セッション |
検索結果は108件です。
- 直腸癌に対する化学療法後に発症した門脈圧亢進症の1例
-
武藤 桃太郎(JA北海道厚生連 遠軽厚生病院 内科)
Oxaliplatinを含む化学療法により肝類洞障害が生じ、その結果、門脈圧亢進症状が生じる例があることが知られている。今回我々は、多発肝転移を有する直腸癌(cStage4;SS, N2, H3, M1(肺))に対してmFOLFOX6+Bevacizumab(BV)療法を施行後、新たに血小板減少、脾腫、食道静脈瘤といった門脈圧亢進症状が出現した1例を経験した。症例は35歳男性。半年前からの血便を主...
第114回北海道支部例会 >
- 当院における単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術189例の検討
-
山本 和幸(KKR札幌医療センター斗南病院)
【背景】当院では2008年12月に単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術(単孔式Lap-C)を導入し、現在までに189例経験している。導入から現在までの術式の変遷と工夫および手術成績を報告する。【手術手技】導入当初より、臍部創から直接腹壁をトロカールで穿刺するマルチプルトロッカー法を施行してきた。直線的デバイスより挿入された左右の鉗子の可動域はconventionalな手術に比較して狭く、鉗子を平行に操作して無...
第114回北海道支部例会 >
- 潰瘍性大腸炎に対するインフリキマブ投与症例の検討
-
杉山 隆治(市立旭川病院消化器病センター)
目的:ステロイド依存性・抵抗性潰瘍性大腸炎(UC)に対するインフリキマブ(IFX)の有効性について検討する対象・方法:当院で診断・治療中の中等症~重症UCのうちIFXを投与した9例を対象とし、IFX投与8週目と52週目の治療効果をMayo scoreを用いて評価した。結果:症例の内訳は男5例、女4例で投与時の平均年齢は43.5歳、罹病期間は平均5.8年であった。病型は全大腸炎型が8例、左側大腸炎型...
第114回北海道支部例会 >
- 稀な胃Glomus腫瘍に対しLECSを施行し経口的に回収した一例
-
小松 悠弥(小樽掖済会病院 消化器病センター)
Glomus腫瘍は,四肢末端や体幹の皮下に存在する最小動脈吻合叢glomus体に由来する有痛性非上皮性腫瘍であり,消化管に発生することは稀とされているまた,腹腔鏡内視鏡合同局所切除術 (laparoscopy endoscopy cooperative surgery, 以下LECS)は,失われる消化管の壁面積が小さく,機能温存が可能で低侵襲な手技として2008年Hikiらによってはじめて報告され...
第114回北海道支部例会 >
- 好酸球性食道炎の1例
-
寺門 洋平(札幌厚生病院 第1消化器科)
症例は40代女性,つかえ感にて当科受診となる.上部消化管内視鏡検査では,食道粘膜の白斑,縦走する溝状陥凹,気管様狭窄を認めた.内視鏡所見より好酸球性食道炎を疑い,食道粘膜の病理組織検査および末梢血の白血球分画を施行した.食道粘膜の病理組織検査では食道上皮内に20個/HPF以上の好酸球浸潤を認め,末梢血中に好酸球増多を認めたため,好酸球性食道炎と考えられた.治療はステロイドの投与も考慮されたが,ラベ...
第114回北海道支部例会 >
- 髄膜癌腫症を合併した進行胃癌の1剖検例
-
藤澤 倫子(札幌社会保険総合病院 消化器内科)
症例は58歳女性。2012年9月腹痛にて受診し、上部消化管内視鏡検査にてBorrman4型胃癌、CTにて胃壁肥厚、多発腹膜結節、腹水貯留を認め、胃癌cT3N0M1PER cStageIVの診断となった。2012年10月よりS-1+Cisplatin療法を導入したが3コースで増悪を認め、2nd lineとして2013年3月よりIrinotecan療法を開始した。4コース継続したが内視鏡検査およびCT...
第114回北海道支部例会 >
- 化学療法中に穿孔を来たした盲腸癌の一例
-
今井 亜希(札幌社会保険総合病院 消化器内科)
症例は60歳代女性。他科通院中の定期採血にて貧血進行を指摘、2013年6月同科に入院となった。CTで盲腸から腹壁に浸潤する造影効果のある腫瘤と肝、腹腔内、肺に多発する腫瘤、腹水貯留、リンパ節腫大を認めた。以上より盲腸癌、多発転移が疑われ当科転科となった。下部消化管内視鏡、造影検査にて盲腸に隆起性病変を認め、生検で高分化腺癌の診断であった。盲腸癌 5型80×67mm T4b(腹壁)N3 M1b st...
第114回北海道支部例会 >
- 大腸癌を合併したバレット腺癌の一例
-
秋野 公臣(札幌しらかば台病院)
近年、バレット食道と大腸癌の関連性を示唆する論文が二報報告され疫学的に注目されている。今回我々は横行結腸癌を合併したバレット腺癌の一例を経験したので報告する。 患者は70才台男性。めまいを主訴に来院。スクリーニング目的の血液検査にてCEAの軽度上昇をみとめ、便潜血反応陽性のため下部内視鏡検査施行。横行結腸に約30mm大の1型腫瘍を認めた。術前精査目的で施行した上部内視鏡検査では門歯から27c...
第114回北海道支部例会 >
|