セッション

検索結果は14件です。

HBV RT領域変異株におけるテノフォビルの抗ウイルス効果の検討
柘植 雅貴(広島大・消化器・代謝内科)
【目的】B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ治療は不可欠な治療法となっているが、HBVの完全な排除に至るケースは稀であり、長期投与が不可欠とされている。このため、長期投与に伴う耐性株出現は重大な問題となっている。そこで、in vitroin vivoにて各種薬剤耐性株に対するテノフォビル(TDF)の抗ウイルス効果について検討を行った。【方法】患者血清からHBV発現プラス...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

核酸アナログ耐性変異パターン解析とその対策~テノホビルの使用経験
新海 登(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【背景】B型肝炎に対して核酸アナログが多用されるようになり、多剤耐性株の出現が報告されている。【対象】我々は当院で2001年1月から2010年12月までに核酸アナログを投与したB型慢性肝炎・肝硬変患者を対象(ラミブジン(LVD)初回投与84例、エンテカビル(ETV)初回投与118例)とした。【結果】LVD平均投与期間31±23ヶ月であった。1) LVD耐性33例中27例にアデホビル(ADV)併用。...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

B型慢性肝炎に対する核酸アナログ長期投与~耐性ウイルスとAdherenceから見た検討~
亀崎 秀宏(千葉大大学院・腫瘍内科学)
【目的】B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤初回投与例における治療効果及び, ウイルス再上昇例における耐性ウイルス出現状況を検討すると共に薬剤に対するAdherenceを検討した.【方法】B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤初回投与例167例[エンテカビル(E) 81例, ラミブジン(L) 86例]を対象とした. 治療効果は各製剤におけるHBV DNA陰性化やALT値正常化を検討した. ウイルス再...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

ラミブジン耐性B型慢性肝疾患に対するアデホビル併用療法の長期成績と問題点
三田 英治(国立大阪医療センター・消化器科)
【目的】B型肝炎に対する核酸アナログ治療では,長期投与例が増えるにしたがい,耐性化が報告されるようになった.今回,当科におけるラミブジン・アデホビル併用療法の長期成績をまとめ,その問題点を検証した.
【方法】ラミブジン耐性のB型慢性肝疾患に対し,アデホビルを追加併用し,24ヶ月以上経過観察が可能であった40例が対象である.アデホビル併用前の背景因子と治療効果について検証した.
【成績】...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

LAM耐性ウイルスに対する核酸アナログ療法の治療反応性の検討
平野 克治(順天堂大静岡病院・消化器内科)
【目的】核酸アナログ療法は、B型慢性肝炎の治療に極めて有効であるが、耐性ウイルスへの対応が大きな課題である。特に、ラミブジン(LAM)耐性ウイルス例での多重耐性の出現が問題となってきている。今回、LAM耐性ウイルスと核酸アナログに対する治療反応性から多重耐性ウイルスの出現との関連について検討した。【対象と方法】2010年12月までに当院でB型肝炎に対して核酸アナログ療法を施行した165症例を対象と...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ耐性例の検討
中西 裕之(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】B型慢性肝疾患核酸アナログ耐性例の治療について検討する。【方法】対象はB型慢性肝疾患核酸アナログ治療314例。Lamivudine(LAM)長期投与中にbreakthrough hepatitisを発症しAdefovir(ADV)を併用したLAM+ADV43例と、Entecavir(ETV)投与124例、ETV耐性を認めた11例についての臨床的,ウイルス学的特徴を検討した。【結果】LAM+...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

アナログ多剤耐性例に対する治療戦略
小関 至(札幌厚生病院・3消化器科(肝臓科))
【目的】当院における核酸アナログ (NA) 多剤耐性例の出現頻度を調査し, 多剤耐性出現後の治療内容および効果について検討した.【対象と方法】NA1年以上継続投与可能であった466例を対象とした. 内訳ではEntecavir (ETV) 初回投与207例, Lamivudine (LAM) 耐性に対するETV投与15例, LAM耐性に対するAdefovir (ADV) 併用127例, LAM投与後...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤の問題点とsalvage治療としてのテノフォビルの有用性
保坂 哲也(虎の門病院・肝臓センター)
(目的)核酸アナログ治療(ETV,LAM+ADV)の有効性と薬剤耐性の頻度と対策を示し、現在の核酸アナログ療法の問題点を検討する。またADV耐性、ETV耐性に対するTDFの治療効果も検討する。(方法)(ETV治療)核酸アナログ未治療B型慢性肝疾患症例515例およびLAMからの切り替え症例229例。(ADV治療)LAM耐性B型慢性肝疾患症例に対してADVを併用投与した367例を対象とした。(結果)(...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

B型肝炎に対する拡散アナログ投与例の長期予後
多田 俊史(大垣市民病院・消化器内科)
【目的】本邦でB型肝炎に対する核酸アナログ製剤(NA)の使用が認可され10年を経過した。その間、NAの使用によりB型肝炎の予後は著しく改善した。今回は当院でのNA長期投与例について検討した。【対象および方法】対象は3年以上経過観察したB型肝炎785例(NA投与例は投与開始から3年以上投与、肝発癌例は経過観察開始1年以後もしくはNA投与開始後1年以後)のうち、年齢、性、Child-Pugh分類、HB...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

HBs抗原量からみたB型慢性肝疾患に対する抗ウィルス療法
長岡 進矢(国立長崎医療センター・臨床研究センター)
【目的】HBs抗原定量値は、核酸アナログの中止基準、ペグインターフェロンの治療効果予測、HBs抗原消失までの指標として、最近、その有用性が報告されている。HBs抗原量の推移から各種B型慢性肝疾患に対する各種抗ウィルス療法を比較検討した。【方法】対象は、5年以上LAM投与した91例(LAM群、中央値年齢:47歳)、3年以上ETVを投与した77例(ETV群:54歳)、6カ月以上IFNを投与した32例(...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

B型慢性肝炎核酸アナログ薬治療における中止基準についての検討
松本 晶博(信州大・消化器内科)
【目的】B型慢性肝炎に対する核酸アナログ薬治療では、中止後の再燃の問題により、安易な中止はできない。今回、核酸アナログ薬中止例を解析し、より効率的な中止の可能性について検討した。【方法】多施設共同研における、B型慢性肝炎の核酸アナログ薬中止例126例(男性83例)を対象とした。治療中止時の年齢中央値46歳(20-79)、治療期間中央値1.3年(0.3-7.8)であった。再治療率は57%で、治療中止...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

HBeAg陽性B型慢性肝炎に対するIFN sequential療法中のHBcrAg、HBsAgの変化と核酸誘導体中止の可能性
榎本 大(大阪市立大大学院・肝胆膵病態内科学)
【背景】我々は、核酸誘導体(NUC)によるHBV DNA低下が良好な症例では、IFN sequential療法によりNUCの中止を達成しうることを報告してきた。本邦では、NUC中止の基準としてHBコア関連抗原(HBcrAg)の有用性が報告されている。海外では、PEG-IFNによるHBsAgの低下が良好であると報告されている。【方法】対象はHBeAg陽性B型慢性肝炎44例(男性41例、38±10歳、...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

HBe抗原陽性HIV感染者に対するHAARTの抗HBV効果について
田沼 順子(国立国際医療研究センター・エイズ治療・研究開発センター)
【背景・方法】HIV/HBV混合感染例には、テノフォビル(TDF)とエムトリシタビン(FTC)またはエピビル(3TC)を含むHAARTが推奨されている。このたび当院でHAARTを実施したHBe抗原陽性例につき、その抗HBV効果について後方視的に検討した。
【結果】1996年より2010年までの14年間に当施設を受診しHBs抗原検査が行われた2803名中、227名がHBs抗原陽性(陽性率8.1...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性

小俣 政男(山梨県立病院機構・理事長)
...

第53回日本消化器病学会大会B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性