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検索結果は12件です。

臓器移植法改正前後における脳死肝移植症例の検討
小林 省吾(大阪大大学院・消化器外科学)
【背景】臓器移植法の改正以後、本邦の脳死肝移植数は増加している。現状における様々な問題点や今後の展望を検討するため、教室における脳死肝移植待機状況および肝移植施行例の検討を行った。【患者】教室における脳死肝移植登録数は2000年の初登録から2011年12月までで202名であった。脳死肝移植症例は法改正(2010年7月)以前では約10年で成人8例、小児1例であり、法改正後の1年半では成人2例、小児1...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

脳死肝移植待機患者の診療体制からみた臓器移植法改正の影響
山敷 宣代(東京大・臓器移植医療部, 東京大・消化器内科)
【目的】臓器移植法改正前後の脳死肝移植(DDLT)待機患者管理における変化について報告し,今後の方針を提案する.【方法】当院にて2011年12月までに脳死登録に至った112例を対象とし,法改正前後における診療の変化や転帰について検討した.【成績】2012年2月時点でDDLT実施は17例であった.劇症肝炎10例および急性グラフト不全3例は医学的緊急度10点(旧制度9点)で登録し,7例が中央値7(IQ...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

現行の臓器配分システムの問題点:原発性胆汁性肝硬変患者の待機死亡リスク
玄田 拓哉(順天堂大静岡病院・消化器内科)
【目的】脳死肝移植レシピエント登録患者の背景肝疾患が待機死亡に与える影響を検討した。【方法】1997年10月から2011年8月末までに日本脳死肝移植適応評価委員会において評価を受け、臓器移植ネットワークにレシピエント候補として登録された18歳以上の患者の中から劇症肝炎患者と再移植患者を除いた1056例を対象とした。適応評価委員会事務局データベースに登録された臨床情報と、臓器移植ネットワークに記録さ...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

新劇症肝炎肝移植ガイドラインの治療効果判定への応用
内木 隆文(岐阜大・消化器病態学)
【はじめに】劇症肝炎において血液浄化療法が発達した現在でも経過中における最適な移植の期日を同定することはいまだに困難であり,これは2008年に「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究班」にて改訂された新劇症肝炎肝移植ガイドラインを発表した後でも解決されていることでは決してない.このスコアリングの本来の意義は脳症発症時の死亡予測割合を明示することであるが,このポイントで表される死亡予測割合は,そのまま...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

演題取り消し
 
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第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

脳死肝移植に至らなかった提供事例と問題点
嶋村 剛(北海道大病院・臓器移植医療部)
【背景】1997年の臓器移植法施行後、2012年2月までに167例の脳死下臓器提供が行われた。これらのうち、2010年7月の法改正後の提供が約半数の81例となっている(法改正により年平均6.7例が51例に増加)。これにより脳死肝移植は現実的な治療選択肢となったが、その推進には多くの解決すべき点が残されている。【目的】摘出手術後に移植を断念した事例の検討から、今後の問題点について考察する。【対象】2...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

脳死肝移植におけるsplit liver transplantation症例の検討
伊藤 孝司(京都大・肝胆膵・移植外科)
【目的】改正臓器移植法が2010年7月より施行され、我が国における脳死肝移植数は約10倍に増加したが、未だ脳死登録してもドナー出現が無く、死亡する症例が多いのも現状である。Split liver transplantation(分割肝移植)はドナー不足を補う手法として広く欧米諸国で行われており、当科でも積極的に行ってきた。今回、当科における全肝移植症例と分割肝移植症例についてその成績を比較検討した...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

マイアミ大学における高齢ドナーを用いた脳死肝移植成績の検討
牧 章(山梨大・1外科, Miami Transplant Institute, University of Miami)
【目的】近年、米国では、ドナー不足を改善するために、高齢者や脂肪肝、心停止後ドナー等のExpanded criteria donorを用いた肝移植が積極的に行われるようになってきた。しかし、2004年を境に、高齢ドナーからの臓器摘出は減少している。そこで、高齢ドナー肝を用いた肝移植成績を検討し、グラフトの予後規定因子について考察した。【方法】マイアミ大学にて2002年から2006年に 施行された脳...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

来るべき高齢化社会における肝移植にいかに対応するか?-当院の肝硬変患者に対する肝移植成績からの推測
石上 雅敏(名古屋大・消化器内科)
【背景】今後我が国では高齢化社会を迎えることになり、肝硬変患者にも高齢者が増加することが予想される。2010年7月の改正臓器移植法の施行から2012年3月までで脳死下肝臓提供が69例(平均月3.45例)と飛躍的な伸びを見せているがまだまだ十分ではなく、貴重なグラフトの有効な分配法に対する考察として当院での肝硬変患者における成人間肝移植成績を検討、特に年齢につき焦点を当て検討した。【患者および背景】...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

医学生へのドナーアクション啓発活動の重要性
岩田 貴(徳島大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・医療教育開発センター)
【はじめに】移植医療のその技術はすでに確立されている。しかし臓器提供の実施は欧米と比較すると低迷状態にある。我々はドナーアクションと将来の移植医療従事者の確保を目的に、これまでに市民公開講座や医学部生に講義を行なってきた。今回、アンケート結果を解析し医学部生の移植医療に対する啓発活動が極めて重要であることを報告する。【対象と方法】医学科2年生を対象に「生命倫理」の90分講義2コマを行い、ドナーアク...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

韓国における脳死肝移植の現状
金 守良(神戸朝日病院・消化器科)
【はじめに】韓国の肝移植は2010年をとってみても1066例(生体824例、脳死242例)であり、人口比率調整すると生体は日本の6倍、脳死は12倍である。その現状、背景と要因について韓国臓器移植管理センター(Korean Network for Organ Sharing:KONOS)の年報と韓国臓器提供機構(Korea Organ Donation Agency: KODA)のデータを参考にして...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決

韓国の脳死肝移植事情
小中 節子(日本臓器移植ネットワーク)
わが国では、1997年10月に施行された「臓器の移植に関する法律(以下臓器移植法」の改正法が、2010年7月17日に施行された。主な改正点は、本人の臓器提供に関する生前意思が存在しなくても、家族の承諾により脳死下臓器提供が可能、即ち15歳未満の小児からの脳死下臓器提供が可能となったことと、条件はあるものの親族への優先提供が可能となったことである。 改正法施行後20ヶ月余りで改正法前と同数の86例(...

第54回日本消化器病学会大会臓器移植法改正後の脳死肝移植を如何に推進すべきか-新たな問題点とその解決