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検索結果は13件です。

最終転帰からみた急性発症型自己免疫性肝炎の診断と治療
海老沼 浩利(慶應義塾大・消化器内科)
【背景と目的】急性発症型自己免疫性肝炎(AAIH)はその存在が認知はされてきているが,自己抗体陽性や高IgG血症といった典型的特徴を呈さず,さらには凝固能低下のため組織学的検索が行えず,未だ的確に診断できるケースは多くない.我々はこのようなAAIHの重症型・劇症型を呈する症例に対して,診断がつかない症例も含めて早期の治療介入を推奨,実践してきた.そのことにより,早期の死亡もしくは肝移植を回避するこ...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

急性肝炎期自己免疫性肝炎の診断と治療経過
山崎 大(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
【目的】自己免疫性肝炎(AIH)には急性発症様の病型(急性肝炎期[AH]と急性増悪[AE])が存在する.AHの診断やcorticosteroid(CS)に対する反応性と予後を明らかにする.【方法】1995年1月~2012年8月に,AIHと診断した122例(年齢55.2±14.0,男女比19:103)中,AHを対象とした.有症状かつALT400 U/l以上を急性発症様とし,そのうち,肝障害の既往がな...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

急性肝炎期自己免疫性肝炎の長期経過と予後
多田 藤政(愛媛大大学院・消化器・内分泌・代謝内科学)
【目的】演者らは自己免疫性肝炎(AIH)のうち組織学的に急性肝炎像を示す急性肝炎期の症例は診断困難であり,急性肝不全に移行すると予後不良となる症例があることを報告してきた.しかし,急性肝炎期AIHでステロイド治療により寛解導入が可能であった症例の経過と長期予後は明らかになっていない.今回,急性肝炎期AIHの長期経過と予後を解析した.【方法】当院でステロイド投与前に肝生検を施行し急性肝炎像を呈してい...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

自己免疫性肝炎非定形例の治療反応性と予後解析
鈴木 義之(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】自己免疫性肝炎に少なからず存在する非定型症例の病態と治療の反応性を解析し,定型例と比べ肝硬変への移行率や予後にいかなる相違がありどのような治療が有効であるかを検討する.【方法】2012年までの30年間に当院でAIHと診断された症例は192例存在する.このうち126例(66%)は,1999年の国際診断基準のscoringでdefiniteと診断され,残る66例(34%)がprobableであ...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

AIHとNASHの鑑別における問題点
高橋 敦史(福島県立医大附属病院・消化器内科)
【目的】抗核抗体(ANA)陽性の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は改訂版自己免疫性肝炎(AIH)診断基準でほとんどが疑診以上となり,病理学的にAIHとNASHの鑑別が困難な場合がある.本検討では,AIHとNASHの鑑別における問題点を明らかにすることを目的とした.【方法】<1>NASHと診断された63例を対象とし,ANA陽性(80倍以上)及びAIHとのオーバーラップの頻度とオーバーラップ症例の診...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

男性自己免疫性肝炎,原発性胆汁性肝硬変症例の臨床像の検討
高野 啓子(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
【目的】自己免疫性肝炎(AIH),原発性胆汁性肝硬変(PBC)はともに女性に高頻度に発症するが,近年男性例が非定型例として注目されている.そこで両疾患の臨床像の性差による差異を検討した.【方法】当科にて診断,加療されたAIH243例,PBC413例を対象に,女性例,男性例の診断時臨床像,検査値,治療反応性,予後を比較検討した.PBCの治療反応性はParis1,Paris2クライテリアにより評価した...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

肝炎型原発性胆汁性肝硬変の臨床的特徴と治療戦略
五十嵐 悠一(東京女子医大・消化器内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変 (PBC)には,副腎皮質ステロイド(PSL)が著効する自己免疫性肝炎(AIH)症候合併例がある.これらは肝炎型PBC(肝炎型)等と呼ばれ,病態や治療戦略は未だ明らかでない.今回,当院の経験例から抽出したPSL必要例を肝炎型と設定し,治療経過や予後の検討,既存のAIH診断基準の検証を行った.【方法】厚労省の指針により診断し必要な検討項目を有したPBC321例を対象とした....

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

門脈庄亢進症先行型原発性胆汁性肝硬変の長期経過と予後―全国調査における検討からー
廣原 淳子(関西医大・3内科(消化器肝臓内科))
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)の進展形式には緩徐進行型,門脈庄亢進症先行型,肝不全型があることが知られている.黄疸の出現前に門脈庄亢進症状が先行する病型は非定型例として注目されているがその長期予後は明らかではない.厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班では1980年以来,継続してPBC全国調査を実施してきた.登録症例中,進展形式別に予後解析...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

PBCの臨床病型による定型例・非定型例の予後の検討
勝見 智大(山形大・消化器内科)
【目的】PBCはCNSDCを特徴とする慢性胆汁うっ滞性肝疾患である.病因は未だ解明されておらず,臨床経過も緩徐に経過する症例や食道静脈瘤を来たす症例,肝不全に至る症例があり様々である.今回,厚労省難治性疾患克服研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班により作成されたPBC診療ガイドライン2012を受けて,当科で経験したPBC確定診断症例の臨床予後を病型別に検討した.【方法】1992年1月...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

IgG4関連硬化性胆管炎と高齢発症原発性硬化性胆管炎の比較
田中 篤(帝京大・内科)
【目的】本邦の原発性硬化性胆管炎(PSC)の診断時年齢分布は欧米と異なり二峰性である.われわれは2012年に硬化性胆管炎に関する全国調査を行ったが,IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)と高齢発症PSCとは年齢層が重なっており,時にその鑑別は困難である.今回われわれは,全国調査の結果を基に,この両者の臨床像を比較した.【方法】2012年の全国調査では197例のPSCが集計された.年齢の中央値は...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

硬化性胆管炎の非定型例の検討
近藤 啓(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】我々は原発性硬化性胆管炎(PSC)の中にステロイドに反応し,予後が良好な非定型例が存在することを報告し,近年,この非定型例はIgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)として確立してきている.しかしながら未だ両者の中にも非定型例が存在するため,その特徴を明らかにするため検討を行った.【方法】当院ならび関連施設で経験したIgG4-SC75例,PSC46例を対象とし,非定型的な臨床経過,治療反応...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

膵内胆管狭窄を伴わないIgG4関連硬化性胆管炎の臨床像
渡邉 貴之(信州大・消化器内科)
【目的】IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)はIgG4関連疾患の胆管病変として近年疾患概念が確立され,2012年には診断基準も提唱された.IgG4-SCの多くは自己免疫性膵炎の膵頭部病変と合致し,それに関連する膵内胆管狭窄の存在はIgG4-SC診断の一助となる.しかし,膵内胆管病変を伴わないIgG4-SCはPSCや胆管癌との鑑別が非常に困難で,非典型例と考えられる.今回,膵内胆管病変を伴わな...

第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題

山本 和秀(岡山大・消化器・肝臓内科)
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第55回日本消化器病学会大会自己免疫性肝胆疾患の非定型例に対する対応と課題