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検索結果は11件です。
- C型慢性肝疾患セログループ2型におけるPeg-IFNα2b・ribavirin併用療法の治療効果に寄与する因子の検討 -長崎肝疾患研究会(NASLD)による多施設共同研究-
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田浦 直太(長崎大学病院 消化器内科)
【目的】C型慢性肝疾患セログループ2型に対してPeg-IFNα2b・ribavirin併用療法を行うことで約70-80%のウイルス学的著効(SVR)が得られると報告されている。今回セログループ2型症例におけるSVRの予測因子について検討を行った。【対象・方法】長崎肝疾患研究会(NASLD)参加施設においてC型慢性肝疾患セログループ2と診断し、2005年12月より2009年5月までの期間Peg-IF...
第098回九州支部例会 >
- C型慢性肝炎に対するスタチン+EPAアドオン療法の効果
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国府島 庸之(国立病院機構九州医療センター 消化器内科・臨床研究センター)
【目的】C型肝炎感染肝では脂質代謝の異常を来しており、この変化はC型肝炎ウイルスの増殖に深く関連している。脂質代謝異常に基づく治療として、スタチンの併用がSVRを増加させるとの報告がなされている。我々は、2008年より標準的なPegIFN+RBV療法にピタバスタチンとEPA のアドオン療法を行っており、今回、それ以前に施行した標準療法とアドオン療法の治療効果について比較検討を行った。 【方法...
第098回九州支部例会 >
- C型慢性肝炎症例に対するペグインターフェロン+リバビリン48週間治療効果規定因子としてのIL28B遺伝子多型とHCV-Core70変異の解析
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渡邊 洋(福岡赤十字病院・肝臓内科)
【目的】Serotype1かつ高ウイルス量のC型慢性肝炎症例に対するペグインターフェロン+リバビリン(PEG-IFN+RBV) 48週間治療により約50%の症例にSVRが得られているが、その治療効果は様々な生体側、ウイルス側因子により規定されている.今回我々は、生体側因子としてIL28B遺伝子多型を、ウイルス側因子としてHCV-Core70変異を中心に解析したので報告する.【対象・方法】対象は20...
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- 自己免疫性肝炎に対する治療 -コルチコステロイド治療の有無による検討-
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有永 照子(久留米大学消化器内科)
【目的】自己免疫性肝炎(AIH)はコルチコステロイド(CS)による治療が標準的な治療である。最近のAIHは高齢化や急性肝炎様発症などが目立ち、治療の選択に苦慮することも少なくない。そこで、今回AIHに対する治療を調査し、CS治療群(CS群)とCS治療をしなかった群(non-CS群)の背景と転帰を比較検討した。 【対象と方法】当科及び関連病院のAIH 193例を対象とした。平均年齢は57.3歳...
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- B型慢性肝炎に対するラミブジン、アデフォビル長期治療の臨床経過に及ぼす影響
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姫野 克郎(姫野内科医院)
【目的】2007年からB型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤はエンテカビルが第一選択となっているが、2000年~2006年まではラミブジン、その耐性ウイルスに対してアデフォビルが投与され、10年を超える長期経過例も出てきている。今回はラミブジン(LAM)、アデフォビル(ADV)で治療された症例の経過を分析し、その長期的な治療効果について検討した。 【対象】大分B型肝炎研究会で県内の多施設から集...
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- ぺグインターフェロン少量隔週投与法は肝硬変、高齢者に対するC型肝炎の維持療法として有用性である
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山下 尚毅(新日鐵八幡記念病院 消化器科)
はじめに:最近ぺグインターフェロン(PEG-IFN)・リバビリン併用治療が無効のC型肝硬変に対するPEG-IFNα2a 90μg毎週投与法が肝発癌抑止に効果があると報告された。今回我々はC型肝炎の難治例である高齢者および肝硬変例に対しPEG-IFNα2a 90μg隔週投与法を施行し、肝機能検査値の顕著な改善を認めたので報告する。目的:PEG-IFNα2a 90μg隔週投与法の血清ALT値とAFP値...
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- インスリン抵抗性を示すC型慢性肝炎に対する食事・運動療法の有用性の検討
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岩根 紳治(佐賀大学付属病院内科)
【目的】C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)治療において、インスリン抵抗性(IR)は治療抵抗性要因のひとつであり、唯一治療開始前に介入しうる因子である。今回、治療前にIRを評価し、IRを有する群にIFN治療前に減量介入を行う前向き試験を行った。【方法】2007年7月~2009年5月に同意が得られた1型、高ウイルスのC型慢性肝炎62例(男性29例、平均年齢56歳、24-71歳)。HOMA-...
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- 原発性胆汁性肝硬変の病態に準拠した治療方針; 当科における後ろ向き解析
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小森 敦正(国立病院機構 長崎医療センター 臨床研究センター)
【背景】原発性胆汁性肝硬変 (PBC) の治療に際しては、肝内胆管障害のみならず、併存する肝細胞障害や自己免疫性肝炎 (AIH)の合併 (PBC-AIH overlap 症候群)を正確に評価した上で、Ursodeoxycholic acid (UDCA) を中心にして肝内壊死炎症反応を抑制する事が望ましい。【目的】PBCにおいて、1) AIHの合併および高度な肝細胞障害の併存は副腎皮質ステロイド(...
第098回九州支部例会 >
- HBV慢性感染患者に対する核酸アナログの発癌抑制効果の検討
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河野 聡(北九州市立医療センター内科)
【目的】核酸アナログによる肝細胞癌(以下HCC)発癌の抑制効果はいまだ定まっていない(Thursz M et al.Gut 2011;60:1025-1026.)今回、当院の核酸アナログ投与症例を用いてHCC発癌抑制効果の検討を行った。【対象および方法】核酸アナログを1年以上投与した患者のうち、投与開始1年以内のHCC発癌・他の悪性腫瘍の合併・他の疾患にて免疫抑制治療中の患者を除外した56名で解析...
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- 肝炎助成申請からみたB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療の現状
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熊谷 公太郎(鹿児島大学大学院 消化器疾患・生活習慣病学)
【背景・目的】肝炎対策基本法により鹿児島県では2010年5月からB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療が助成の対象となり、インターフェロン治療に対する申請よりも助成申請者数が飛躍的に増加した。この背景にはB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤の有効性が一因と考えられるが、治療効果が十分得られない患者も存在する。今回は、B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤治療の助成申請を更新した対象者を中心に...
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- Teprenone+PEG-IFN+ Ribavirin併用療法による治療効果の検討
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山口 東平(長崎大学病院 消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎のgenotype1型高ウイルス量症例に対する完全著効(sustained virologic response:SVR)率は約50%といまだ約半数の患者はSVRを得られない状況であり、そのためPEG-IFN+Ribavirin併用療法の治療効果を高める薬剤が検討されており、胃炎・胃潰瘍治療薬であるTeprenoneに抗HCV活性があるといわれている。今回我々は、Tepreno...
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