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検索結果は12件です。

高度進行食道癌の治療方針とその根拠
藤田 博正(久留米大・外科)
【始めに】久留米大学病院では1998年の集学治療センター開設以来、内視鏡的治療例を除く全ての食道癌を外科で治療してきた。その約半数が手術不可能であった。
【T4食道癌】気管、大動脈浸潤T4食道癌に対し、Informed Consent(IC)に基づいて患者が治療法を選択する臨床試験を行った。初回試験では術前化学放射線療法(CRT)と術後CRTを比較し(J Sur Oncol, 2005)、術...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

T4M0食道癌に対する治療戦略
三浦 昭順(がん・感染症センター都立駒込病院・外科)
【背景】T4食道癌は,初回治療に化学放射線療法(CRT)が第1選択となる.しかし,T3.5など診断の問題でCRT or 術前化学療法の選択について,隣接臓器との瘻孔などの全身状態の問題などで治療法の選択に苦慮することが少なくない.【目的】T4M0食道癌に対する当院での治療成績について検討した.【対象と方法】2000-10年までに当科でcT4M0食道扁平上皮癌と診断,初回治療として手術療法を選択しな...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

高度進行食道癌に対するDocetaxel/CDDP/5-FU/放射線同時併用療法(DCF-R)の治療成績
樋口 勝彦(北里大・消化器内科)
【目的】他臓器浸潤(T4)や遠隔リンパ節転移(M1 LYM)を伴う高度進行食道癌に対しては手術成績が不良であり,5-FU/CDDP(FP)による化学放射線療法が標準治療と考えられている。しかし,CR率は15-33%,MST 13月,3年生存率27%と報告されており,治療成績の向上には新たなレジメンの開発が必要である。Docetaxel(DTX)は放射線の増感作用を有し,化学放射線療法に併用すること...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

T4食道癌に対する治療戦略
猪瀬 崇徳(群馬大大学院・病態総合外科学)
【目的】他臓器浸潤を来した高度進行食道癌は、通常初回治療として手術を選択せず化学療法(CT)や放射線療法(RT)を用いた集学的治療が必要となる。cT4食道癌症例について検討し報告する。【対象と方法】(1)1998年以降に当科で治療を行った初回診断時にcT4の食道癌105例。(1-1)初回治療で化学放射線療法(CRT)群、RT群、CT群に分類。また奏効群(CR+PR)、非奏効群(SD+PD)に分類し...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

局所進行食道癌に対する治療法の選択と導入化学療法の意義
渡邊 雅之(熊本大・消化器外科)
【目的】局所進行食道癌に対する治療法の選択、特に食道切除の有用性と導入化学療法の意義を明らかにする。【対象および方法】2005年4月~2011年12月のT4またはT4疑い症例78例を対象とし治療法と予後について検討。治療方針は化学放射線療法(CRT)を基本とし、遺残・再燃例で切除可能であればサルベージ手術を施行。2008年4月以降、40Gy時に中間評価を行い腫瘍の遺残に対しては切除を施行。2008...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

T4食道癌に対する化学放射線療法の意義
阿久津 泰典(千葉大大学院・先端応用外科学)
[はじめに]当科では遠隔転移のない切除不能T4食道癌に対しては化学放射線療法(CRT)を第一選択とし,ダウンステージングとその後の切除を目指している.そこで, T4食道癌に対するCRTの治療成績を検討し,CRTの耐性予測因子としてのCOX2の発現の意義を検討した.
[対象と方法][CRTは5-FU(500mg/m2 day0-4), CDDP(15mg/m2 da...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

当科におけるclinical T4(AI) 食道癌に対する治療成績
小坂 隆司(横浜市立大・消化器・腫瘍外科)
背景:clinical T4食道癌は食道癌治療ガイドラインで化学放射線療法・放射線療法が主たる治療法とされているが、加療後に局所が切除可能と判定されれば手術に踏み切る場合もある。特に加療後にcT3と判定され切除可能となった症例に対して切除を行うのか化学療法を継続するのかは、判断に苦慮することが多い。方法:2000年4月から2011年12月に当科において治療を行った食道癌症例698例のうち、cT4(...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

食道癌遠隔転移例に対する化学放射線治療の意義
佐藤 康史(札幌医大・4内科)
【目的】遠隔転移を伴うStageIVb食道癌症例に対しては,有効な治療法はなく全身化学療法を施行することが一般的である。一方,食道狭窄や痛みを有する症例,大動脈や気管枝への穿孔を起こす可能性のある症例に対して,化学放射線療法(CRT)は局所制御を目的とする治療オプションとして行われることがある。しかしながら,このような高度進行食道癌に対するCRTの臨床的意義の明らかでない。そこで今回、当科において...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

臓器転移を伴うStageIVB食道癌に対するmultimodality therapyの治療成績についての後方視的検討
佐川 保(国立北海道がんセンター・消化器内科)
【背景】臓器転移を有するStageIVB食道癌に対する治療としては症状緩和目的として化学療法または放射線治療などのsingle-modality therapy施行されることが一般的であり、その予後は非常に不良である。局所進行食道癌に対する化学療法、放射線療法、手術療法などからなるmultimodality therapyの有用性は確立されているが、臓器転移を有するStageIVB食道癌に対しての...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

高度進行食道癌に対する集学的治療の意義と問題点
下地 英明(琉球大大学院・消化器・腫瘍外科学)
【目的】prospective cohort studyの解析から、cT4や高度リンパ節転移を有する高度進行食道癌に対する集学的治療の意義と問題点を明らかにする。【方法と対象】2002年より、cT4症例をCategory-2、非cT4高度リンパ節転移例をCategory -3、上記以外をCategory-1と分類し、Category-1には切除±NAC、Category-2には導入化学療法(CT)...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

一次治療が無効になった進行再発食道癌に対するネダプラチンを用いた化学療法
仁科 慎一(近畿大・腫瘍内科)
【目的】進行再発食道癌に対する一次治療として、シスプラチン(CDDP)と5FUの併用療法が標準とされ広く行われている。食道癌に有効な薬剤として、ドセタキセル(DTX)、パクリタキセル、イリノテカンなどがあるものの、二次治療として確立されたものはない。ネダプラチンは第二世代の白金化合物であり、単剤でも高い治療効果が期待されている。二次治療もしくは三次治療におけるネダプラチンを用いた化学療法の効果及び...

第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略

塩崎 均(近畿大・外科)
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第54回日本消化器病学会大会高度進行食道癌に対する治療戦略