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検索結果は12件です。

門脈圧亢進症患者におけるカプセル内視鏡による小腸病変の検討
苗代 典昭(広島大・消化器・代謝内科)
【目的】門脈圧亢進症患者における小腸病変について,カプセル内視鏡(CE)を用いて検討する.【対象および方法】対象は,消化管精査を目的にCEが行われた門脈圧亢進症患者70例.年齢中央値67歳.男/女40/30例.Etiologyは,HCV/HBV/NBNC 45/8/17例(NBNC詳細:alcohol/NASH/PBC/IPH/原因不明 8/2/1/2/4例).Child-Pugh grade A...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症に伴うGAVE(gastric antral vascular ectasia)に対する内視鏡治療の問題点と対策
佐藤 隆啓(札幌厚生病院・消化器科)
(目的)Gastric antral vascular ectasia(GAVE)は消化管出血の原因となる比較的稀な疾患で、肝硬変や門脈圧亢進症の患者に頻度が多い。(対象)GAVEと診断し、内視鏡的治療を行なった34例(男性15例、女性19例、平均年令68.5歳)を対象とした。アルゴンプラズマ凝固療法(APC)を22例に、内視鏡的結紮術(EBL)を12例に施行した。GAVEの患者背景(静脈瘤治療歴...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

脾臓における造影超音波検査は、門脈圧を推定しうる画像診断法である
嶋田 太郎(千葉大・消化器内科)
【目的】微小気泡を使用した超音波検査は、臓器血流の微細な変化を実時間で観察することができる。今回我々は、ソナゾイド造影超音波により脾動静脈の経時的な血流変化を観察し、脾臓における気泡の循環動態と門脈圧の関連を明らかにした。【方法】対象はコントロール群29例(57.8±17.5歳、男20、女9)と経皮経肝門脈造影または肝静脈造影検査にて門脈圧(直接計測または閉塞肝静脈圧)を測定した肝疾患群71例(肝...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

脾硬度と門脈圧亢進症
詫間 義隆(倉敷中央病院・消化器内科)
【目的】肝硬変(LC)患者に対し食道静脈瘤(EV)の拾い上げが大切であるが内視鏡検査は侵襲的でより簡便で非侵襲的な検査が期待される. 我々はLC患者のChild分類, 成因別(viral , non-viral)に脾硬度(SS)のEV診断能を評価し, EV悪化,破裂の予測指標としてSSの有用性を前向きに検討した.さらにSSと門脈圧(肝静脈圧較差,HVPG)との関連,B-RTO後のEV悪化予測の有用...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症治療における部分脾動脈塞栓術(PSE)の意義
谷合 信彦(日本医大・外科)
【目的】門脈圧亢進症治療における部分脾動脈塞栓術(PSE)の意義を検討した.【方法】PSEの手技は血管造影にて脾動脈分枝を確認し、マイクロカテにて分枝を一本一本を1mm片のジェルフォームにて塞栓をしている。塞栓物質はマイクロコイルを一時使用したが、追加治療の困難さ、コストパフォーマンスなどから従来のジェルフォームに戻した。PSEを139例155回に施行した.脾摘は血液疾患を中心に52例に施行した....

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

胃静脈瘤に対するB-RTO・PSE同時併用療法
和栗 暢生(新潟市民病院・消化器内科)
【緒言】胃静脈瘤(GV)に対するバルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)の有用性は確立しているが、門亢症への単なるシャント塞栓の是非はまだ議論の余地がある。我々は、B-RTOによる門脈圧上昇を緩和する目的で部分脾動脈塞栓術(PSE)を同時併用し、その有用性を報告してきた(JVIR 2012 in press)。今回はGV症例における同時併用の意義を検討した。【方法】対象は2005年12月からG...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症に対する新しい治療コンセプト:PSE併用経頚静脈的逆行性塞栓術を中心として
近森 文夫(国吉病院・消化器外科)
門脈圧亢進症に対する新しい治療:部分的脾動脈塞栓術(PSE)・併用経頚静脈的逆行性塞栓術(TJO)の合理性につき、予後・門脈・全身血行動態変化を中心に検討.検討1.予後:併用療法で治療した胃静脈瘤(GV)14 例 (1群)とTJO単独で治療した19例(2群)の治療成績につき検討.GV消失率は、1群100%、2群100%。3年累積生存率は、1群92%、2群95%.TJO後累積EV発生率は、1群で1年...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症に対する脾摘の有用性
高村 博之(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科)
【はじめに】門脈圧亢進症は,肝硬変の存在,食道胃静脈瘤などの門脈系の遠肝性側副血行路の発達,脾機能亢進を伴う脾腫の存在によって診断される.当科では門亢症に対して脾摘を積極的に行ってきたので,その有用性と問題点について報告する.脾摘は門脈圧の低下や脾機能亢進に伴う汎血球減少の改善のみならず,肝機能も改善し,合併する肝癌に対する侵襲的治療の継続や肝炎に対する治療継続を可能にする.【対象】過去5年間に門...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

B-RTOによる胃静脈瘤治療は肝静脈の超音波造影剤輝度を正常化させる~前向き調査から~
古市 好宏(東京医大・消化器内科)
【諸言】超音波造影剤(Sonazoid)は肝内のKupffer細胞で貪食される。貪食を免れた造影剤は肝静脈(HV)へと流出し、HV内腔が染影される。【目的】HVの超音波造影剤輝度を測定し、孤立性胃静脈瘤(GV)を合併した肝硬変(LC)と正常例(NC)では違いがあるかどうか前向きに検討した。また、B-RTOによるGV治療後にこのHV輝度が改善するかどうか検討した。【対象と方法】対象はLC17例とNC...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症に対する非造影MRIの果たす役割
斎藤 聡(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】門脈圧亢進症に関する画像診断として、MRIはX線被曝なく、非造影検査で多くの情報が得られる。この非造影MRIを用いた、スピンラベリング法を用いた非造影MRAと文献学的にMR Elastographyの門脈圧亢進症における有用性に関して検討した。【対象と方法】対象は肝硬変症例155症例。年齢56~81歳(中央値65歳)、男女比88:67、原因はC型76%、B型15%、アルコール性8%、程度は...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

門脈圧亢進症治療におけるCT during portgraphyの有用性に対する検討
橋本 義政(尾道総合病院・消化器内科)
門脈圧亢進症に伴う食道胃静脈瘤、異所性静脈瘤、門脈大循環シャントに対するIVR(interventinal radiology)治療の有用性についての報告が近年多く見られるが、血行動態は疾患により多岐にわたりDSA(digital subtraction angiography)のみでは治療に難渋する場合も少なくない。当院では2011年5月よりIVR-CTが導入されCT-P (CT during ...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療

ソラフェニブのVasoconstrictorとしての門脈降圧効果~進行性肝細胞癌患者に対する前向きコホート研究から~
日高 央(北里大東病院・消化器内科)
【緒言】ソラフェニブはVEGFR等を阻害することにより血管新生を抑制し抗腫瘍効果を発揮する。またMejiasらは動物実験において、ソラフェニブ投与によって門脈圧が低下する可能性があるとしている(Hepatology.2009;49:1245-56)。ソラフェニブ投与によるVasoconstrictorとしての門脈降圧効果について、ドプラ超音波を用い投与前と2週後の比較検討を行った。【対象・方法】症...

第54回日本消化器病学会大会門脈圧亢進症-新たな画像診断法と治療