セッション

検索結果は10件です。

S3-01 学校検診におけるヘリコバクター・ピロリ感染症スクリーニング検査導入の試み
赤松泰次(信州大学内視鏡診療部)
【目的】Helicobacter pylori(以下HP)感染は本邦の人ロの約半数に認められることから感染者全員に除菌治療を行うことは医療経済上不可能である.しかし若年者での感染率は低く若年者をターゲットにしてHP感染のスクリーニング検:査を行い陽性者に対して除菌療法を行えば効率のよい疾病予防が可能と考えられる.以上のことから学校検診にHP感染のスクリーニング検査を導入することを提案してきたが本研...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-02 H.pylori除菌治療の小児への適応拡大
中山佳子(信州大学小児医学講座)
【目的】現在の保険制度ではH. rylσri(Hp)感染検査は消化性潰瘍の確定例に限られており内視鏡検査が容易でない小児では日常診療での制約が大きい.さらにPPIは「小児に対する安全性は確立していない」とされ必然的に小児の除菌治療はオフラベル使用である.小児の消化性潰瘍の診断において内視鏡検査前の非侵襲予防p感染診断の果たす役割また除菌治療の有効性と安全性につき検討した.【方法】検討1:対象は20...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-03 腹部症状に対するH.pylori除菌の有用性
高木貴久子(北海道大学大学院消化器内科学)
【目的】腹部症状は日常生活に支障をきたすことがあるためその改善はQOLの向上に寄与する.これまで機能性ディスペプシアへの除菌効果は検討されているが治癒期の消化性潰瘍患者などでは器質的疾患と直接結びつかない腹部症状を有する患者も多い.そこで腹部症状を有するHpylori感染症に対する除菌の有用性について腹部症状を定量的に評価できるGSRS(Gastrointestinal Symptom Ratin...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-04 胃過形成性ポリープに対するH.pylori除菌治療-除菌効果と長期成績-
光藤章二(京都府立医科大学消化器内科学)
【背景】われわれはポリペクトミー材料および外科的摘出材料を用いて胃過形成性ポリープのS期細胞をbromodeoxyuridine(BrdU)により標識しその増殖解析を行い病変の本質は嘱目上皮の増殖細胞帯の拡大であり体積の増大には間質の浮腫が大きく関与することそしてこれらの変化はポリープ発生のごく初期の段階から観察されることを本学会誌に報告した(JGastroenterol 29:559-56819...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-05 胃MALTリンパ腫に対するHelicobacter pylori除菌治療:遺伝子学的異常と長期予後を中心に
中村昌太郎(九州大学病態機能内科学)
【背景】胃MALTリンパ腫の第一選択治療法はH. pylori除菌であるが長期予後の検討は少なく除菌無効例や再燃例の特徴および治療方針は確立されていない.【方法】除菌治療を行った胃MALTリンパ腫104例(diffuse large B-cell lym-phoma[DLBCL]併存18例を含む:平均観察期間45ヶ月)を対象とし除菌無効例の特徴と臨床経過を遡及的に解析した.t(11;18)/API...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-06 組織学的胃炎が強い特発性血小板減少性紫斑病においてHelicobacter pylori除菌治療効果が期待できる
井上和彦(松江赤十字病院総合診療科)
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の胃粘膜状態からHelicobacter pylori(Hp)除菌効果を予測しうるかどうかを検討した.【対象と方法】ITP63例(男性26例女性37例26-95歳平均62.4歳)を対象とした.Hp感染診断はUBTで行ったまた可能な限り内視鏡検査を行い血小板数3万/iLl以上では体上部大鋸と前庭部大義から生検し組織学的胃炎をシドニーシステムに準じ評価した(none:...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-07 PTPN11の遺伝子多型によるHelicobacter pylori除菌治療受益者の絞り込み
安藤貴文(名古屋大学消化器内科学)
【目的】胃癌発生にはHε1∫cobμofθr〃。アf(H. pylori)感染が関わっており胃癌予防を目的としたH鯉。π感染者の除菌が検討されるべきである.CagA蛋白は胃上皮細胞に4型分泌機構によりH. pyloriから挿入された後SHP-2と結合して細胞の異常増殖がおこると考えられている.我々は除菌受益者を絞り込むことを目的としてSHP-2をコードする遺伝子PTPNI Iの多型と萎縮性胃炎胃癌...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-08 萎縮性胃炎胃ポリープの除菌治療についての検討
榊原真肇(愛知県がんセンター愛知病院・消化器科)
【目的】萎縮性胃炎の除菌の時期を明らかにする.【方法】早期胃癌125例進行胃癌48例胃炎575例(3親等以内に胃癌の家族歴のある(家族群)181例家族歴のない(非家族群)394例)胃ポリープ52例を対象とした家族群非家族群胃癌の3群に分けて萎縮の程度拡がりひだ腫大びまん性発赤について年特別に比較した.また3群の組織所見も検討した.さらに萎縮性胃炎胃ポリープの除菌を行いシドニー分類の組織所見の変化も...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-09 胃癌高リスク群に対する除菌治療後の2次癌発生予防に関する検討
塩谷昭子(川崎医科大学食道・胃腸内科)
目的:Japan Gast Study Groupの報告では早期胃癌内視鏡治療後の患者への除菌治療により2次癌の発生が有意に少ないことが報告された.一方われわれは有意に胃癌群および不完全型腸上皮化生を含む粘膜では除菌後に対照群と比較して胃体部小叩の炎症が残存し萎縮が改善しない例を有意に多く認めることを報告した(Int J Cancer 2007;15;121:1182).今回胃癌高リスク群に対して...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大

S3-10 胃粘膜萎縮がBMIと動脈硬化に与える影響
鳥巣剛弘(九州大学病態機能内科)
【目的】ヘリコバク憂心・ピロリ(HP)は様々な消化器疾患を引き起こすが近年消化管外病変を惹起することも報告されている.中でも心血管病変が注目されているが未だ一定の見解は得られていない.またHPの除菌により心血管病変に関わる体重が増加することが報告されているがHP感染とBody mass index(BMI)の関係を検討した疫学調査は少ない.そこで我々はHPや胃粘膜萎縮とBMIや動脈硬化との関連を検...

第94回日本消化器病学会総会H.pylori除菌治療の適応拡大