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検索結果は12件です。

超高齢者の総胆管結石に対する内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)の有用性の検討
池端 敦(岩手県立中央病院 消化器科)
【背景】EPLBDの導入により砕石することなく短時間で除石が可能となり,巨大結石や積み上げ結石などの治療困難な総胆管結石においてもその有用性を示す報告が増えている.超高齢者の総胆管結石では閉塞性胆管炎の合併や基礎疾患などからより迅速でかつより低侵襲な治療が望まれる.【目的】85歳以上の超高齢者の総胆管結石に対するEPLBDの有用性について検討すること.【対象・方法】過去1年間に,結石径1cm以上の...

第196回東北支部例会

高齢者C型慢性肝炎患者におけるグリチルリチン製剤静脈内投与離脱を目標とした抗ウイルス療法の試み
渡辺 大亮(能代山本医師会病院 消化器科)
【目的】肝庇護療法としてのグリチルリチン製剤静脈内投与は,以前よりC型慢性肝炎における重要な治療手段の一つとして用いられている.しかしながら,外来治療でのグリチルリチン製剤静脈内投与は,投与機会が頻回で且つ, 投与期間が無期限となるため,通院回数が増加し,高齢者にとっては大きな負担となることが多い.そこで今回我々は,グリチルリチン製剤静脈内投与中の高齢C型慢性肝炎患者に対し,根治目的に抗ウイルス療...

第196回東北支部例会

高齢者の悪性胆道狭窄に対する内視鏡胆道ドレナージ術の検討
虻江 誠(宮城県立がんセンター 消化器科)
【目的】80歳以上の高齢の悪性胆膵疾患に対する内視鏡治療,特に内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST),内視鏡的胆道ドレナージ術(EBD)の有用性と問題点を明らかにすること.【対象と方法】2006年1月~2013年7月までに当科でEBDを施行した悪性胆道狭窄例204例のうち,原疾患が悪性膵胆道疾患の163例を対象とした.内訳は肝門部胆管癌24例,胆管癌33例,乳頭部癌7例,胆嚢癌22例,膵癌77例であっ...

第196回東北支部例会

高齢者に対する膵頭十二指腸切除術クリニカルパスの適用とリスクファクター分析
岡田 恭穂(東北大学 肝胆膵外科)
【背景・目的】膵頭十二指腸切除術(以下PD)は周術期管理や手術手技の進歩に伴い、high volume centerを中心に高齢者にも適用されることが多くなった。当科では2007年10月よりPDクリニカルパスを導入して安全性と均質性を担保した周術期管理を施行しており、超高齢者まで積極的に適用している。今回、高齢者に対するPDパス導入の利点と、高齢者の各因子がPDの臨床経過に与える影響を検討した。<...

第196回東北支部例会

80歳以上の肝胆膵疾患を有する高齢者に対する外科治療後の長期予後
工藤 大輔(弘前大学 大学院医学研究科 消化器外科学講座)
【緒言】平成24年の厚生労働省の統計によれば、80歳時点での日本人の平均余命は、男性で8.5年、女性で11.4年であり、高齢者に対する診療の機会は今後も増加が予想される。腹部消化器領域の中でも、比較的侵襲度が高いとされる肝胆膵疾患に対する外科的治療の妥当性を検証したい。【方法】2004年以降、肝胆膵疾患に対して当科で全身麻酔下に手術治療を受けた59例を対象として、長期的予後を検討した。【結果】良性...

第196回東北支部例会

超高齢者胆管結石に対する経乳頭的内視鏡治療成績
路川 陽介(仙台市医療センター 仙台オープン病院 消化器内科)
【目的】超高齢者胆管結石患者に対する、内視鏡治療の安全性を検証すること。【対象】2000年1月から2013年5月まで、当センターでERCPを施行した胆管結石1369例中、85歳以上の超高齢者265例 (高齢者群) を対象とした (男女比91:174、平均年齢88.4±3.5歳)。同時期にERCPを行った65歳未満の胆管結石初回治療308例 (非高齢者群; 男女比178: 130、平均年齢53.5±...

第196回東北支部例会

当院における高齢者総胆管結石症例に対する内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)導入後の現状
三浦 雅人(みやぎ県南中核病院 消化器内科)
【目的】当院では2012年6月より総胆管結石治療にEPLBDを導入した。そこで、今回我々は現在までEPLBDを施行した症例のうち65歳以上の高齢者総胆管結石症例の現状について検討したので報告する【方法】2012年6月~2013年9月までの1年4か月の間に当院で65歳以上の症例にEPLBDを施行したのは40例(男性22例、女性18例)であった。年齢は66~94歳(平均81.6歳)で、結石数が3個以上...

第196回東北支部例会

当院における高齢者のHBV、HCV感染状況
城戸 治(岩手県立中央病院消化器内科)
【目的方法】近年、HBVに対しては抗ウイルス薬が登場しコントロールが可能となってきており、HCVに関しては新規薬剤開発により高率に、かつある程度高齢であってもウイルス排除が可能となってきている。今後の課題の一つとして、肝炎ウイルス未検査の集団に対する周知とともに、以前に肝炎ウイルス感染の可能性の指摘あるも現時点で通院のない集団の把握があげられる。当院では院内肝炎ウイルス検査の調査追跡を行っておりそ...

第196回東北支部例会

高齢者の総胆管結石の内視鏡的治療の工夫
亀井 將人(岩手医科大学 内科学講座 消化器内科消化管分野)
【目的】近年の高齢化社会に伴い高齢者の総胆管結石の治療機会も増加している。当院では2007年10月~2010年9月までに197例の総胆管結石を治療し、高齢者群、非高齢者群に分け比較検討をした。高齢者群の特徴として、基礎疾患の保有率、抗血小板、抗凝固薬の服用率が優位に高く、特に後期高齢者群では、巨大結石、積み上げ結石の保有率が高かった。そのため二期的切石術の施行率が高いことが分かった。また後期高齢者...

第196回東北支部例会

当科における高齢者への肝動注化学療法の現状と工夫
菅野 有紀子(福島県立医科大学 医学部 消化器・リウマチ膠原病内科)
【目的】当科で肝細胞癌(HCC)に対し肝動注化学療法を施行した症例について、年齢による治療や偶発症の違い、工夫の現状について比較検討した。
【方法】対象は2010年1月から2013年6月までに当科でHCCに対し肝動注化学療法を施行された145例。75歳以上を高齢者群、75歳未満を非高齢者群として治療前検査成績(AST、ALT、TB、PLT、PT、Alb、Cre、GFR)、Child-Pugh...

第196回東北支部例会

肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療-年齢別の検討
梅津 輝行(国立病院機構 仙台医療センター 消化器科)
【はじめに】近年、肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療(SBRT:Stereotactic Boby Radiotherapy)の有用性が報告されており、副作用が少なく高齢者でも安全に行える治療と言われている。今回、当科で施行したSBRTについて安全性、治療効果について年齢による差異があるか否かを検討した。【対象・方法】2012年9月から2013年8月までの間にSBRTを施行した患者15症例のうち...

第196回東北支部例会

高齢者急性胆嚢炎に対する当院における保存的治療の現況
大沼 勝(みやぎ県南中核病院 消化器内科)
【はじめに】診療ガイドラインでは早期腹腔鏡下胆嚢摘出術が推奨されているが、基礎疾患などにより全身状態不良な高齢者には保存的加療が施行されることが多い。当施設における過去4年間の高齢者急性胆嚢炎入院例の治療方法を検討した。【対象と方法】2009年4月より2013年3月までに診療ガイドライン上確診が得られた急性胆嚢炎入院例は224例でこのうち80歳以上の70例(31.3%)[80~103歳]について検...

第196回東北支部例会