セッション

検索結果は11件です。

S7-01 大腸腺腫の臨床的取り扱い
小林広幸(松山赤十字病院胃腸センター)
【目的】前癌病変のひとつである大腸腺腫の臨床的特徴を後向きに解析しその取扱い(治療適応治療方法経過観察)について検討した.【方法】(検討1)当科にて内視鏡または外科的切除された腺腫を含めた大腸上皮性病変8647病変(腺腫5770病変M癌601病変SM癌318病変進行癌1723病変その他235病変)の組織所見と大きさからみた腺腫の治療適応を検討した(検討2)内視鏡治療(polypectomyまたはE...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-02 大腸癌患者に同時併存する大腸腺腫は前癌病変か?
木村聖路(国民健康保険三戸中央病院内科)
【目的】大腸癌を内視鏡的または外科的に切除する際同一患者の大腸内に同時併存する大腸腺腫を指摘することが少なくない.腺腫を併存する癌はしない癌より異論性大腸癌のリスクが高いとされる.そこで大腸癌患者に併存する腺腫と腺腫患者で指摘される通常の腺腫では臨床病理学的に相違があるのか比較検討を試みたので報告する.【方法】当科で内視鏡検査後に切除された合計396例(早期癌211例進行癌185例)の大腸癌患者に...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-03 当院における大腸腺腫の取り扱いについての検討
細谷寿久(昭和大学横浜市北部病院消化器センター)
【目的】大腸腺腫はadenoma-carcinoma sequenceの観点から大腸癌の前癌病変として治療すべきだがそのすべてを適切に治療するには困難を伴うことがある.【方法12001年4月から2007年7月までに当センターにて内視鏡及び外科的手術で切除した腫瘍性病変の8588病変について腫瘍径肉眼形態pit patternによる大腸腺腫の評価と治療方法について検討した.【成績】5mm以下の腫瘍性...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-04 径5mm以下の大腸腺腫の臨床的取り扱い-拡大観察によるpit pattern診断も含めて
山口敏紀(広島大学病院光学医療診療部)
【目的】(1)径5mm以下の大腸腺腫の臨床的取扱い(2)大腸腺腫内視鏡切除後の異時性多発病変について検討する.【方法】(1)対象は2002年8月~2007年8月に当診療部で内視鏡的治療を施行した径5mm以下の腺腫および早期癌のうち拡大観察が行われた704病変(腺腫698病変M癌5病変SM癌1病変).腺腫は10w grade(TA-L)high grade(TA一一H)に分類し肉眼型(隆起型陥凹型)...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-05 拡大観察における血管模様を加味した腺腫・早期癌鑑別法の検討
斎藤彰一(東京慈恵会医科大学内視鏡科)
【目的】血管模様による腺腫一早期癌の鑑別における拡大観察の有用性について検討した【方法】対象は拡大観察を施行した218病変である.NBIによる拡大観察の血管模様を便宜上以下に分類した.血管走行が目立たない1型軽度拡張する2型拡張が著明な3型走行が途切れて粗となり明瞭に追えない4型である.また3型を絨毛構造を有した間質内に走行する拡張血管を3V(Villous pattern)型と拡張血管に口径不同...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-06 臨床病理学的特徴からみた大腸腺腫の取り扱いに関する検討
永田信二(広島市立安佐市民病院内視鏡科)
【目的】大腸腫瘍の病型最大差別の担癌率拡大内視鏡を用いた腺腫癌の鑑別診断と径20mm以上の結節集族病変の内視鏡治療成績から大腸腺腫の取り扱いについて検討する.【対象と方法1検討1:内視鏡的または外科的に切除された大腸腫瘍6039病変を対象に虚蝉最大径別に担憤激を検討した検討2:pit pattern拡大観察を施行した大腸腫瘍1221病変NBI拡大観察を施行した大腸腫瘍159病変を対象に四極率を検討...

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S7-07 大腸腺腫に対する内視鏡的切除後のサーベイランスに関する検討
田近正洋(愛知県がんセンター中央病院内視鏡部)
【目的】大腸腺腫に対する内視鏡的切除術(EMR)は大腸癌の効果的な予防法として盛んに行われているが術後サーベイランスは未だ確立されていない.EMR後の適切なサーベイランスについて検討した.【方法】対象は1994年4月から2007年3月に当施設で大腸腫蕩に対しEMRを行った2395例(4405件〉中1年以上の間隔を空け複数回EMRを行った232例(927件).対照は単回EMRの2163例(3478件...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-08 大腸腺腫の内視鏡切除後の適正なサーベイランス法
豊永敬之(松島病院大腸肛門病センター)
【目的】大腸腺腫の内視鏡的治療後の至適サーベイランス方法を検討する.【方法】1998-2001年の初回TCSで大腸腺腫または粘膜内癌(M癌)が発見され当院にて内視鏡的切除を行いその後2回以上のTCSを行った1731症例(男性1193例女性538例平均年齢59.3歳)を対象とした.FAPHNPCC炎症性腸疾患大腸癌や大腸ポリープ切除の既往例は除外した.フォローアップTCS回数は2~11回(平均3.8...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-09 内視鏡追跡による大腸腺腫の自然史からみた至適サーベイランス
久部高司(福岡大学筑紫病院消化器科)
【目的1小さな大腸腺腫の取り扱いについては経過観察でよいのかあるいはすべて摘除すべきかコンセンサスが得られていない.今回腫瘍径10mm未満の隆起型および表面隆起型大腸腺腫の内視鏡的追跡による発育進展の検討を行い大腸腺腫の自然史からみた至適サーベイランスについて考察した.【対象】1989~1997年の期間に福岡大学筑紫病院消化器科にて大腸内視鏡検査を施行した16514症例のうち生検病理組織学的に診断...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-10 見逃し率からみた大腸腫瘍のサーベイランスのあり方
小林邦生(愛知医大消化器内科)
【目的】大腸内視鏡検査(CS)による大腸腫瘍切除後の適切なサーベイランスには初回発見腫瘍の個数や大きさ・肉眼型組織型などを考慮する必要がある.しかしCSには見逃しが存在するためその頻度を適切に考慮したうえで’再発に影響する因子を検討する必要がある今回われわれは発見された腫瘍をすべて摘除しclean colonの状態でサーベイランスを行ったaverage risk群を対象に大腸腫瘍の見逃し率と再発率...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して

S7-11 大腸内視鏡の検査医による病変発見率の多様性とサーベイランスに及ぼす影響に関する検討
山地裕(東京大学消化器内科)
【目的】大腸腺腫取り扱いのガイドライン作成にあたっては対象集団の特性や設備・マンパワーの多様性を考慮する必要がある.検査を担当する内視鏡医による病変発見率の違いが最近注目されておりその影響が懸念される.逐年内視鏡検診の結果を見直し検査医による病変発見の多様性につき検討した【方法】亀田総合病院および同附属幕張クリニックの20年間の人間ドック大腸内視鏡検診の結果を検討した.まず期間中200回以上の検診...

第94回日本消化器病学会総会大腸腺腫の治療ガイドラインを目指して