- 肉眼的門脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌に対する切除を中心とした集学的治療 -Long-term survivorをめざして-
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井上 陽介(東京大・肝胆膵外科)
【背景・目的】門脈侵襲(PVTT)は肝細胞癌(HCC)における予後不良因子である。BCLCガイドラインでは、PVTT-HCCに対してSorafenibによる姑息的治療が推奨されているが、切除により比較的良好な切除成績が得られる報告も数多く見られ、長期生存を見込める唯一の手段であると考える。当科におけるPVTT-HCCの治療戦略、手術術式、治療成績について報告する。【対象・方法】1995-2008年...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 高度脈管侵襲陽性肝細胞癌に対する積極的肝切除と術後短期間肝動注療法
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別府 透(熊本大大学院・消化器外科学, 熊本大附属病院・消化器癌集学的治療学)
【目的】術前診断可能な高度脈管侵襲(Vp2 or Vv2 or B2以上)を有する進行肝細胞癌に対する肝切除術と補助肝動注療法 (HAI)の安全性と再発抑制効果、長期予後を検討した。さらにソラフィニブを含む集学的治療後の肝切除例を呈示する。【対象】2011年までに肝切除を施行した肝細胞癌539例中、脈管侵襲陽性73例 を対象とし、肝切除+HAIを施行した38例(A群)と肝切除単独の35例(B群)に...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 集学的治療としての進行肝癌術後Systemic IFN+low-dose FP療法
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居村 暁(徳島大・外科)
【はじめに】肝癌術後補助療法には再発を抑制すると報告されているものもあるが推奨レベルではない(診療ガイドライン2009)。肉眼的Vpを有する進行肝癌に対する明確な治療指針もない。今回、肉眼的Vp陽性肝癌に対するソラフェニブの効果と手術+IFN併用全身化学療法(IFP)の有用性を検討、進行肝癌の治療戦略を提案する。【方法】1.ソラフェニブの効果:投与症例20例(うち肉眼的Vp(+)5例)の治療効果。...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- UICC T3肝細胞癌症例の臨床病理学的検討
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落合 登志哉(京都府立医大・消化器外科)
【目的】UICCの肝細胞癌T3症例は最大径5cmをこえる多発腫瘍、または門脈または肝静脈の大分枝に浸潤した腫瘍と定義され、肝癌取扱規約T3症例に比べ、腫瘍最大径5cmや肉眼的腫瘍栓の存在を定義する等格段に治療の困難な病態である。一次分枝以上の腫瘍栓がある場合、肝癌取扱規約では「完全に除去できても治癒度Cとする。」とされる。今回UICC T3症例切除の意義を明らかにする。【対象・方法】2011年8月...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 進行肝細胞癌に対するcancer freeを目的とした肝動注化学療法
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永松 洋明(公立八女総合病院・内科)
【目的】進行肝細胞癌(HCC)は一般に根治治療が困難とされている。当院では進行HCCに対してもcancer freeを目標に肝動注化学療法(HAIC)を用いた治療を中心に行っており、その治療成績をretrospectiveに検討した。【対象】2003年6月から2011年12月の期間当院にてHAICを行ったHCC症例197例のうちStage IV-BとChild Pugh C症例を除いた160例(平...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 動注とSorafenibの使い分けを探る
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小尾 俊太郎(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【目的】進行肝細胞癌治療、特に動注化学療法とSorafenibの使い分けを探るため、それぞれの治療成績を検討して、議論の叩き台とする。
【方法】動注化学療法:当院でIFN併用5FU動注化学療法を施行した845例を解析の対象とした。1コースは4週間、前半2週間はIFNと5FUの併用、後半2週間はIFNのみとした。コース毎に腫瘍マーカー、少なくとも2コースに1回は画像評価を行った。治療効果はRE...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 進行肝細胞癌に対するsorafenib療法と肝動注化学療法の病期別治療成績
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中馬 誠(北海道大大学院・消化器内科学)
【目的】進行肝細胞癌に対してsorafenibの有用性が報告されているが、予後はいまだ厳しく、病期別に応じて他の治療法との比較検討が必要である。今回進行肝細胞癌におけるsorafenib治療と肝動注療法の病期別治療成績を比較した。【対象と方法】2004年1月から2011年10月までに当科関連施設において進行肝細胞癌 (stage III, IV) に対して、肝動注療法を施行後 sorafenibの...
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進行肝細胞癌治療におけるcontroversy (手術・Sorafenib・動注・粒子線治療、いずれが主役となるべきか?)
- 高度進行肝細胞癌に対するインターフェロン併用肝動注化学療法
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山下 竜也(金沢大・消化器内科)
【目的】当科では2003年より進行肝細胞癌に対して積極的にIFN併用肝動注化学療法を施行してきた.今回これら進行肝細胞癌に対するIFN併用肝動注化学療法について検討した.【対象】対象は2003年から2011年まで当科にて治療を行った進行肝細胞癌症例.治療法は5-FU 300mg/m2/dayを5日間持続動注し(day1-5, day8-12), IFNα-2b 3MIU/bo...
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- 進行肝細胞癌に対する肝動注/全身化学療法の成績と不応例に対するソラフェニブの成績
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相方 浩(広島大病院・消化器・代謝内科)
【背景・目的】当科では,脈管侵襲陽性あるいはTACE不応の進行肝細胞癌(肝癌)に対して肝動注化学療法(HAIC: low dose FP, IFN/5FU)を,肝外転移合併肝癌のうち,主に肝内制御例に対してS1をbaseとした全身化学療法(S1 based chemo: S1/IFN, S1/CDDP)を1st lineとして行い,ソラフェニブは主にこれら化学療法不応例に対して行ってきた.今回,当...
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- 進行肝細胞癌治療における陽子線治療の役割
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福田 邦明(筑波大・消化器内科)
【緒言】進行肝細胞癌治療においてまず検討するのは肝切除であるが,肝予備能や多発転移などにより切除出来ない症例を多く経験する。切除困難な進行肝細胞癌に対し,当院では陽子線治療(PBT)を試みるケースも多い。再発も含めたVp3/4肝細胞癌35症例に対するPBTの局所制御率および生存期間中央値は,それぞれ91%,22ヶ月と良好な成績であり(Sugahara S et. al, Strahlenth...
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- 門脈腫瘍栓Vp3-4を伴った肝細胞癌に対する粒子線治療
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寺嶋 千貴(兵庫県立粒子線医療センター・放射線科)
【目的】門脈腫瘍栓を伴った肝細胞癌に対する治療法として切除、動注化学療法、放射線療法、Sorafenibなどの化学療法が選択肢となるが、現時点ではどの治療法が良いのか判然としない。我々は様々なstageの肝細胞癌に対して粒子線治療(陽子線・炭素イオン線)を行ってきたが、今回はVp3-4の門脈腫瘍栓を伴った肝細胞癌に対する治療成績をretrospectiveに解析して報告する。
【方法】200...
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- Vp3,4進行肝細胞癌治療における治療戦略
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安井 豊(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】
進行肝癌に対する治療法はSorafenibの登場により大きく変貌を遂げたが、高度門脈侵襲(Vp3,4)を有する症例においては未だ十分な治療効果は得られず、治療戦略は定まっていない。今回我々は高度門脈侵襲を有する進行肝癌に対する治療戦略の構築を目的とし、治療継続・変更の適切な時期について検討した。
【方法】
2009年から2012年3月まで当院でSorafenibを導入し...
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有井 滋樹(浜松労災病院)
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