- S4-1 非環式レチノイド投与に伴う肝組織遺伝子発現変化と肝線維化・発癌抑制機構
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本多政夫(金沢大学消化器内科)
【目的】肝細胞癌は根治治療後の5年再発率が80%と高く再発予防法の確立は重要なテーマである.非環式レチノイド(ペレチノイン)は肝細胞癌の再発を抑制することが報告され国内第∬加相試験が終了した.現在追加試験が予定され治療効果の検証が期待されている.今回ペレチノインの薬物動態臨床試験においてペレチノイン投与症例の肝組織の遣伝子発現変化を解析したまたマウスモデルでペレチノインの作用機序の解析を行った.【...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-2 肝細胞癌の多中心性再発リスクに基づく治療法選択の可能性
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宇都宮徹(徳島大学外科学)
【目的】肝癌に対する肝切除後10年生存率はstage Iでも38%と不良だがその最大の原因は多中心性(MC)再発にある.今回肝発癌母地である非癌部組織に着目した研究によりMC再発リスクの予測が遺伝子レベルのみならずmiRNA(miR)レ.ベルでも可能という知見を得たのでMC再発リスクに応じた新たな治療戦略を提案する.【方法11STMNI発現:亭亭部肝組織のDNAマイク1コアレイ解析にてMC再発リス...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-3 効果予測に基づく個別化肝癌再発予防の試み
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吉治仁志(奈良県立医科大学第3内科)
【目的1肝癌患者の予後を不良にしている理由の一つに再発率の高さがある肝発癌には血管新生が重要な役割を果たしており基盤分子VEGFに対する分子標的治療薬Soraf細bが解癌再発を抑制する可能性は十分あるものの再発予防目的での長期投与には安全性など解決すべき問題が多く残されている.そこで我々はすでに臨床で長期間の安全性が確立した薬剤のうち血管新生阻害作用を有するACE阻害薬(ACE-1)ビタミンK(V...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-4 高度進行肝細胞癌に対するインターフェロンα併用5-FU肝動注化学療法を基軸とした集学的治療の効果
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和田浩志(大阪大学消化器外科学)
【目的】門脈本幹一一次分枝に腫瘍栓(Vp3-4)を伴った高度進行肝細胞癌(HCC)は既存の治療に抵抗性を示し極めて予後不良である.教室ではVp3-4HCCに対して.インターフェロンα(IFN)併用5-FU肝動注化学療法(FAIT:Fluorouracil Arterial infusion&lnterferon Therapy)を基軸とした集薄藍治療を行なってきたのでその治療成績について報告する【...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-5 肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防―外科医の立場から
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久保正二(大阪市立大学肝胆膵外科学)
【目的】肝細胞癌(肝癌)治療後の再発には転移再発と多中心性再発がありこのうち転移再発には癌進行度と癌治療法が多中心性再発にはB型肝炎やC型肝炎などによる併存肝疾患が重要な役割を果たしている.さらに最近脂肪性肝炎や糖尿病などの生活習慣病が肝発癌の危険因子となることが指摘されている.そこで根治術施行例における治療成績から肝癌再発予防策について検討した.【対象と方法】対象は当科において根治術が施行された...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-6 両葉多発肝細胞癌に対する経的肝灌流化学療法を軸とした集学的治療
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木戸正浩(神戸大学肝胆膵外科)
(はじめに)第18回全国原発性肝癌追跡調査報告では腫瘍個数5個以上のTACEの成績は1生49.8%3生19%5生8.9%でありこれを凌駕する治療が必要とされる.また治療後の再発予防として確立された治療は存在しない.(目的)両葉多発肝癌に経皮的肝灌流化学療法(PIHP)を軸とした集学的治療と再発高リスク群に対するadjuvant PIHPについて報告する.(対象と方法)1989年6月から2010年1...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-7 肝外転移合併肝細胞癌に対するソラフェニブと全身/動注化学療法の成績からみた治療戦略
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河岡友和(広島大学病院消化器・代謝内科)
【目的】肝斑転移合併肝細胞癌(肝癌)に対するソラフェニブと全身/動注化学療法を主体とした集学的治療(Conventional Tx Xt;Con群)の成績を解析し肝外転移合併肝癌の治療戦略を考察する.【対象と方法】対象は2000年以降当院で加療を行った肝外転移合併肝癌Child-Pugh A症例のうちソラフェニブ33例およびCon群164例.Con群の内訳はSl based chemo54例HAI...
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- S4-8 バイオマーカーと画像検査の経時的評価による進行肝癌治療戦略
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土谷薫(武蔵野赤十字病院消化器科)
【背景】切除や局所療法が不能な進行肝癌に対して本邦では分子標的薬や肝動注療法が選択され適切な時期での導入・継続・変更が生存に寄与する分子標的薬導入例におけるバイオマーカL一一と画像検査所見の経時的評価による治療戦略について考察した.【方法12009年7月から2011年9月までに当院でSorafenibを導入した進行肝癌85例について投与前・投与後4S週後・以wa 8-12週毎のMDCT所見および投...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-9 進行肝細胞癌治療における分子標的薬治療の位置づけと問題点
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小笠原定久(千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学)
【目的】当科におけるソラフェニプの治療成績を解析し進行肝細胞治療における分子標的薬治療の位置づけと問題点を考察する.【対象と方法】2009年6月から2011年10月まで当科でソラフェニブを分子標的薬治療の一次治療として導入した73例を対象として臨床病期別に治療効果をレトnスペクティブに検討した.【結果】年齢中央値71歳男/女59/14HBV/HCV8/39Child-Pugh A/B 62/11S...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-10 分子標的治療
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奥坂拓志(国立がん研究センター中央病院肝胆膵腫瘍科)
我が国における肝がん患者数は減少傾向にあるものの依然がん死亡順位の第5位を占めておりtまた国際的にも患看の数は多く重要な疾患である.多くの患者は局所療法後も肝がんが再発進行して死亡していることから有効な薬物療法の開発が必要である.最近分子標的治療薬であるソラフェニブが進行肝がんに対して統計学的に有意な延命効果を複数のランダム化比較試験において示し進行肝がんに対する標準治療薬と考えられている.癌細胞...
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- S4-11 肝細胞癌に対するsorafenib治療の有効性と安全性―多施設共同研究―
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【目的】京都府立医大とその関連施設からなる京都肝癌分子標的治療研究グループでは肝細胞癌に対する分子標的治療の多施設共同研究を行っている、当グループにおけるSorafenib治療の有効性と安全性に関して解析・報告を行う.【方法1115例の肝細胞癌患者にSorafenibの投与を行った.男性94例女性21例.開始時年齢の中央値は71歳(22歳~91歳)T進行度はStage3が58例Stage4Aが15...
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肝細胞癌集学的治療の現況と再発予防
- S4-12 再発予防の観点から見た肝細胞癌集学的治療における肝移植の意義
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海道利実(京都大学肝胆膵移植外科学)
1昼的】肝細胞癌に対する肝移植は.根治性の観点からは理想的な治療法であるが肝移植の適応やタイミング高い周術期死亡率ドナーの必要性再発後予後不良など課題も多い.そこで特に再発予防の観点から見た肝細胞癌集学的治療における肝移植の意義につき検討した.1【方法1対象は1999年から2011年10月までに当科で肝細胞癌に対し生体肝移植を施行した196例20D6年目では遠隔転移や脈管浸潤がなければ腫瘍径や個数...
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