セッション

検索結果は12件です。

原発性胆汁性肝硬変(PBC)における病因病態の解析
下田 慎治(九州大・病態修復内科)
【目的】PBCは肝内細胆管レベルでの慢性非化膿性破壊性胆管炎を特徴とした臓器特異的自己免疫疾患である。我々はこの慢性非化膿性破壊性胆管炎を試験管内で再構築する系の樹立を試みた。【方法】非代償性肝硬変移植時の摘出肝よりコラゲナーゼ処理後密度勾配法で単核球分画を採取し、壁付着細胞から抗上皮抗体陽性細胞をイムノビーズで選択し胆管上皮細胞とした。非壁付着細胞を肝臓浸潤単核球とした。最初に胆管上皮細胞の産生...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

慢性C型肝炎患者における自己免疫性疾患発生の新規メカニズム
近藤 泰輝(東北大病院・消化器内科)
【背景】 我々はリンパ指向性HCVがT細胞分化に関わる可能性について検討を続けており【Virol.2007, JID2009, JG2011】 、Th17との関わりを検討することは急務である。【目的】C型肝炎ウイルスが自己免疫疾患と関わりの深いTh17にどのような影響を及ぼすかを検討する。【方法】当院受診で肝生検を実施した190例のCHC患者の自己抗体免疫疾患合併頻度について検討した。CHC患者血...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

NASH進展における自然免疫の役割
三浦 光一(秋田大・消化器内科)
(目的) NASH患者では腸内細菌叢の変化により、腸内細菌産物が門脈に多量に流入すると報告されている。肝臓はこれら腸内細菌産物を排除するため、自然免疫が活性化されるが、その慢性的な活性化はむしろ肝障害を引き起こすとされる。Toll-like receptor(TLR)はこれら細菌産物を認識する自然免疫機構の一つであり、我々はTLRとそのアダプター分子の網羅的解析を行い、NASH進展における役割を検...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

IgG4関連疾患におけるICOS陽性制御性T細胞を介するIgG4産生機序
内田 一茂(関西医大・消化器肝臓内科)
【目的】自己免疫性膵炎(LPSP)をはじめとするIgG4関連疾患における、IgG4産生機序、制御性T細胞(Treg)の関与については不明である。今回我々はLPSPにおけるICOS分子陽性TregとIgG4産生機序について検討した。【方法と対象】LPSP33例、アルコール性膵炎11例、特発性膵炎18例、健常人16例を、CD4+CD25highTreg及びn...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

C型肝細胞癌における免疫抑制性細胞群の誘導機序-Tr1とTEM
考藤 達哉(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】制御性T細胞(Treg)などの免疫抑制細胞群の増加は、肝細胞癌や大腸癌による免疫寛容の重要な機序である。Tregには胸腺由来のNatural Treg(N-Treg)と、末梢誘導型のIL-10産生性Tr1が存在する。またTIE2陽性単球(TEM)は、各種の癌において血管新生や免疫抑制への関与が示唆されている。本研究では、肝細胞癌に対する治療標的の同定を目指して、肝癌におけるTr1やTEMの...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

消化器癌に対する免疫療法の検討
江口 潤一(昭和大・消化器内科)
【目的】免疫療法は副作用が軽度で効果的な治療として期待されているが、消化器癌は低免疫原性であり、強力に免疫を誘導する必要がある。我々は消化器癌に対するサイトカイン療法、樹状細胞療法、抗体療法の併用を行い、その臨床応用について検討した。【方法】マウス大腸癌細胞株MC38、肝細胞癌細胞株BNLの皮下腫瘍モデルを用いた。まず腫瘍細胞野生株にIFN-α、IL-4、IL-12遺伝子を導入し、サイトカイン産生...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

慢性腸炎においてTR細胞によって制御されるTh17→Th17/Th1→alternative Th1細胞経路の発見
金井 隆典(慶應義塾大・消化器内科)
【目的】炎症性腸疾患(IBD)に限らずさまざまな慢性免疫疾患においてTh1とTh17細胞が増加することが知られており、免疫病態にTh1、Th17細胞がともに病因的に関与し、かつ、制御性T(TR)細胞は直接的にTh1とTh17細胞を抑制すると考えられてきた。今回、IBD類似慢性大腸炎モデルを用い、Th17、Th17/Th1、Th1細胞の発達経路、さらにはTR 第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

IL-17はHSP47の発現を介してクローン病腸管線維化に関与している
本澤 有介(京都大・消化器内科)
【目的】Crohn's Disease (CD) の腸管線維化の機序解明は臨床上重要な課題である。Heat shock protein (HSP) 47は小胞体に局在するストレス蛋白質であり、I -V型の各種コラーゲンに結合し、各種線維化疾患で強く誘導されることが報告されている。我々はCD患者における血清HSP47値はulcerative colitis (UC) 患者や健常人に比較して有意に高い...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

制御性B細胞による腸管免疫抑制機構とその破綻による腸炎発症機序の解明
-クローン病モデルマウスの病態解析からの知見とその応用-
岡 明彦(島根大附属病院・消化器内科)
【背景】
炎症を負に制御する新規のB細胞サブセットである制御性B細胞の機能は明らかにされていない.本研究の目的は,腸管免疫応答におけるIL-10産生制御性B細胞の機能解析を行い,その破綻による腸炎発症のメカニズムを明らかにすることである.
【方法と結果】
1. クローン病マウスの腸管B細胞におけるIL-10産生の低下
クローン病モデルとしてSAMP1/Yit,...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

IL10KO由来T細胞移入腸炎モデルにおける食餌抗原反応性T細胞の関与
池上 由佳(味の素製薬(株)・創薬研究センター・探索研究所)
【目的】クローン病(CD)の病態形成に食餌要因が大きく関与することが知られているが、その詳細な機序は十分に解明されていない。我々は多種の食餌品目に対する血清IgGがCD患者特異的に高値であること、IL10KOマウスにおいてIgG産生を認める食餌成分(脱脂大豆・小麦・コーン)の除去によりIL10KO移入モデルの腸炎が抑制される(大腸重量:354±16 vs 586±13mg; p<0.001)ことか...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

炎症性腸疾患病原性メモリーCD4+T細胞は腸管粘膜から全身血流に再循環する
根本 泰宏(東京医歯大・消化器内科)
【背景】我々は炎症性腸疾患が慢性化する要因として、腸管粘膜内メモリーCD4+T細胞の腸管外リザーバー臓器への再循環経路が重要であると主張してきた。一方これまで"腸管指向性”である腸管粘膜内CD4+T細胞は、再循環することなく局所においてアポトーシスに至ると考えられてきた。【目的/方法】腸管粘膜内CD4+T細胞再循環経路の解明を目的と...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫

Human Neutrophil Peptide-1はTリンパ球非依存的にDSS腸炎を悪化させる
橋元 慎一(鹿児島大大学院・消化器疾患・生活習慣病学)
【背景・目的】Human Neutrophil Peptide(HNP)は炎症に伴い好中球のアズール顆粒から分泌される。我々はプロテオーム解析によりHNP1-3が潰瘍性大腸炎(UC)患者血中に増加することを見出し、血漿HNP1-3がUCの診断や治療効果予測マーカーとして有用である可能性を報告している。しかし、HNP1-3とUCの病態との関連は明らかにされていない。本研究では、HNP-1が大腸炎モデ...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患と免疫