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局所進行膵癌に対する治療成績の検討-borderline resectable症例とresectable症例の比較から-
青木 琢(東京大・肝胆膵外科)
【背景・目的】局所進行膵癌(borderline resectable症例)に対しては、切除と化学療法の併用による成績向上が模索されているが、化学療法のタイミングやレジメンに関し、定まった方針は確立されていない。当科では、膵癌発見後可及的速やかに切除を行い、術後原則としてGemcitabine(GEM)を用いた補助化学療法を行う方針を2002年以降とっており、さらに2008年以降は自己活性化γδT...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

当教室における局所進行膵癌に対する治療戦略
北郷 実(慶應義塾大・一般消化器外科)
通常型膵癌において根治が期待できる外科的切除後でも5生は15~20%に過ぎず集学的治療が必要である.当教室では術前治療として放射線化学療法(NACRT)と術後補助療法として門注療法(PI)を組み合わせた膵癌の治療を行っている. NACRTの適応は膵外浸潤陽性(JPS T3,T4)症例とし,5-FU 300mg/day(or TS-1 60mg/m2/day) day1-5/w x4w とHepar...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

Borderline resectable膵癌に対する術前放射線併用化学療法の有用性について
廣野 誠子(和歌山県立医大・2外科)
【目的】Borderline resectable膵癌は肉眼的に根治切除可能であっても、病理学的に癌遺残(R1)を認めることが多く、予後不良である。今回われわれはBorderline resectable膵癌に対し、R0を目指した術前放射線併用化学療法の安全性および有用性を検討する。【方法】Borderline resectable膵癌21例(≦180°のSMA周囲神経叢浸潤膵癌:7例,GDA根部...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

Resectable・Borderline Resectable膵癌に対するgemcitabine併用術前化学放射線療法
高橋 秀典(大阪府立成人病センター・消化器外科)
【緒言】近年,腫瘍と主要動脈(腹腔動脈,上腸間膜動脈,総肝動脈)との解剖学的位置関係から”Resectable(R)”症例,”Borderline Resectable(BR)”症例の概念が提唱され,それぞれに対し様々な集学的治療が試みられている.【目的】当センターではUICC-T3以上のR症例と主要動脈周囲への進展が比較的軽度(90°>)のBR症例に対しgemcitabine併用術前化学放射線療...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

T4局所進行膵癌に対する治療戦略
羽鳥 隆(東京女子医大・消化器外科)
【はじめに】局所進行膵癌である膵癌取扱い規約のT4膵癌では切除不能と判断されることも少なくなく,切除可能でもresectable膵癌とborderline resectable膵癌があり,各々の治療戦略を立てる必要がある.そこで,T4膵癌の治療成績について両者に分けて検討した.【方法】2000-2011年の肝転移,腹膜播種のない膵癌切除例378例の内,T4であった231例を対象とした.NCCN 2...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

局所進行膵体部癌の集学的治療における局所制御術式DP-CARの意義
土川 貴裕(北海道大大学院・消化器外科学分野II)
【背景】腹腔動脈周囲へ進展する局所進行膵体部癌に対し、当科では根治術式としてDP-CAR(腹腔動脈幹合併切除を伴う尾側膵切除術)を適用してきた。2006年以降はGemcitabineまたはS-1による術後補助化学療法を原則施行している。また2007年以降は診断時非切除膵体部癌に対しても6ヶ月の化学(放射線)療法後に治療効果を認め根治切除可能と判断した症例に対しても積極的に本術式を適応してきた。【目...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

2群・3群リンパ節転移を伴う膵頭部癌の腹腔内リンパ節再発転移形式-病理学的見地からの外科治療の着目点-
内藤 嘉紀(聖マリア病院・病理科)
【目的】進行性膵癌に対する治療戦略のなかで術後再発転移のコントロールが生存率改善のための重要な要素である。実際に2cm以下で僅かな局所進展であるにも関わらず2群・3群リンパ節転移が病理学的に認められる症例を経験する事を考慮すれば、郭清範囲外からの再発転移の可能性が十分に考えられ、局所進展のみならずリンパ節転移様式の状況把握は外科治療の検討に必要不可欠であると考える。今回我々は、2群・3群リンパ節転...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

局所進行膵頭部癌に対する治療戦略 ―Mesopancreasに重点を置いて―
北川 裕久(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科)
膵頭部癌では、進展範囲をミリ単位で正確に診断し、進展範囲に応じた術式を立案し、実臨床に反映できる病理検索を行い術前診断にフィードバックすることが治療成績向上に必須であり、当院では内科・外科・放射線科・病理が一体となった膵癌診断治療チームで行っている。それによって、非常に精度の高い手術が可能となり、R1となる可能性が高い場合は切除以外の治療を選択している。特に術式は、2群までのリンパ系郭清を基本的切...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

放射線温熱化学療法を駆使した局所進行膵癌に対する集学的治療
村上 真(福井大・1外科)
【はじめに】膵癌の切除成績は,術式と化学療法の進歩により近年改善している.これには画像診断技術の向上による切除症例選択の結果も関与し,膵癌の切除率は未だに低い.我々は,局所進行膵癌でR0切除不能症例にバイパス手術と放射線温熱化学療法を行い,良好な結果を得たので報告する.【目的】術中術後に集学的治療を駆使することで,無用な切除を減らし,術後成績を向上するのみならず,非切除でも延命とQOLの改善を図る...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

陽子線治療を用いた局所進行膵癌に対する新規治療戦略
松本 逸平(神戸大・肝胆膵外科)
【背景】陽子線は近年多様な腫瘍で良好な治療成績が報告されている。我々は膵癌に対して段階的に陽子線治療を導入してきたので成績を報告する。【1. 第I / II相試験】Stage IVa膵癌18例(PR1, BR7, UR10例)に40-50GyEの粒子線照射を行った。17例(94%)で治療を完遂し、有害事象はGrade 2 までの血液毒性、Grade 3までの消化管毒性であった。治療効果がPRの2例...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

局所進行膵癌における胆管・十二指腸狭窄に対するダブル・メタリックステントの治療成績
新後閑 弘章(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科)
【背景】局所進行膵癌は十二指腸狭窄を併発することも少なくない。近年十二指腸ステントを留置することで早期の経口摂取及び退院が可能となっている。十二指腸狭窄に加え胆管狭窄をきたすこともしばしばあり胆管・十二指腸ダブル・メタリックステンティングを施行することも多くなっている。しかしステントトラブルなどの偶発症が発生することもまれではない。【目的】局所進行膵癌における胆管・十二指腸狭窄に対するダブル・メタ...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

局所進行膵癌に対する膵周囲動脈塞栓術・放射線併用膵動注化学療法の試み
町田 卓郎(北海道消化器科病院・内科)
<はじめに>膵癌は予後不良の癌であり様々な治療が試みられている。近年、膵周囲動脈塞栓術(TPPAE)、及び肝脾動注化学療法(HSAIC)の有効性が報告されている。当院でも、これまでに68例の進行膵癌に対し、TPPAE、HSAICを施行し、比較的良好な成績であった。今回我々は、遠隔転移を有さない局所進行膵癌に対し、TPPAE後に放射線併用膵動注化学療法を試みた。放射線併用全身化学療法、動注化学療法単...

第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略

千々岩 一男(宮崎大・腫瘍機能制御外科学)
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第54回日本消化器病学会大会局所進行膵癌に対する治療戦略