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検索結果は11件です。
- Nonalcoholic steatohepatitis (NASH)におけるCRPとレプチンの関連について
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田浦 直太(長崎大学医学部歯学部付属病院 第一内科)
【背景・目的】以前より我々は高感度CRP(hsCRP)とNAFLDの関連について報告してきた. 近年, CRPが動脈硬化の進展に関与していることが報告されている. 今回我々はNASHにおいてhsCRPが上昇する因子についての検討を行った. 【方法】2002年1月1日より2005年12月31日の期間, 当院において肝生検を行いNASHと診断した症例を対象とした.また、比較対象をC型慢性肝炎症例と肝機...
第087回九州支部例会 >
- 腹囲・肝機能・メタボリックシンドローム
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明石 隆吉(熊本地域医療センター ヘルスケアセンター)
【目的】 生活習慣病は成人のみならず若年者にも発症してきており、社会的問題となっている。今回メタボリックシンドローム診断基準の骨幹となっている腹囲と肝機能などの各因子が相関するか検討する。【方法】2005年4月1日~12月31日までに当センターの一泊ドック受診者につき、腹囲の増加と、BMI、血圧、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、GOT、GPT、γ-GPT、尿酸、血糖、HbA1...
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- 脂肪肝と肝移植
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江口 晋(長崎大学 大学院 移植・消化器外科)
生体肝移植においてドナーの脂肪肝は移植の時期、可能性を左右する因子となる。また、レシピエント側でもNASHへの肝移植、肝移植術後門脈閉塞での急性脂肪肝などを経験したので、脂肪肝と肝移植という視点からその関わりを検討した。当科で施行した生体肝移植54例のドナー、レシピエントにて検討した。(ドナー)ドナー年齢は中央値37(20-67)で男女比は27:27であった。術前のエコー、CTにてドナー脂肪肝が疑...
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- 民間薬による薬物性肝障害について
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久持 顕子(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科部門)
【背景】近年の美容や健康への関心は高まり,美容や健康増進目的でサプリメントや健康食品といった民間薬を生活習慣の一部として取り入れている人々は多数に及ぶ.インターネットの普及で個人輸入も簡単に行えるようになり,海外で健康被害の報告がありながら個人的に入手して服用する危険性が潜んでいることも事実である.また慢性疾患の改善を期待して,本来は疾患への治療効果はないとされる健康食品を服用した結果,肝障害など...
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- 糖尿病における脂肪肝の位置づけ
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織部 淳哉(大分大学 医学部 第一内科)
【目的】当科では,糖尿病患者で脂肪肝を有すると高血圧,高脂血症の合併がより高率に見られ,また糖尿病のコントロールに悪影響を及ぼすことを報告してきた.そのため,脂肪肝の診断と治療は糖尿病の治療戦略の中で重要である.脂肪肝の診断は腹部超音波検査でなされるが,ALTが基準値内である症例には検査されないことも多い.そこで,今回我々は,糖尿病合併脂肪肝とALTの関連やALTが正常である糖尿病合併脂肪肝の臨床...
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- 肥満者に見られる脂肪肝のない肝障害についての検討
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仲吉 朝史(豊見城中央病院 内科)
【目的】肥満は脂肪肝の原因としてよく知られているが、我々は脂肪肝のない肝機能障害も肥満者に多いことを報告してきた。今回は、人間ドック受診者を対象に肝炎ウイルス保有者と、脂肪肝、飲酒者を除いた群で、生活習慣病と肝障害との関連について検討した。【対象と方法】平成16年度、沖縄県総合保健協会の人間ドックを受診した11916人中(男性6748人、女性5168人)、HBs抗原およびHCV抗体が共に陰性、脂肪...
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- 健診者におけるNAFLDの検討並びに食事・運動療法の効果―医師・看護師・栄養士・理学療法士・薬剤師のチーム医療による治療効果―
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森田 恭代(清和会 長田病院 消化器科)
【目的】我が国でも食生活の欧米化に伴い 生活習慣病が増加しており、肝臓領域では非アルコー性脂肪性肝疾患(NAFLD)が注目されている。また、生活習慣病の指導に対して診療報酬の設定がなされている。そこで私共は健診者におけるNAFLDを中心に肝障害の原因検索とNAFLDに対する医師・看護師・栄養士・理学療法士・薬剤師のチーム医療による治療効果を検討した。【方法】私共は男性393名、女性610名の健診者...
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- 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と性差・加齢-肝脂肪沈着とウエスト周囲径・内臓脂肪蓄積を中心に
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江口 有一郎(佐賀大学 医学部 医学科 内科学)
【目的】我々はNAFLDにおける肝の脂肪沈着の程度が内臓脂肪蓄積量と相関することを明らかにした。メタボリック症候群の診断で内臓脂肪型肥満の指標として性差を加味したウエスト周囲径が用いられる。NAFLDにおいても病態に性差・加齢が影響を及ぼしていることが予想される。今回はNAFLDの肝における脂肪沈着とウエスト周囲径,内臓脂肪蓄積を中心に性・加齢による差異について検討を行った。【方法】対象は腹部エコ...
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- C型慢性肝炎におけるインスリン抵抗性・肝脂肪化の耐糖能障害や肝線維化に与える影響について
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成田 竜一(産業医科大学 医学部 消化器・代謝内科)
【背景】C型慢性肝炎は他の原因による慢性肝炎と比較し糖尿病が頻繁に観察されることが知られている。また、組織像として肝脂肪化が特徴として上げられる。糖尿病発症や肝脂肪化にはインスリン抵抗性の増大が重要な要因として挙げられているが、本邦では問題となるような肥満症例が少なく、実際に飲酒や肥満がどの様にインスリン抵抗性に関わってくるのか不明な点も多い。【目的】肝脂肪化やインスリン抵抗性の要因を調べ、肝線維...
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- NAFLD症例における脂肪酸代謝関連酵素の発現と治療による変化の検討
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国府島 庸之(九州大学 医学部 病態制御内科(第三内科))
[目的]近年、食生活の欧米化に伴い、肥満・糖尿病患者は著しく増加してきており、アルコール非摂取者においてこれらの肥満・糖尿病等を基礎疾患として発症するnon-alcoholic steatohepatitis (NASH)が更に注目を集めている。NASHの発症機序としてはtwo hit theoryが考えられているが、肥満とインスリン抵抗性を基盤とすること以外には、その分子学的な病態は不明な点が多...
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- Body mass index(BMI)別に見たHCV関連肝疾患の長期予後
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宇都 浩文(宮崎大学 医学部 消化器・血液学)
【背景と目的】生活習慣病の基本病態であるインスリン抵抗性やそれを惹起する内臓脂肪蓄積は慢性肝疾患の病態を進展させる因子として知られている。一般検診ではBMIがそれらの因子を簡便に推測できる方法の一つであり、BMIとC型慢性肝炎の病態進展との関連性も報告されている。本研究では、HCV持続感染者と既感染者をBMI別に比較して、BMIがHCV関連肝疾患の病態進展の予測因子となるかを明らかにすることを目的...
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