郎(福岡大筑紫病院・外科)
目的:クローン病に対する外科治療において術後再発は最も重要なテーマであり、再発防止の可否は外科治療に踏み切るタイミングにも影響をおよぼす。Infliximab(以下IFX)は短期的ではあるが術後再発防止効果も報告されており、術後の補助的治療として現在最も期待されている薬剤である。今回自験例から術後投与例の経過を検証しその有用性とともに外科治療のタイミングについて考察した。対象:クローン病腸病変に対...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

手術例からみたクローン病インフリキシマブ治療例の手術適応
小金井 一隆(横浜市立市民病院・外科)
インフリキシマブ(以下、IFX)はクローン病(以下、CD)の治療に有用である。一方、治療中に手術を要する例もあり、手術例からIFX治療例の手術適応を検討した。【対象】CD手術例中術前にIFXを3回以上使用した77例(男50例、女27例)で、小腸大腸型60例、小腸型12例、大腸型5例、CD発症時年齢平均22歳、手術時平均34歳であった。57例に計画的維持投与が行われていた。【方法】IFXの適応となっ...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

クローン病痔瘻病変に対するseton法とインフリキシマブ導入例の治療成績と臨床的特徴
辺見 英之(松島病院・大腸肛門病センター)
【目的】クローン病(CD)肛門病変のうちCD痔瘻病変は高頻度であり、再発を繰り返し難治性である。CD痔瘻病変に対するseton法施行例、インフリキシマブ(IFX)導入例における治療成績と痔瘻、腸管病変の臨床的特徴について検討した。【対象】CD痔瘻病変で来院しseton法を施行した122例を対象とした。症例は男女比96:26、平均年齢27.4歳(13~62歳、10代が33人)、平均罹患期間5.7年(...

第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング

福島 恒男(松島クリニック)
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第53回日本消化器病学会大会IBDの治療戦略 :内科治療の限界と外科治療へのタイミング