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検索結果は11件です。

早期胃癌に対する低侵襲な小開腹下幽門側胃切除術
日高 重和(長崎大学大学院 医歯薬総合研究科 腫瘍外科)
【目的】早期胃癌に対し我々は小開腹による幽門側胃切除術を行ってきた。小開腹下幽門側胃切除術成功例と従来開腹による幽門側胃切除術とを比較し早期胃癌の縮小手術としての意義を検討する。【対象と方法】早期胃癌症例43例に小開腹下幽門側胃切除術を施行した。上腹部正中に5cmの開腹創をOMNI-TRACT Retractors systemを用いて術野を確保し従来と同じ手術器具と手技にてリンパ節郭清を伴う幽門...

第080回九州支部例会

早期胃癌に対する腹腔鏡補助下幽門側胃切除術の適応と成績
能城 浩和(九州大学 臨床。腫瘍外科)
【はじめに】早期胃癌では内視鏡下胃粘膜切除術(EMR)の対象外となる病変のうちEMRが技術的に困難だった病変では腹腔鏡下胃局所切除や胃内手術の対象となるが、それ以外はリンパ節転移の頻度が無視できないゆえにリンパ節郭清を伴う胃切除術が選択される。今日多くの施設が低侵襲を目的としてこれを腹腔鏡補助下に施行しているのが現状である。【目的】当教室で行われた胃中下部の早期胃癌に対して術前推定深達度に応じたリ...

第080回九州支部例会

Insulated-tip diathermic knife (IT knife)を用いた粘膜内胃腫瘍に対する内視鏡的胃粘膜切除術(EMR)
吉田 元樹(熊本地域医療センター 内科)
【背景】Insulated-tip diathermic knife (IT knife)を用いた粘膜内胃腫瘍に対する内視鏡的胃粘膜切除術(EMR)は従来のEMR方法と比較し、一括切除率が向上し、胃癌治療ガイドライン上EMR適応とされていない20mm以上の病変に対しても切除可能との報告がされている。【目的】IT knifeを用いたEMRの根治度と適応について20mm以上の病変についても検討する。【...

第080回九州支部例会

当科における腹腔鏡補助下幽門側胃切除(LADG)の成績と展望についての検討
北島 吉彦(佐賀医科大学 一般・消化器外科)
【目的】早期胃癌に対する縮小治療の適応が、2001年胃癌治療ガイドラインにより決定された。この中で腹腔鏡下縮小手術は臨床研究として位置づけられいるため、その適応は施設によりいまだ様々である。我々の教室では、腹腔鏡補助下幽門側胃切除(LADG)を術前リンパ節転移(-)と評価された早期胃癌を適応に定め、これまで1999年5月より22症例に施行してきた。今回、当科におけるLADGの実際および成績をもとに...

第080回九州支部例会

早期胃癌に対する縮小治療の適応と実際
平井 郁仁(福岡大学筑紫病院 消化器科)
【背景と目的】近年,早期胃癌に対して腹腔鏡手術や内視鏡的粘膜切除術(以下,EMR)など縮小治療がさかんに行われている. ITナイフの登場で一括でより大きな切除が可能となり,病変サイズの面での適応は拡大しつつあるが,その普及は十分ではないのが現状である.当科では胃癌学会のガイドラインに則りEMRの絶対適応を20 mm以下でul(-)の分化型粘膜内癌としてきた.腹腔鏡下胃局所切除術(以下,LWR)はE...

第080回九州支部例会

Cutting法を用いた内視鏡的粘膜切除術の適応拡大と問題点について
宿輪 三郎(国立病院 長崎 医療センター)
近年、ITナイフ、細径スネア、Hookナイフを用いた内視鏡的粘膜切除術(Cutting-EMR)の導入により、従来外科的適応と考えられていた病変もEMR可能となり、内科外科境界の早期胃癌の概念も大きく変わりつつあり、EMRの適応基準と適応病変(内科領域の早期胃癌)について論じたい。【目的】Cutting-EMRの適応病変と適応拡大の問題点について検討する。【方法】1.2001年1月よりCuttin...

第080回九州支部例会

胃癌治療における内科・外科境界領域の検討
緒方 伸一(佐賀県立病院 好生館 内科)
内視鏡的粘膜切除術については近年,IT-EMRに代表されるcutting EMRの出現により適応拡大が進んできている.今回我々は手術症例のうちどこまでEMR適応が拡大可能であるかを検討するため、平成13年に行った外科的胃癌治療症例と、内視鏡的粘膜切除術についてはIT-EMRを導入した平成13年7月からの1年間の症例について検討を行った.94例の外科手術が行われており,早期胃癌は40例であった.m癌...

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早期胃癌に対する幽門輪温存胃切除の適応と評価
長谷川 修三(福岡大学筑紫病院 外科)
早期胃癌に対する幽門輪温存胃切除(P.P.G)の術後成績と適応について検討した。〈対象・方法〉1993年より2000年までに20mm未満,m,sm1を一応の適応基準として施行したP.P.G 52例は男女比 35/17で平均年齢 63.1歳であった。手術,術後評価としては無作為に選んだ幽門側胃切除(DG),B-I ,43例を対照群として、手術,術後評価(ダンピング症状,胆石発生,多発癌,再発の有無な...

第080回九州支部例会

内科・外科境界領域の早期胃癌に対する内視鏡的吸引粘膜切除術(EAM)
永井 敬之(大分県厚生連鶴見病院 消化器科)
【目的】胃癌学会から提出された胃癌治療ガイドラインにおけるEMRの適応病変と適応外病変に対するEAMの治療成績をもとに、内科外科境界領域の早期胃癌に対するEAMについて検討した。【対象】対象は1997年9月より2002年9月までの5年間で当院にてEAMを施行した早期胃癌104例、121病変。ガイドラインより、長径2cm以下の潰瘍を伴わない分化型の粘膜内癌を適応病変とした。【方法】EAMの方法は鳥居...

第080回九州支部例会

早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術と胃局所切除術の比較検討
山口 真三志(福岡大学 医学部 第三内科)
【目的】近年、QOLを考慮した早期胃癌の治療が提唱されている。内視鏡的粘膜切除術(EMR)の進歩に伴い、適応拡大が試みられている一方、EMRのよい適応でない例では胃局所切除術が行われるようになってきた。そこで、今回EMRと胃局所切除術を比較するために、適応と治療成績について検討した。【対象と方法】1994年1月~2001年8月に、当科でUl(-)の粘膜内癌と診断し治療した症例のうち、1年以上経過が...

第080回九州支部例会

リンパ節転移からみた早期胃癌の治療法選択基準の検討
中原 慶太(久留米大学 医学部 第二内科,消化器病センター)
【目的】早期胃癌のリンパ節転移に影響を及ぼす臨床病理学的因子を探索し、リンパ節転移からみた治療法の選択基準を検討する。【対象と方法】1994年から2001年までに外科的根治切除された早期胃癌422病変を対象とし、以下の項目について検討した。1)臨床病理学的なリンパ節転移危険因子の検討:リンパ節転移の有無を目的変数、年齢、性別、部位、肉眼型、腫瘍長径、組織型、組織多様性、潰瘍合併、脈管侵襲、深達度の...

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