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検索結果は108件です。
- 胆管ステント迷入に対する対処法
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高木 亮(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】胆管ステント迷入に対する対処法について検討する.【対象】2006年7月から2013年2月までに当センターで胆管ステント迷入に対して内視鏡治療を行った5例.男:女=3:2,平均年齢59.4歳(46-77).ステント留置理由は,悪性胆道狭窄 3(胆管癌 1,右腎盂癌 1,胃癌 1),良性胆道狭窄2(胆嚢摘出術に伴う胆管損傷 1,慢性膵炎 1).【検討項目】1)迷入したステント,2)迷入理由,3...
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- H.pylori陰性早期胃癌の1例
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田中 一成(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【はじめに】胃癌の殆どはH.pyloriの感染に伴う慢性胃炎を背景に生じ、H.pylori陰性胃癌は稀である。今回、萎縮のない胃底腺領域に生じたH.pylori陰性早期胃癌の1例を経験したので報告する。【症例】60歳代、男性。検診の上部消化管内視鏡検査で胃体上部大弯に白色調の隆起性病変を認め、生検でGroup3と診断されたため精査・加療目的に当センター紹介となる。上部消化管内視鏡検査では萎縮のない...
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- B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ療法中の肝発癌例の検討
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小関 至(札幌厚生病院・3消化器内科(肝臓科))
【目的】B型慢性肝疾患例において核酸アナログの投与を受けた症例の治療内容別の肝発癌率を調査し、さらに全例における肝発癌率と発癌寄与因子を検討する。【対象と方法】当院において核酸アナログを1年以上投与した418例(Entecavir(ETV)初回255例, Lamivudine(LAM)からETV切り替え84例, LAM耐性にてadefovir(ADV)併用79例)を対象とし、HCC既往例、NA 投...
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- ESD症例における同時性異時性多発胃癌の検討
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浦出 伸治(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【背景】ESDは胃機能温存を可能にした優れた治療法である反面、癌発生母地である粘膜も温存される。近年、ESDの普及に伴い同時性あるいは異時性に多発する胃癌を少なからず認める。【目的】ESDを施行した早期胃癌症例に発生した同時性異時性多発胃癌の現況について検討する。なお、初回ESDより1年未満に新規病変を認めた症例を同時多発、1年以降に認めた症例を異時多発と定義した。【対象と方法】2003年7月より...
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- 化学療法関連類洞閉塞症候群(SOS)により生じた難治性腹水に対してDenver shuntが緩和的に奏功した進行大腸癌の1例
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高橋 稔(札幌共立五輪橋病院 消化器病センター 内科)
症例は55歳女性。平成23年11月。嘔気・嘔吐を主訴に近医受診。イレウスで発症した上行結腸癌・多発肝・肺転移の診断のもと札幌医大第1外科紹介。同年12月右半結腸切除術を施行。平成24年1月札幌医大第4内科の臨床第1相試験XEROXIRI+Bevasizumab(Bmab)にエントリーされ5コース終了時でRECIST PR。その後11コースまで治療継続したがPD。FOLFIRI+Bmabに変更し4コ...
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- 進行肝細胞癌に対するSorafenib治療の工夫 ─患者サポートプログラム・ネクサリンクの導入─
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山本 義也(市立函館病院 消化器病センター 消化器内科)
【背景・目的】Sorafenibは、進行肝癌に対して唯一エビデンスを有する化学療法であるが、手足症候群などの有害事象により投与継続に苦慮する例も多い。当院では、有害事象対策として2012年7月以降、がん化学療法看護認定看護師・がん薬物療法認定薬剤師と連携し、電話相談による外来患者支援システム(ネクサリンク)を導入した。今回、当院におけるSorafenib治療成績とネクサリンクの有用性について報告す...
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- 悪性腫瘍との鑑別に苦慮した肝エキノコックス症の1例
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安部 智之(製鉄記念室蘭病院 消化器内科・血液腫瘍内科)
症例は70代、男性。HBVキャリアであり、定期的に当科外来へ通院していた。2013年2月に腹部エコーを行ったところ、肝S8に40mm弱の高エコー腫瘤を認めた。CT, MRIを撮影したが、早期濃染せず、古典的HCCとは考えにくかった。また、造影エコーでは、辺縁にわずかに濃染を認め、後血管相でdefectを呈しており、また、PETでも集積を認め、転移性肝腫瘍が考えられた。原発巣精査目的に上下部消化管内...
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- 当院における胃vascular ectasiaに対する内視鏡治療
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木村 睦海(札幌厚生病院 消化器内科)
胃vascular ectasia(血管拡張症)は円形の発赤病変としてみられる。特発性である場合と、慢性腎不全や肝硬変などを背景にする場合とがある。出血もみられ消化管出血の1~5%を占めるといわれている。当院では2009年4月以降、内視鏡検査にて450例の胃vascular ectasiaが診断され、29例に対して内視鏡治療を施行した。29例の男女比は21:8、年齢中央値は69歳(38~97)、背...
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- 肝細胞癌リンパ節転移を疑いEUS-FNAを施行した3症例の検討
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小池 祐太(市立札幌病院 消化器内科)
【症例1】72歳,男性.血液検査で肝機能障害を指摘され当院を受診され,肝S7/8にHCC が認められた. TACE,RFAで複数回治療されたが同部位に再発を繰り返した.その後,膵頭部周囲に腫大リンパ節を認めEUS-FNAが施行され低分化癌の所見が認められた.【症例2】80歳,女性.C型肝硬変で経過観察されていた.肝S5にHCCが認められ,TACE,RFAで複数回治療され肝内病変はコントロールされて...
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- Billroth-II法再建例に対するERCP―地方病院での実態と治療成績
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久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科)
胃術後症例、特にBillroth-II法やRoux-en-Y再建例における胆膵疾患に対する治療は、経皮的治療や外科治療が広く行われてきたが、近年では内視鏡機器の発展と技術の進歩により、経乳頭的もしくは超音波内視鏡を用いたアプローチが普及してきている。当院でも以前は経皮的アプローチを好んで施行してきた嫌いがあるが、近年では経乳頭的アプローチが増加している。 今回、平成8年4月から平成25年11...
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- 食道lymphoid hyperplasiaの1例
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菅原 伸明(恵佑会第2病院消化器内科)
食道lymphoid hyperplasiaは稀な疾患で、今回、粘膜下腫瘍様の形態を呈し、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)にて切除しえた症例を経験したので報告する。 症例は76才、男性。平成25年8月スクリーニング目的に前医で上部内視鏡検査(EGD)を施行、胸部上部食道に粘膜下腫瘍を認め当科紹介入院となる。EGDでは門歯25cmの前壁に2.5cmの白色調、表面に軽度の凹凸不整のある隆起性病変...
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- 術後再建腸管 (Billroth II再建胃を除く)に対するERCP―地方病院での実態と治療成績
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久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科)
Roux-en-Y再建胃、膵頭十二指腸術後、胆管空腸吻合術後などの術後再建腸管を有する症例では、通常の十二指腸スコープを用いたERCPは困難であり、以前より施行されてきた細径大腸内視鏡を含む汎用内視鏡では、術者の熱意や技量によることが大きく、普及しているとは言えない状況であった。 近年登場したダブルバルーンおよびシングルバルーン内視鏡は、このような術後再建腸管例に対し、積極的に応用されるよう...
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- 横紋筋融解を合併した劇症型Wilson病の最高齢女性の1例
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山崎 大(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【はじめに】劇症型Wilson病は時に成人にも見られるが発症年齢は概ね40歳迄であり、横紋筋融解の合併は小児例の報告に限られている。著しいCPK高値と意識障害を伴う成因不明急性肝不全として発症し、横紋筋融解を合併した既報中最高齢の劇症型Wilson病を経験した。【症例】54歳女性。2012年11月29日に下腿浮腫で近医を受診し、アルコール性肝硬変と診断された。浮腫の制御のため12月3日より前医に入...
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- Hemosuccus Pancreaticusの1例
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山北 圭介(旭川医大病院 病態代謝内科学分野)
症例は81歳男性。平成25年9月に下血を主訴に近医を受診し、下部消化管内視鏡検査を施行されたが出血源は特定出来なかった。その直後に左足に動脈塞栓症を発症し、シロスタゾール、アスピリンが開始された。同年10月再度下血し上・下部消化管内視鏡が行われたが出血源を特定することが出来ず、精査加療目的に当科へ紹介入院となった。ダブルバルーン小腸内視鏡を行ったが、出血の原因になりうる病変を指摘できなかった。当院...
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- 脳死肝移植待機中に心原死したWilson病の1例
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山崎 大(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【はじめに】Wilson病は肝臓や神経に銅が蓄積する遺伝性疾患として知られるが、他臓器にも沈着し機能障害を来す全身性疾患でもある。Wilson病による非代償性肝硬変に対して肝移植待機中、突発的に心原死した症例を経験したので報告する。【症例】19歳女性。7歳時にWilson病と診断され、D-penicillamineと亜鉛製剤を処方されていたが、当初より怠薬傾向であった。2013年7月下旬より下腿浮...
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- 内視鏡的切除を施行した早期食道胃接合部腺癌69症例の検討
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山本 桂子(市立函館病院消化器病センター消化器内科, 恵佑会第2病院消化器内科)
【目的】本邦における接合部腺癌の特徴を明らかにするため、内視鏡的切除を施行した早期病変を対象とし臨床病理学的検討を行った。【対象】2005年1月から2013年11月まで恵佑会病院にて内視鏡的切除を行った食道胃接合部腺癌66症例67病変、市立函館病院にて行った2症例2病変、合計68症例69病変を対象とした。【結果】男性59例女性9例、組織型は分化型58例、分化未分化混合型11例、純粋未分化型は見られ...
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- 出血を契機に発見したPeutz-Jeghers症候群の小腸ポリープの一例
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柳原 志津妃(札幌厚生病院 第1消化器科)
はじめに:Peutz-Jeghers症候群(PJS)は口唇,指趾に特有な色素沈着を伴い,消化管に多発性ポリープを有する優性遺伝の疾患で,小児期に発症する.消化管ポリープは過誤腫であるが,小腸に発生した場合,腸重積の原因となることが多い. 症例は20歳代,女性.生後9ヶ月にPJSと診断され,その後定期的に経過観察,治療をされていた.現在まで小腸ポリープは計3回内視鏡治療されており,小腸病変の検索には...
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- 潰瘍性大腸炎に対するメサラジン坐薬有効性の検討
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古川 滋(札幌東徳洲会病院 IBDセンター)
【はじめに】5-ASA製剤は潰瘍性大腸炎治療の基本薬である。あらたにメサラジン坐剤が投与可能となったことから、当院での使用経験を報告する【対象】当院でメサラジン坐薬を投与した91名。【方法】メサラジン坐剤投与開始時の年齢、性別、罹患年数、病型、併用薬、出血の有無と治療経過および治療効果について検討した。病変範囲については3か月以内の内視鏡検査もしくはエコー検査結果により、直腸病変、直腸S状結腸病変...
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- 当院におけるHelicobacter pylori除菌療法の現況
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定岡 邦昌(北海道社会保険病院消化器センター)
【背景・目的】Helicobacter pylori(以下HP)感染胃炎に対する除菌療法が平成25年2月より保険治療可能となり、当科においても平成20年から平成24年までの5年間と比較し平成25年3月以降HP除菌患者が増加している。今回当科でのHP除菌治療の現況についてレトロスペクティブに検討した。【対象・方法】平成20年1月から平成25年4月まで当院でHP除菌治療をおこなった939名(男性579...
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- C型慢性肝炎ペグインターフェロン/リバビリン治療SVR後に発症した肝癌の一例
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由崎 直人(斗南病院 消化器内科)
症例は60歳代の男性。50歳代であった2001年の健診にて初めてHCV抗体陽性を指摘され当科を紹介された。すでに慢性肝炎の状態であり、ウイルスジェノタイプが1bでhigh titerであることからインターフェロン治療を施行することとなった。当時、患者様からの同意得られずに肝生検は施行しなかった。2002年3月にインターフェロンアルファコンー1の24週投与、引き続いてインターフェロンα-2b+リバビ...
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