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検索結果は12件です。

過去10年間における胃癌背景因子・診断精度および発見早期胃癌の変遷に関する検討
水谷 勝(東京都がん検診センター・消化器内科)
【目的】この10年間で胃癌背景因子・診断精度および発見早期胃癌にどのような変化が現われたのかを検討する。【方法】まず、1999年(前期)と2009年(後期)の各一年間におけるルーチン内視鏡検査所見から見た胃癌背景因子の違いと診断精度を検討した。次に1997年からの4年間と、2007年からの4年間に発見された早期胃癌を対象として、両者間の臨床病理学的特徴を比較検討した。【成績】ルーチン内視鏡検査所見...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

過去10年間の人間ドック発見胃癌の変遷からみた将来像
赤羽 たけみ(奈良県健康づくりセンター)
【目的】近年、胃癌検診は死亡率を低下させるだけでなく、低侵襲治療が可能な早期癌発見率を上げることでQOL向上に寄与してきたと言える。過去10年間に人間ドックで発見された胃癌症例を対象に臨床病理学的所見の経年変化を検討し、検診発見胃癌の将来像を考察した。【方法】2000年から2009年までに当センター人間ドックを受診したのべ88,243名(平均年齢50.2歳)のうち胃癌発見症例77例を対象とし、20...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

当院における胃癌の変遷
岡 政志(埼玉医大病院・消化器内科・肝臓内科)
【目的】我が国の胃癌の患者数は戦後増加を続けたが,近年横ばいになってきている。しかし,人口構成,Helicobacter pylori感染者の比率および和食から洋食への食事嗜好の変化,更にはH2 blockerやproton pump inhibitorなどの強力な胃酸抑制剤の登場によって,胃癌の肉眼形態には変化が生じている可能性がある。我々の施設は大学病院で先...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

切除例からみた早期胃癌の時代的変遷
長浜 孝(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【目的】早期胃癌の時代的変遷を明らかにする事.【対象】当院で1991年から1996年までの6年間(旧時代),2005年から2010年までの6年間(新時代)に,内視鏡的または外科的に切除された早期胃癌812症例,938病変.【方法】旧時代と新時代に治療された病変の1)臨床病理学的事項,2)多発性について比較検討.【成績】1)臨床病理学的事項の比較(旧時代 vs 新時代)では,性差(男:女)は189:...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

早期胃癌症例における時代的変遷
福田 信宏(朝日大村上記念病院・消化器内科)
【目的】Helicobacter pylori(以下H. pylori)感染は,活動性胃炎,萎縮性胃炎,腸上皮化生へと進展し胃癌の発生と深く関連している.近年,若年者のH. pylori感染の陽性率が低下しており,今後胃癌の罹患が減少していくと思われる.そうした背景の中で胃癌の内視鏡的所見および病理学的所見について時代的変遷の検討をした.【方法】当院にて1986年から2010年までの25年間に手術...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

当院における胃癌の組織型、進行度、年齢、部位の時代的変化の検討
八木 一芳(新潟県立吉田病院・内科)
【目的】高齢者の増加とH.pylori(HP)非感染者の増加が当院における胃癌の組織型、進行度、年齢、部位に変化をもたらしているかを検討した。【方法】(1)1996年と2010年に当院で診断治療された胃癌症例の組織型、進行度、年齢を比較検討した。(2) HP非感染者から発生している胃癌と食道胃接合部癌を検討した。HP感染者はRAC陰性で内視鏡的萎縮の所見を認める症例を、HP非感染者はRAC陽性で内...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

胃癌の時代的変遷―背景胃粘膜環境の視点からー
井口 幹崇(和歌山県立医大・2内科)
【目的】我々はHelicobacter pylori(HP)感染による慢性萎縮性胃炎の進展と共に胃発癌リスクが高まることを報告してきた。近年,衛生環境の向上やHP除菌治療の普及と共に若年者のHP感染率が低下してきている。経年的に胃内環境を把握しえた職域集団におけるHP関連胃炎の時代的変遷と発生する胃癌の特徴について検討した。【方法】対象は1994年以降,某職域において胃集団検診を受診した年齢40-...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

当検診センター20年間の早期胃癌の変遷―逐年検診効果からH.pylori未感染者胃癌の増加まで―
青木 利佳(香川県立がん検診センター・消化器科)
【目的】香川県立がん検診センター設立から20年が経過し,その間に発見された胃癌についての臨床病理学的特徴の変化を検討する。【対象と方法】対象は平成(H)3年から22年までの20年間に当センターで発見された胃癌で,20年をI期(H3-7年),II期(H8-12年),III期(H13-17年),IV期(H18-22年)の4期に分け,その臨床病理学的特徴を調査した。調査項目は,年齢,性別,早期癌比率,早...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

Helicobacter pylori 陰性症例に発生した胃癌の特徴
伊藤 公訓(広島大大学院・分子病態制御内科学)
【背景、目的】Helicobacter pylori (H. pylori )未感染者に胃癌が発生することは稀とされる。そのため、H. pylori 未感染者は対策型検診対象から除外できる可能性がある。しかし、H. pylori 陰性胃癌の実際の頻度や、その臨床的特徴についての報告はほとんどない。今回我々は、H. pylori ...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

H. pylori 除菌後に発見された早期胃癌の内視鏡像
小林 正明(新潟大医歯学総合病院・光学医療診療部)
【背景】近年、消化性潰瘍や胃癌EMR/ESD後を含めた各種疾患に対するH. pylori (HP)除菌後に早期胃癌を認める症例を少なからず経験し、今後、除菌例の蓄積に伴いさらに増加する可能性がある。これらの中には、画像強調・拡大観察を用いても診断困難な病変があるため、臨床病理学的所見や内視鏡像について検討を行った。【方法】各種疾患に対して除菌後、2007年3月~2010年の期間に39...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

HP感染胃癌、除菌後胃癌、HP未感染胃癌の臨床病理学的所見と背景粘膜についての検討
榊原 真肇(愛知県がんセンター愛知病院・消化器内科)
【目的】時代の変遷とともに,胃癌はHP感染胃癌から除菌後胃癌,HP未感染胃癌へと変化していくと考えられる。3群の胃癌の臨床病理学的所見,背景粘膜の特徴を明らかにする。【方法】HP感染胃癌(以下A群)206例,除菌後胃癌(B群)24例,HP未感染胃癌(C群)4例を対象とした。臨床病理学的所見(肉眼型,組織型,深達度,部位)と背景粘膜(萎縮の程度・拡がり,腸上皮化生の拡がり,胃癌の周囲の腸上皮化生の程...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点

EMR時代とESD時代における早期胃癌治療の変遷-診断的ESDを含めた治療戦略の重要性-
野中 哲(国立がん研究センター中央病院・消化管内視鏡科)
【目的】ESDの最大の利点は、詳細な病理組織学的診断が得られることであり、内視鏡治療か外科切除かの判断が難しい病変に対する診断的ESDも治療戦略の一環として認識されている。ESDの確立前後における早期胃癌に対する内視鏡治療の臨床成績を、外科切除との関連を含めて検討した。【方法】1990年から2005年の期間に、根治目的で外科切除が施行された2785症例と同じく内視鏡治療が施行された2469病変を対...

第53回日本消化器病学会大会胃癌の時代的変遷と将来展望―内視鏡医の視点