- 肝硬変患者におけるエネルギー低栄養状態の指標としてのパラメーターの検討~呼吸商の代替として~
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寺倉 陽一(岐阜大附属病院・消化器内科)
【目的】肝硬変患者におけるエネルギー低栄養状態は患者の予後や生活の質を悪化させることが知られている。その指標として呼吸商の有用性が報告されており、同値が0.85以下の患者では、特に有意に予後不良であるとされている。そのため、呼吸商を指標としての栄養療法を行うことは有用であり、肝機能や生活の質の改善も報告されている。しかし、呼吸商の測定には間接カロリーメーターという費用のかかる機械が必要であるため、...
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肝硬変患者の栄養マネージメント、治療
- 肝硬変患者に対するInBodyによる身体計測の有用性について
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長田 成彦(東海大・消化器外科)
【目的】我々は肝硬変患者の食道静脈瘤治療前後の栄養評価として、身体計測を行っている。身体計測は比較的煩雑なこと、測定者により測定値の差があること、測定誤差が大きいことが問題である。InBodyはインピーダンスを用いた体成分分析装置で、体重、BMIに加えてAC(iAC),AMC(iAMC)の計測も可能となっている。肝硬変患者においてInBodyが有用かどうか検討した。【方法】平成21年1月から平成2...
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肝硬変患者の栄養マネージメント、治療
- 肝硬変患者における栄養摂取状況の現状
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鈴木 壱知(獨協医大越谷病院・消化器内科)
【目的】慢性肝疾患において脂肪肝や糖尿病の合併が病態の進行や発癌に影響することが指摘され,そのため栄養治療の重要性が認識されるようになってきた.肝疾患に対して栄養治療を行うためには慢性肝疾患患者の栄養摂取状況を把握することが重要である.そこで今回,われわれは慢性肝疾患患者の栄養摂取状況について検討を行った.【方法】対象は本研究に参加した10施設に通院中の肝硬変患者180名(男性68名,女性112名...
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肝硬変患者の栄養マネージメント、治療
- 食道静脈瘤に対する内視鏡下治療時の栄養療法の意義
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坂井 良行(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科))
【目的】肝硬変患者に対する栄養療法の有効性は既に確立されているが、食道静脈瘤治療時の食事制限状態における栄養療法の意義に関する報告は少ない。また、BCAA製剤がすでに導入されている食道静脈瘤患者に対しどのような栄養療法を行うべきかについては未だ十分な検討が行われていない。今回予防的内視鏡的食道静脈瘤治療施行患者に各種栄養剤(経腸栄養剤、BCAA顆粒製剤、BCAA高含有経腸栄養剤)の無作為介入による...
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肝硬変患者の栄養マネージメント、治療
- 肝硬変症に合併する“眠気”に対する評価と加療
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市川 辰樹(長崎大大学院・消化器病態制御学)
【目的】肝硬変の合併症としての睡眠障害に関しての検討は少ない。しかし、肝硬変症例において昼間の眠気という自覚症状は頻繁に聴取するところであり、肝疾患の治療によって眠気が改善することも経験する。肝硬変症と眠気の関係を明らかにするために、顕性肝性脳症を認めない肝硬変症例において昼間の眠気を評価し、それの肝不全経口栄養剤内服による変化を検討した。【方法】当院外来にて経過観察中の肝硬変症例21例を無作為に...
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- アルブミンの構造的・機能的変化からみた分岐鎖アミノ酸治療の意義
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瀬戸山 博子(熊本大大学院・消化器内科学, 熊本労災病院・内科)
【目的】ヒト血清アルブミン(HSA)は、N末端から34番目のシステイン残基の状態より酸化型、還元型に分類されるが、このような構造の多様性は機能変化に結びついている。慢性肝疾患におけるHSAの構造的・機能的変化および分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤投与による変化を解析した。【対象と方法】健常者13例、慢性肝炎(CH) 36例、肝硬変(LC) 101例(Child-Pugh A 52, B 33, C ...
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- 鉄制限食の肝発癌抑制効果
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宮西 浩嗣(札幌医大・4内科)
【目的】C型慢性肝炎 (CHC)では肝細胞内に増加した鉄がフリーラジカル産生に働きDNA損傷を引き起こしそれが肝発癌につながる可能性が想定されている。我々は、主にIFN治療抵抗性のCHCに対して鉄制限食事療法および瀉血療法を併用した除鉄療法を約15年に渡り施行し、本法により肝炎活動性、肝線維化および酸化的DNA傷害が改善されることを報告してきた。本検討では、CHC症例に対する除鉄療法のこれまでに認...
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- 飲酒の鉄代謝におよぼす影響
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大竹 孝明(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【目的】慢性の過剰アルコール摂取は二次性鉄過剰症の原因のひとつとして知られている.アルコール負荷動物モデルおいても肝内鉄過剰を介したフリーラジカル産生がアルコール性肝障害の増悪因子であることが示されている.このアルコール摂取による肝細胞内の鉄の過剰蓄積の機序のひとつとして,我々はアルコールによる肝細胞のトランスフェリン受容体の発現が亢進していることを臨床検体・肝細胞初代培養実験で示した.今回は別の...
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- 慢性肝疾患の病態におよぼす亜鉛の影響に関する検討
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片山 和宏(大阪府立成人病センター・肝胆膵内科)
【目的】慢性肝疾患の亜鉛欠乏の病的意義を検討すると共に、亜鉛欠乏を示すC型慢性肝疾患に亜鉛製剤を長期投与し、発癌や肝不全への進展の影響を検討した。【方法】(1)2009年1月より7月の間に肝と栄養の会参加11施設において肝癌既往の無い肝硬変245例を登録し、血中亜鉛濃度と病態との関連を検討した。(2)1998年6月から2009年1月までに受診したC型肝硬変のうち、血中アルブミン3.5g/dL以下、...
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肝硬変患者の栄養マネージメント、治療
- 肝硬変患者における耐糖能異常評価による栄養療法個別化の必要性
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土屋 昌子(山口大・消化器病態内科学)
【目的】肝硬変患者における分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤を用いたlate evening snack(LES)はエネルギー代謝を改善させるが、糖尿病合併肝硬変患者での長期LES投与は耐糖能を悪化させることを、我々は報告している。すなわち肝硬変患者の耐糖能異常の把握は、栄養治療のマネージメントに欠かせない重要な因子である。今回、肝硬変患者における75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の評価による栄養...
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- HCV関連肝細胞癌と糖尿病治療薬の関連
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川口 巧(久留米大・消化器疾患情報, 久留米大・消化器内科)
【目的】高インスリン血症を特徴とするインスリン抵抗性は肝発癌の危険因子である。特に、C型慢性肝疾患患者はインスリン抵抗性が強く、その治療において様々な糖尿病治療薬が用いられる。糖尿病治療薬は血中インスリン濃度に影響を及ぼすことから、肝癌との関連が示唆されるが、両者の関連は未だ明らかではない。今回、我々は、2型糖尿病を合併するC型慢性肝疾患患者において、糖尿病治療薬と肝細胞癌との関連を検討した。【方...
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- 肝硬変合併肝癌治療におけるBCAA含有経腸栄養剤の有用性
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遠藤 龍人(岩手医大・消化器・肝臓内科)
【目的】肝細胞癌(HCC)に対するラジオ波焼灼療法(RFA)の普及に伴い、癌局所制御に加え肝予備能維持も重要な予後因子である。我々は、RFAを施行した肝硬変合併HCCにおけるBCAA含有経腸栄養剤のエネルギー代謝、肝機能およびQOLに及ぼす影響を検討した。
【方法】対象は、2005年から2006年までに当科で局所根治を目的としてRFAを施行した初発HCC35例。男性22例、女性13例、平均年...
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鈴木 一幸(岩手医大・消化器・肝臓内科)
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佐田 通夫(久留米大・消化器内科)
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