セッション

検索結果は12件です。

当科での肝細胞癌における外科治療成績とCLIP score の意義
森野 茂行(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 腫瘍外科)
 CLIP score は肝細胞癌においてChild- Pugh 分類、tumor morphology,、AFP値、門脈腫瘍栓をもとに算出され予後スコアとして注目されている。今回1990年1月より2002年4月までに、当科において肝切除を行った93例の肝細胞癌症例の予後とCLIP score との関係、及び再発治療について検討を行った。5年無再発及び全生存率は34%と51%であった。単変量解析で...

第080回九州支部例会

肝細胞癌に対する治療戦略の検討
前田 誠士(熊本大学 第三内科)
<目的>肝細胞癌(HCC)の非手術的治療法には、その残存肝機能や腫瘍の状態に応じて多くの選択肢がある。また再発を高率に認めるために、再発後の治療にも留意する必要がある。今回我々は各治療法別の成績をもとにHCCの治療戦略を検討した。<対象と方法>1995年から2001年まで当科で初発から経過を観察しえたHCC 339例のうち、手術例、門脈本幹完全閉塞例、遠隔転移例を除いた312例を対象とした。腫瘍径...

第080回九州支部例会

当院における肝細胞癌に対する内科的治療の現状について
久保 善嗣(社会保険小倉記念病院消化器科)
【背景・目的】本邦にラジオ波焼灼療法(以下RFA)が導入されて3年以上経過し、施行施設が増加しているが、肝細胞癌治療におけるその位置付けは各施設により様々である。われわれの施設では2000年2月よりRITA社のExpandable型を、また2001年1月よりRadionics社のCool-tip型RFAを用いて肝細胞癌の経皮的内科治療を行っている。今回、われわれの施設における肝細胞癌の内科的治療の...

第080回九州支部例会

肝細胞癌に対する肝静脈バルーン閉塞下肝動脈塞栓術の検討
東原 秀行(福岡大学 医学部 放射線科)
【目的】比較的小型の肝細胞癌 (HCC) に対し、門脈をも塞栓し得ると思われる肝静脈バルーン閉塞下肝動脈塞栓術 (NDS-TAE) を考案し臨床応用してきた。治療成績および問題点について検討した。【対象】92年8月から02年8月までにNDS-TAEを施行したHCC93症例105結節、男69例、女24例、平均年齢66.6歳。原則として亜区域に限局し、血管造影で濃染するものを対象とした。【方法】バルー...

第080回九州支部例会

肝細胞癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(PRFA)における局所再発例の検討
清家 正隆(大分医科大学 医学部 第一内科)
【目的】肝細胞癌の治療戦略上、内科的局所制御の中心である経皮的ラジオ波焼灼療法(PRFA)の適応と限界を明らかにするため、現在まで行われてきた症例の局所再発症例の検討を腫瘍径と腫瘍数において行った。【対象と方法】血管造影(IVR)下のPRFAを129症例、283結節、404セッション行ってきたが、3ヶ月以上経過観察できた102症例、213結節を対象とした。平均年齢は68.4歳。背景肝の成因はHBV...

第080回九州支部例会

当科における肝細胞癌の治療方針(経皮的エタノール注入療法と経皮的ラジオ波焼灼術の再発率について)
岩田 郁(福岡大学 医学部 第3内科)
肝細胞癌の内科的治療は、主に肝動脈塞栓術と経皮的エタノール注入療法(PEI)が以前より行われているが、近年新しい経皮的治療としてラジオ波焼灼術(PRFA)が盛んに行われるようになった。当院も2000年よりラジオ波治療を行っている。当院でのラジオ波焼灼術の適応は基本的に腫瘍径が3cm以内で腫瘍数は3個以内としており、適応症例の一部がPEIと一致するためエタノール注入療法の件数は激減した。今後もラジオ...

第080回九州支部例会

肝細胞癌に対する治療戦略
高見 裕子(国立病院九州医療センター 肝臓病センター)
肝細胞癌(以下HCC)に対して、当院では肝切除と比較して外科侵襲が軽微で、かつそれを凌賀する治療効果の得られているマイクロ波凝固壊死療法(以下MCN)を中心に、肝切除(以下Hr)、一部ラジオ波焼灼術(以下RF)を使い分ける治療戦略で臨んできたが、今回はその是非を検証するため、過去に治療歴がなく当院で初回治療を受けたHCCに限定して検討したので報告する。 【対象・方法】当本年7月末日までに当外科で治...

第080回九州支部例会

単発肝細胞癌の経皮的治療法による治療戦略
堀 剛(宮崎医科大学 医学部 第二内科)
【目的】肝細胞癌の治療において、経皮的治療(エタノール注入療法:PEIT,ラジオ波焼灼術:RFAなど)を当科にては積極的に導入している。今回、当科における治療成績を検討し、経皮的治療の有用性について報告したい。【方法】対象は1994年より、2001年10月までの期間において、当施設において施行したPEIT74結節、RFA99結節を対象に局所の再発率を検討した。さらに、HCCの初回治療において経皮的...

第080回九州支部例会

当科における肝細胞癌切除症例の検討
北原 賢二(佐賀医科大学 一般・消化器外科)
【はじめに】HCCではPEIT/RFA/TAEなどの種々の治療法があり、肝切除においても部分切除から三区域切除までの術式が採用されており、施設ごとにその方針は異なっているのが現状である。【目的と方法】肝細胞癌切除症例210例の臨床病理学的検討を行い、宿主・腫瘍・治療因子などの予後関連因子を明らかにするとともに、長期生存例の臨床病理学的特徴や再発後治療を検証し、適切な術式(あるいは再発後治療法)選択...

第080回九州支部例会

当院における肝細胞癌(HCC)の治療戦略
植木 俊仁(国立病院 長崎医療センター)
肝細胞癌(HCC)に対する治療法は、外科的切除、経皮的エタノール注入療法(PEIT)、マイクロ波凝固術、ラジオ波焼灼術(RFA)、腫瘍動脈塞栓術(TAE)、反復動注化学療法、肝移植など多岐にわたり、治療法選択の基準にも明確なものがないのが現状であり、当院においても治療法の選択について模索している状況である。(1)まず、初発HCCに対する治療の主流になりつつあるRFAの症例解析結果を示し、適応基準に...

第080回九州支部例会

巨大結節併存進行肝細胞癌に対するリザーバー経由頻回分割TAE
板野 哲(久留米大学 医学部 第二内科)
我々の施設では約10年前より切除不能進行肝細胞癌に対しリザーバーを用いた肝動注療法を行ってきた。最近では少量のCDDPと5FUを用いたlow dose FP療法により、stage IVの進行癌細胞癌でも2年生存率40%以上と良好な結果を得るようになった。しかし塊状型と呼ばれるような巨大な結節を有する肝細胞癌は肝動注のみではコントロールできない事が多い。我々は3年前より選択的TAEが施行可能な肝動注...

第080回九州支部例会

当科における肝細胞癌切除後再発に対する治療
奥平 定之(長崎大学 医学部 大学院 移植消化器外科(第二外科))
(目的)肝細胞癌切除例で再発危険因子を明らかにすることは再発予防の適切な治療選択を可能にすると考え検討した。また、再発時にミラノクライテリアを用いて肝移植適応の有無について検討した。 (方法)肝細胞癌治癒肝切除123例を対象。85例(69%)再発。1)1年未満再発群(A群;45例)、1年以上経過後再発あるいは無再発群(B群;78例)で再発危険因子を検討。2)再発例でミラノクライテリアを満たす例につ...

第080回九州支部例会