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検索結果は52件です。

当院におけるC型急性肝炎の検討
金子 望(社会保険中京病院 消化器科)
【背景・目的】C型慢性肝炎は近年SVRを得る確率が上昇してきた。しかし薬物乱用や不衛生処置で若年者を中心に新規感染者の存在が報告されている。急性感染は自然経過で高率に慢性化するなどその臨床像について一定の見識を持たねばならない。今回我々は当院で経験したC型急性肝炎(AH-C)症例について検討し報告する。【対象】過去5年間に4名の急性C型肝炎を経験した。男女比は1:3、年齢中央値は45歳(41-49...

第119回東海支部例会

小網脂肪織炎の1例
神谷 賢吾(医療法人社団以心会 中野胃腸病院 消化器科)
症例は49歳女性。2010年6月上旬より心窩部痛が出現し、発症後6日目に激烈な上腹部痛と背部痛が出現したため近医を受診した。同日当院紹介受診となり急性腹症の診断にて緊急入院となった。発熱は認めなかったが、血圧:84/50mmHgとショックバイタルであった。心窩部に強い圧痛を認めたが腹膜刺激症状はなかった。血液検査では白血球:7,900/μl、CRP:3.2mg/dlと軽度の炎症反応を認めた。腹部超...

第119回東海支部例会

当院における胃癌患者へのアブラキサン使用経験
小出 修司(いなべ総合病院 外科)
症例は80歳、男性。2011年11月検診胃透視にて胃大弯側の病変を指摘され、当院初診。精査の結果、胃癌を認めた。2012年1月に胃癌に対して根治目的に幽門側胃切除術を施行。病理診断ではTublar adenocarcinoma、T4N1M0でstage3Aであった。再発高リスク群に位置し、PSが良好であったため、TS-1による術後補助化学療法を1年間継続した。術後補助化学療法終了時明らかな再発・転...

第119回東海支部例会

トラスツズマブが著効した胃癌の1例
石塚 隆充(藤田保健衛生大学 消化管内科)
【目的】今回我々は他の抗癌剤では腫瘍縮小効果を認めなかったが、トラスツズマブを併用したことにより著明な腫瘍縮小効果を認めた胃癌の1症例を経験したので報告する。【症例】70歳代の男性。近医で高血圧および糖尿病に対して内服加療を行っていたところ、採血で肝機能異常を指摘された。精査・加療目的で当科受診。腹部超音波検査を施行し多発した肝腫瘍を認めた。転移性腫瘍が疑われたため原発巣検索のため胃内視鏡施行。胃...

第119回東海支部例会

診断に苦慮し、腹腔鏡下膵体尾部切除術を施行した膵腫瘍の1例
武内 泰司郎(三重中央医療センター 外科)
症例は44歳女性。検診の胸部レントゲン検査にて異常陰影を指摘された。精査目的にCT検査を行ったところ偶然、膵体部に嚢胞性病変を認め当院に紹介となった。血液検査では腫瘍マーカーの上昇は認めなかった。腹部造影CT検査では膵体部に37mm大の多房性嚢胞性病変を認め、一部隔壁に造影効果を認めた。MRI検査では充実成分ははっきり認められなかったが嚢胞内容は拡散強調画像で軽度高信号を呈し、粘液成分が疑われた。...

第119回東海支部例会

総胆管結石に対するRendezvous治療の工夫
高山 悟(名古屋徳洲会総合病院 消化器内視鏡治療センター)
【目的】総胆管結石の治療には様々なアプローチがあるが、最近では内視鏡的乳頭切開術(EST)に集約しつつある印象である。しかしながら全例胆管へのカニュレーションが可能というわけではなく挿入困難例は存在する。通常そのような例は,開腹にせよ腹腔鏡にせよ総胆管切開術となることが多い.我々は総胆管切開例では胆汁漏や胆道狭窄の問題が発生するためやはりESTに優位性があると考えており、それを可能とするためランデ...

第119回東海支部例会

術前に盲腸軸捻転症と診断し手術した1例
鈴木 雄飛(浜松医療センター 消化器外科)
症例は80歳代の男性。既往に潰瘍性大腸炎、認知症等があった。平成25年6月、突然腹痛を自覚し、経過観察にて症状は一時軽快したが、6時間後に嘔吐、下痢を伴う腹痛が再度出現した。同日近医で小腸イレウスと診断し、当院に救急搬送された。来院時、腹部は膨満し、心窩部から左上腹部に圧痛を認めていたが反跳痛は認めなかった。腸蠕動音はやや低下していた。腹部造影CTにて、著明な小腸の拡張と右上腹部にcoffee-b...

第119回東海支部例会

術前DGS療法が著効し、根治術を施行できた頚部食道癌の2例
八幡 和憲(岐阜大学 医学部 腫瘍外科)
症例は...

第119回東海支部例会

総胆管結石、胆管癌と鑑別を要したIgG4関連硬化性胆管炎の1例
林 祐一(名古屋徳洲会総合病院)
症例は83歳女性。既往は高血圧症、高尿酸血症、胃食道逆流症。坐骨神経痛にて整形外科入院中、肝胆道系障害を指摘され内科紹介、腹部症状は特になく、また黄疸を認めなかった。CT精査にて肝門部胆管異常を指摘、当初肝門部胆管癌を疑われ当科依頼となった。MRCPを施行したところ、下部胆管に総胆管結石を認め、また総胆管の全周性壁肥厚、肝内胆管の分節狭窄、一部枯れ枝状を認めた。CEA、CA19-9、AFPなど腫瘍...

第119回東海支部例会

転移性胃腫瘍の2例
三ツ田 翔平(岐阜大学大学院腫瘍外科学)
【緒言】転移性胃腫瘍は非常にまれであり、その多くは剖検例での報告であり、臨床的に診断されることは少ない。今回、われわれは胃癌の診断のもと手術を行ったが、癌の胃転移であった2例を経験したので報告する。【症例】1.患者は52歳、女性。当院婦人科にて2005年3月に卵巣癌(T3,N0,M0)にて準広汎術子宮全摘術、両側付属器切除、リンパ節郭清術、大網切除術がおこなわれた。術後4年間化学療法を行われてきた...

第119回東海支部例会

膵神経内分泌腫瘍の1例
村瀬 寛倫(トヨタ記念病院 外科)
【緒言】WHO分類改訂により膵神経内分泌腫瘍(pNET)への注目が高まっている。当院で経験したpNETについて報告する【症例提示】83歳女性。既往症として子宮筋腫。来院前日より激しい心窩部痛を主訴に当院を受診。CTにて膵炎および膵頭部に32×26mm大の腫瘤と主膵管の拡張を認めた。膵炎を保存的に加療後、膵頭部腫瘤に対して精査を行った。MRI T1強調画像で低信号、拡散強調画像・T2強調画像で高信号...

第119回東海支部例会

当院で経験した異所性ACTH産生膵内分泌腫瘍の一例
森島 大雅(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
異所性ACTH産生腫瘍は稀な疾患で、下垂体腫瘍以外の腫瘍からの過剰なACTH産生に起因する種々の症状を認める。今回我々は、異所性ACTH産生膵神経内分泌腫瘍の一例を経験したので報告する。症例は31歳、男性。2006年11月頃より全身浮腫、高血圧が出現したため近医を受診し、採血検査にてACTH、コルチゾールの著明な増加を認めたが、頭部MRIでは下垂体腫瘍は認めず、Venous samplingでも下...

第119回東海支部例会