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検索結果は51件です。

術前に診断し得た子宮広間膜異常裂孔ヘルニアによるイレウスの一例
迫 智之(公立山城病院 消化器科)
【症例】52 歳、女性【主訴】心窩部痛【現病歴】2012 /8/14、食直後の16 時頃より突然強い心窩部痛が出現し、持続。数回の嘔吐も認めたので、19時頃救急搬送された。【既往歴】なし【家族歴】特記事項なし【嗜好歴】なし【薬剤アレルギー歴】なし 【定期内服薬】なし【身体所見】体温 36 . 3℃、血圧 188 / 86mmHg 、脈拍 76 / min 、Sp02 100 %(room air)...

第098回近畿支部例会

腸結核に合併した進行大腸癌の1例
浦田 良太(公立山城病院消化器科)
【症例】77歳女性【主訴】労作時息切れ【現病歴】2012年5月より労作時呼吸苦出現し、柳沢診療所受診したところ注腸造影で異常を認めたため5/18当院紹介となった。【既往歴】高血圧(結核の既往なし)【家族歴】特記事項無し【服薬・生活歴】降圧薬。飲酒喫煙歴なし【身体所見】 発熱なし、血圧低下なし、頻脈なし 。軽度収縮期雑音あり。腹部平坦軟、圧痛なし、腫瘤触知せず。腸雑音亢進減弱無し。【経過】血液検査:...

第098回近畿支部例会

CARTが自覚症状改善に有効であった漿液性表在性乳頭状腺癌の一例
田中 誠治(公立山城病院 消化器科)
【症例】63歳女性【主訴】腹部膨満感【現病歴】2010年5月から体重増加、9月から腹部膨満感を自覚していた。9月29日他院受診し腹水の貯留を認め、腹水細胞診で腺癌と診断された。上部消化管内視鏡検査、腹部CT、FDG-PET検査を施行するも原発巣は不明であった。本人の希望により精査継続、加療目的で10月19日当院転院となった。【既往歴】特記事項なし【身体所見】腹部:膨隆軟、圧痛なし【経過】入院後の腹...

第098回近畿支部例会

肝原発小細胞癌の一例
齋藤 友充子(公立山城病院)
【症例】53歳、女性【主訴】腹部腫瘤【現病歴】2012年8月15日頭痛で救急搬送された際に、右季肋部~上腹部に小児頭大の腫瘤を認めた。腹部エコー検査を実施したところ肝右葉にφ13cmの分葉状腫瘍、周辺に肝内転移様結節を認めた。後日施行した腹部造影CTで肝内に最大φ16cmの大小多数の結節を認めた。内部不均一で早期濃染を認め、後期相では辺縁にリング状濃染も伴っていた。血液検査ではLDH 2636、A...

第098回近畿支部例会

自己免疫性膵炎のステロイドパルス症例の検討
田中 俊多(神戸大学 医学部 付属病院 内科系講座 消化器内科学分野 )
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)と膵癌は治療、予後ともに大きく異なり、正確な診断が必要となるが、限局型AIPでは膵癌との鑑別に苦慮する症例が存在する。膵癌との鑑別にステロイドトライアルが行われるが、早期に反応性を評価できるステロイドパルス療法の有用性が報告されている。今回AIPが疑われるも膵癌との鑑別に苦慮した2症例にステロイドパルス療法を施行した。ステロイドトライアルにおけるステロイドパルス療法...

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両側副腎褐色細胞腫と多発膵内分泌腫瘍を同時に診断・治療したvon Hippel-Lindau病の1例
南出 竜典(神戸市立医療センター 中央市民病院 消化器内科)
【症例】19才、女性【主訴】高血圧、発汗【既往歴】特記すべきことなし【家族歴】母が、von Hippel-Lindau(VHL)病【現病歴】健康診断で、高血圧を指摘される。また、最近よく汗をかくようになったため、当院を受診する。画像検査にて、副腎腫瘍・膵腫瘍を認め、精査目的にて紹介される。US、CTにて膵臓には、頭部10mm大・尾部20mm大の境界明瞭なhypervascular tumorを認め...

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上腸間膜動脈閉塞症に対して、血栓溶解療法が有効であった1例
有里 哲哉(八尾市立病院 消化器内科)
【症例】63歳、男性【主訴】腹痛【既往歴】胃潰瘍、脂質異常症【経過】会社に出勤したところ突然臍周囲の急激な痛みを自覚し、当院救急搬送となった。搬送時は自発痛が強く、冷汗も著明であったが、筋性防御や反跳痛はなく、圧痛も軽度であった。腹部単純CTで腹部大動脈の限局性拡張があり、腹部造影CTを施行したところ、上腸間膜動脈遠位での閉塞を認め、上腸間膜動脈閉塞症と診断した。画像および血液検査結果よりは明らか...

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閉塞性黄疸で発症した自己免疫性膵炎の一典型例
松下 萌未(兵庫県立西宮病院)
【症例】76歳女性【主訴】黄疸・肝機能異常【既往歴】特記事項なし【現病歴】2011年9月倦怠感を主訴に近医を受診。黄疸・肝機能異常を指摘され当院紹介となった。血液検査ではT-Bil 5.1 IU/L、AST 452 IU/L、ALT 773 IU/L、AMY 295 IU/L、IgG 3424mg/dl、IgG4 833mg/dlと高値を呈した。USにて膵臓はソーセージ様のびまん性腫大を呈し、総胆...

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重症急性膵炎を契機に発見された膵管内腫瘍の1例
山本 梨津子(神戸大学 医学部 消化器内科)
症例は40歳代、男性、飲酒歴なし。平成23年12月、強い腹痛を自覚し他院救急受診、造影CTではgrade 3の重症急性膵炎と診断され、ICU管理の下、集中加療をされた。その後、全身状態は改善したがCT所見でwalled-off pancreatic necrosis(WOPN)を認め、徐々に増大傾向であったため加療目的で当科紹介入院となった。入院後、内視鏡的ネクロゼクトミーを計4回施行し、WOPN...

第098回近畿支部例会

13年間の経過観察の末、肝切除施行した肝内胆管癌の一例
ヤハヤ ベンスレイマン(独立行政法人 国立病院機構 神戸医療センター 初期研修)
【はじめに】肝血管腫として長期経過観察されていたが増大傾向を示し、術前診断が困難であった、肝内胆管癌の一切除例を報告する。【症例】75歳男性。【現病歴】 高血圧。アルコール性肝障害に対し通院中の前医で1998年に腹部エコーにて肝S6に15mm大の腫瘍を指摘され、血管腫として経過観察となった。2002年のMRIでは20mm、2008年のMRI,CTで、さらに増大認めたため、悪性腫瘍の可能性も否定でき...

第098回近畿支部例会

TACE無効であったがエベロリムスが有効な膵NET肝転移の1例
山下 暢子(西神戸医療センター消化器内科)
症例】30歳代男性【主訴】肝腫瘤精査【現病歴】2010年1月、スクリーニングの腹部エコーにて多発する肝腫瘤を指摘され当科受診。CTでは膵体尾部にも約4cmの腫瘍がみられた。エコーガイド下に肝腫瘤から生検施行したところ高分化型内分泌細胞癌の診断を得られた。各種内分泌検査で異常なく非機能性の膵原発内分泌細胞癌、多発肝転移と診断した。【経過】本人、家族の同意のもと高度に多血性の肝転移巣の治療を優先するこ...

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