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検索結果は69件です。
- 急性胆嚢炎を契機に発見された胆嚢腺内分泌癌の1例
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増尾 謙志(神戸市立医療センター 中央市民病院 消化器内科)
症例は73歳男性。既往歴に高血圧、十二指腸潰瘍あり。平成24年3月に右上腹部痛が出現し以後も間欠的に症状が持続するため他院を受診し、腹部超音波検査で胆嚢の腫大を認めたため当院を紹介受診となった。血液検査では白血球数 10200/μL、CRP 7.58mg/dLと炎症反応が上昇しており、腹部CTでは胆嚢の腫大・壁肥厚、周囲脂肪織濃度の上昇を認めたため急性胆嚢炎と診断され当院外科へ緊急入院となった。発...
第098回近畿支部例会 >
- 超高齢発症の潰瘍性大腸炎にサイトメガロウイルス腸炎を合併した一例
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安田 華世(兵庫県立西宮病院)
【症例】92歳、男性【主訴】食欲不振、下血【現病歴】間質性肺炎、関節リウマチにて近医通院中、平成24年6月14日頃より食欲不振となり輸液施行されていた。6月17日下血出現したため、翌日精査加療目的で当院入院となった。【既往歴】無症候性脳梗塞【入院後経過】入院時の血液検査にてWBC11600、CRP715.2と炎症反応の亢進を認めた。さらに入院時の腹部CTにて全結腸の著明な拡張、腸管壁肥厚を認めた。...
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- Cetuximab+mFOLFOX6療法により治癒切除が可能となった高度肝転移を伴う進行大腸癌の1例
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廣橋 研志郎(公益財団法人田附興風会医学研究所 北野病院 消化器センター 内科)
【緒言】近年の大腸癌に対する化学療法の進歩には著しいものがあるものの、根治には外科切除は欠かせない。今回、術前の化学療法により治癒切除が可能となった高度進行大腸癌の1例を経験したので報告する。【症例】生来健康な60歳男性。2011年6月、排便異常を主訴に当科受診。下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に2型の進行癌を認め、CT及びFDG-PETでは肝両葉に多発の肝転移を認めた。消化器外科とも協議の結果、...
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- 健常成人に発症したサイトメガロウイルス肝炎の5例
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小山 秀和(市立伊丹病院 消化器内科)
CMVは後天性免疫不全症候群患者、移植患者、新生児などの易感染性宿主に対し 重篤な感染症を引き起こすが、健康成人では通常不顕性感染で経過することがほとんどである。今回当院で健常成人に発症したCMV肝炎の5例を経験したので報告する。【症例1】60歳代女性。心窩部痛を認め、当院受診。37度前後の微熱と軽度の頭痛を認め、AST/ALT 237/200 IU/Lと肝酵素の上昇と異型リンパ球の増加を認め、C...
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- 膵動静脈奇形の一例
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三谷 誠一郎(ベルランド総合病院 消化器内科)
【症例】46歳男性【主訴】上腹部痛【既往歴】特記事項なし【生活歴】飲酒:焼酎5合+ワイン1本/日×25年【現病歴】2011年10月初旬より上腹部痛をたびたび自覚していた。近医で投薬加療行われたが、症状軽快せず、10月17日当院を受診。腹部単純CTで膵周囲に脂肪織混濁が疑われ、急性膵炎の診断で入院した。【経過】入院後の腹部造影CTでは膵体部に動脈優位相で濃染する異常血管が認められた。同部位に一致して...
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- 膵頭十二指腸切除後に発生した高度脂肪肝に対しPancrelipaseが著効した1例
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八木 麻衣(市立池田病院 消化器内科)
【はじめに】広範囲膵切除後、とくに膵頭十二指腸切除術(PD)後に非アルコール性脂肪肝が発生し、膵酵素剤の大量投与が有効であったとの報告がある。2011年8月、高力価膵酵素剤であるPancrelipaseが保険採用となったが、同様の脂肪肝に対し投与した報告はない。今回我々はPD後に発生した高度脂肪肝に対しPancrelipaseが著効した1例を経験したので報告する。【症例】66歳 女性 【主訴】体重...
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- 好酸球増多を伴った胃壁外性発育型GISTの1症例について
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三上 高司(公益財団法人日本生命済生会付属日生病院 消化器内科 )
今回我々は好酸球増多を伴った胃壁外性発育型GISTの1症例を経験したため報告する.【症例】62才,女性.主訴:腹部膨満感.平成24年2月から徐々に増悪する左側腹部違和感と腹部膨満感が出現.当院整形外科を4月に受診するも改善なく,5月に当科入院.腹部は膨隆し同部位に著明な圧痛あり.〔検査所見・経過〕軽度の貧血,血小板及び好酸球増多を認めた.腹部単純CTにて左上腹部に20cm大の内部低吸収な巨大腫瘤を...
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- 嚢胞内出血を伴う膵仮性嚢胞に対してIVRとERCP関連手技で治療した1例
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正木 幸作(県立淡路病院 内科)
【症例】60代男性【主訴】腹痛【現病歴】アルコール性慢性膵炎のため他院に通院加療中であった。2012年5月ころより膵尾部に嚢胞性病変を指摘され、嚢胞径の増大はあったが、自覚症状を認めないために経過観察とされていた。6月に心窩部痛があり、CT検査にて嚢胞内出血と炎症反応の上昇を認めたため、当院に紹介され緊急入院となった。【経過】CT検査で嚢胞内内容は高吸収であったが、結節成分など腫瘍性嚢胞を示唆する...
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- クエン酸マグネシウムにて高Mg血症を認め意識障害を来したと考えられた1例
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松本 久和(日本赤十字社和歌山医療センター)
症例は82歳男性。便秘を主訴に当科外来受診され、原因精査目的に下部消化管内視鏡検査を施行する方針となった。検査当日朝に自宅にてクエン酸マグネシウムを内服したが、その後排便認めず腹痛・軽度の意識障害を認めたため救急受診となった。受診前に自宅にて浣腸を施行しその後から水様性排便を認めるようなっており受診時には腹痛・意識障害は改善傾向。しかしCTでは腸管の液体貯留による拡張を認め、かつ採血でも高マグネシ...
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