セッション

検索結果は12件です。

消化器癌患者の緩和医療(ケア)
下山 直人(東京医大病院・緩和医療部)
消化器癌患者は、痛みをはじめとして、消化管閉塞による嘔気・嘔吐、腹水などによる腹部膨満感などの身体的苦痛、うつや不安などの精神的な苦痛、社会的苦痛に加え、スピリチュアルな苦痛を持っていることが多い。緩和医療(ケア)は、それらに対する全人的な苦痛緩和を目的とした医療である。本ワークショップにおいては、消化器癌の痛みをはじめとした苦痛症状の病態生理、その対応について述べる。がん患者の痛みに対しては、1...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

当院における消化器癌に対する緩和ケアチームの支援状況
木村 祐輔(岩手医大・外科)
【はじめに】2007年に施行されたがん対策基本法、およびがん対策推進基本計画において、がん治療の初期段階からの緩和ケアの実施が重点的に取り組む課題の一つとして位置づけられた。当院では2009年に都道府県がん診療連携拠点病院の認定を受け、緩和ケアチームによるコンサルテーション型のがん診療支援を行ってきた。今回、当チームにおける各種消化器癌に対する支援状況を報告する。【方法】2007年6月~2012年...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

緩和ケア専門施設における消化器癌に対する緩和ケアの現状
日下部 俊朗(東札幌病院・内科)
【目的】当院は癌の診断、治療、緩和医療までを一貫として行う、緩和ケア病棟2病棟58床を含む243床の癌専門病院である。今回、緩和ケア専門施設における消化器癌に対する緩和医療の現状および症状マネジメントについて検討したので報告する。【方法】対象は平成23年1月1日から同年12月31日までの1年間に悪性腫瘍で死亡した808名のうち消化器癌で死亡した287名(35.5%)である。検討項目は癌による症状お...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

演題取り消し
 
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第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

消化器癌末期患者の栄養状態と予後に及ぼす栄養療法の意義―特に死亡患者を対象として
間崎 武郎(日本大・総合外科)
【目的】食事摂取患者と禁食患者とでは、禁食患者の方が死亡率は高く食事摂取の重要性が報告されている.しかし,在院死亡した癌末期患者に関する栄養療法の報告は少ない.今回,我々は癌末期患者の栄養状態と栄養療法の効果を検討した.【方法】対象は2010年の1年間に,軽快退院した癌患者27名(生存群)と死亡退院した61名(死亡群).検討因子は,年齢・性別・BMI・在院日数・ICU在院歴・合併症(DM・肺炎・感...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

緩和ケア病棟から自宅への退院の予測因子の探索
三浦 智史(国立がん研究センター東病院・緩和医療科・精神腫瘍科)
【背景・目的】
 一般住民はがん終末期において余命半年であれば63%は在宅療養を希望し、11%は最期を自宅で迎えたいと希望するが、がん患者の在宅死亡率は8.3%(2009年)に過ぎない。本研究では、緩和ケア病棟から自宅への退院の予測因子を探索することを目的とした。
【方法】
 2010年10月1日から2011年9月30日に当院緩和ケア病棟に入院した120名の消化器がん患者について...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

緩和医療としての逆流防止機能付き食道ステントの治療成績
隅田 頼信(北九州市立医療センター・消化器内科)
【目的】食道・胃噴門部悪性狭窄や食道気管支瘻孔形成例の緩和的食道ステント(ES)留置術は,重篤な偶発症の予防が望まれている.近年保険承認された逆流防止機能付きESの当院採用前後での治療成績につき比較検討した.【方法】対象は1999年~2012年3月までに緩和医療目的でcovered ESを留置した食道・胃噴門部悪性狭窄91例(男/女=76/15,年齢中央値68歳).2010年3月以前の既存ES留置...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

胃十二指腸ステント留置の緩和医療における役割
佐々木 隆(東京大・消化器内科)
【目的】胃癌および胆膵癌を中心とした消化器癌では、癌の進行に伴ってしばしば悪性胃十二指腸閉塞を併発する。消化管閉塞を伴うと、嘔気・嘔吐などの症状が出現し、QOLが著明に低下してしまう。現在このような悪性胃十二指腸閉塞に対して内視鏡を用いた消化管ステント留置が普及しつつある。そこで胃十二指腸ステント留置の緩和医療における役割について考察する。【方法】対象は、当院および関連施設において、悪性胃十二指腸...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

悪性大腸狭窄に対する緩和的アプローチ:人工肛門造設よりも金属ステントの留置を
斉田 芳久(東邦大医療センター大橋病院・外科)
【目的】当院では消化器外科医を中心とした緩和チームを立ち上げ院内の横断的緩和ケアを行っている。消化管閉塞症状に対しては酢酸オクトレオチド投与と共に胃瘻やバイパス手術などを積極的に行っている。比較的頻度の高い根治的手術の適応でない悪性大腸狭窄の緩和医療としては、従来開腹による人工肛門造設術行われていたが、最近は内視鏡的にself-expandable metallic stent(EMS)を留置して...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

上下部消化管悪性狭窄に対するステント留置術
白鳥 俊康(亀田総合病院・消化器内科)
【はじめに】本邦でも悪性消化管狭窄に対するステント留置術が保険収載され広く普及しつつある.今回,当施設における悪性消化管狭窄に対するステント留置術の成績を上下部に分け検討しその結果を報告する.【対象】2009年2月~2012年2月までに施行した臨床症状を有する悪性消化管狭窄77症例.上部は59例(消化管原発癌33例,非消化管原発癌による直接浸潤・播種26例),下部は18例(結腸癌14例,非結腸癌に...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

超音波内視鏡ガイド下腹腔神経叢ブロックの長期成績
土井 晋平(岐阜大・1内科)
【背景】超音波内視鏡ガイド下腹腔神経叢ブロック(以下CPN)の普及に伴いその有効性・安全性は高く評価されるようになってきたが、既存の報告は効果判定を術後ワンポイントでのみ行うものが多く、長期的な有効性に関して十分なエビデンスが得られているとは言えない。【目的】CPN施行後の長期観察成績について報告する。【対象・方法】2003年4月から現在までに当院および関連施設においてCPN関連手技を施行し死亡時...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療

癌性腹水を伴う胃癌腹膜播種に対するCART(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)の臨床的意義
北山 丈二(東京大・腫瘍外科)
【目的】胃癌腹膜播種に対しS-1+Paclitaxel腹腔内投与を行い良好な成績を報告してきた。今回,多量の癌性腹水を伴う症例に対してCARTを施行、その臨床的意義を検討した。【対象】2010年4月~2011年7月までP1胃癌に対し腹腔内化学療法を開始した症例のうち,癌性腹水に対してCARTを施行した23例。【方法】腹腔穿刺により1~2L/hrの速度で腹水を採取,Pore size 0.3μm f...

第54回日本消化器病学会大会消化器癌に対する緩和医療