- 高度脈管侵襲(Vp3/4・Vv3)併存進行肝細胞癌に対するTACE併用肝切除の意義と限界
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吉留 博之(千葉大大学院・臓器制御外科学)
【目的】高度脈管侵襲(Vp3/4・Vv3)併存肝細胞癌(HCC)は予後不良であるが、肝切除により予後が期待できる症例も存在する。当科では術前肝動脈注入化学塞栓療法(TACE)を併施し肝切除を施行してきた。その意義と限界について明確にする。【方法】2009年までに当科で641例のHCC症例の中で、84例がVp3/4・Vv3併存HCCであり、34例に肝切除(Hx群)を施行し、50例に対してTACE/T...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 肉眼的脈管侵襲を有する肝細胞癌に対する治療戦略
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井上 陽介(東京大・肝胆膵外科)
【背景・目的】肉眼的脈管侵襲を有する肝細胞癌(TT-HCC)は予後不良である。肉眼的根治切除により、ある程度長期生存を得られるが、再発率は非常に高率であり、残肝遺残や肝外病変といった非治癒因子も多い。当科におけるTT-HCCの治療戦略につき報告する。【対象・方法】1994-2008年、当科で切除された790例の初発HCCのうち、TT-HCC77例を対象とした。TT症例は原則全例に術前TACEを施行...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 両葉多発肝細胞癌に対する集学的治療
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木戸 正浩(神戸大大学院・肝胆膵外科学)
肝癌診療ガイドラインにおいて肝障害度A, Bで腫瘍個数が4個以上であれば塞栓や動注療法が推奨されている。さらに高度脈管浸潤を伴う進行肝細胞癌(HCC)の治療方針に関しては、附記として記されるのみでアルゴリズムから外れている。このような極めて予後不良である両葉多発HCCに対し、我々は低侵襲性高用量化学療法として経皮的肝灌流化学療法(PIHP)を開発し、その有効性を報告してきた。さらに有効性を高める外...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 門脈腫瘍栓(Vp3, Vp4)を伴う肝細胞癌に対する陽子線治療
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菅原 信二(筑波大附属病院陽子線医学利用研究センター, 東京医大茨城医療センター・放射線科)
【目的】2005年より「科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン」が作成されたが,門脈腫瘍栓を有する進行肝細胞癌に対する治療法は定まっていない.筑波大学では1983年より肝細胞癌に対する陽子線治療の研究を行っており,その有効性を報告してきた.今回,我々は,門脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌に対する陽子線治療の有用性を検討し,報告する.【方法】1991年2月から2005年9月までに陽子線治療を施行した門脈本幹(...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 進行肝癌に対する放射線治療の役割
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中山 康弘(山梨大附属病院・消化器内科(1内科))
【背景】進行肝癌に対する治療は様々なものがあるが放射線治療はその役割がいまだ定まっていない。今回集学的治療の一環として行った肝細胞癌の肝内病変に対する放射線治療について検討を行った。【方法】対象は2005年より2010年12月までに当科で肝内病変に対し放射線治療を行った患者29例。男性/女性=23/6例、平均年齢75歳、肝予備能はchild A/B/C=18/10/1例。定位放射線治療(SRT)に...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 原発性肝細胞癌の肝外転移巣に対する外科的切除の意義
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橋本 雅司(虎の門病院・消化器外科)
【目的】原発性肝細胞癌(HCC)の肝外転移は、肺55%、リンパ節41%、骨28%、 腹膜11%と報告され(Katyal)、第18回肝癌追跡調査では、肺、リンパ節、骨、副腎、腹膜、脳の順に多い。肝内のHCCの治療は確立しているが肝外転移巣に対する有効な治療法は確立していない。これら肝外転移巣に対する外科的切除の意義を検討した。【方法】1995年から2010年までにHCCの切除術が782例施行した。同...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 進行肝癌におけるsorafenibの補助療法への応用
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波多野 悦朗(京都大・肝胆膵・移植外科)
【目的】進行肝癌 (HCC) の治療成績の改善には治療後補助療法の確立が必要である。sorafenibの最大限の治療効果をあげるためには、再発超危険群に治療後最適のタイミングでsorafenibを導入する必要がある。一方、肝癌治療効果判定基準では治療後3ヶ月の標的結節治療効果度 (TE) を評価し治療効果の総合評価としている。しかし,sorafenib早期導入による治療効果を期待するためには,TA...
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進行肝癌に対する治療戦略
- Vp3/4-HCCに対する治療~リザーバー肝動注化学療法(RV)とSorafenib(So)の患者選択症例から考える
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森口 理久(静岡がんセンター・画像診断科)
【目的】脈管浸潤を有するHCCに対するSoの有用性がSHARP trialのサブ解析で示されている。一方、本邦ではRVの有用性を示す報告が散見され、重要な選択肢の一つとなっている。現在当院ではVp3/4-HCCに対しSoとRVを提示し、患者選択で治療法を決定しているが、この方法で加療した17例を検討し、Vp3/4-HCCの治療戦略につき考察する。【方法】治療法の選択状況、治療法別の奏効率(RR)、...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 肝外転移合併肝細胞癌に対するソラフェニブと全身/動注化学療法の成績からみた治療戦略
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相方 浩(広島大大学院・分子病態制御内科学)
【目的】肝外転移合併肝細胞癌(肝癌)に対するソラフェニブと,全身/動注化学療法を主体とした集学的治療の成績を解析し,肝外転移合併肝癌の治療戦略を考察する.【対象と方法】対象は,2000年~2010年12月までの肝外転移合併肝癌,ChildA199症例.そのうち,1)ソラフェニブ投与36例.肝内腫瘍因子T1/2/3/4: 3/3/13/17.主腫瘍径48mm,単発/多発7/29例,脈管侵襲有り/無し...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 進行肝癌の治療戦略における分子標的薬の位置づけ
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土谷 薫(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】Ope・RFA・TACEで局所根治困難な進行肝癌は遠隔転移および大血管浸潤の有無により治療法や予後が大きく異なる。また多発肝癌TACE症例では分子標的薬導入時期の決定が臨床的に重要である。今回我々は進行肝癌をさらに分類し、集学的治療における分子標的薬の位置づけを検討した。
【方法】2009年7月から2011年3月まで当院にて分子標的薬Sorafenibを導入した進行肝癌64例および多...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 進行肝細胞癌の病期別にみる肝動注化学療法と分子標的薬の治療選択
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大西 秀樹(岡山大大学院・分子肝臓病学)
【目的】時間的余裕のない進行肝細胞癌において肝動注化学療法(HAIC)とsorafenibのいずれを第一選択とするかは重要な問題である。現行では高度脈管浸潤を有する症例はHAICを先行し、遠隔転移を合併する症例ではsorafenibが選択されることが多い。今回当科におけるこれまでのHAICとsorafenibの治療効果をretrospectiveに解析することにより、現状の治療選択の妥当性について...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 進行肝癌に対する肝動注化学療法とソラフェニブ療法の治療成績
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寺島 健志(金沢大附属病院・消化器内科)
【目的】当科における進行肝癌に対する肝動注化学療法とソラフェニブ療法の治療成績を検討した.【方法】2003年3月から2010年12月までに当科でIFN併用肝動注化学療法またはソラフェニブ療法を行った進行肝癌症例のうち,Child-Pughスコア5-7点で肝内病変がある症例を対象とし,肝動注化学療法群(H群)とソラフェニブ療法群(S群)の治療効果,副作用を比較検討した.【結果】対象は203例,年齢中...
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進行肝癌に対する治療戦略
- 腫瘍マーカーの早期変化と奏功性との関連からみた進行肝細胞癌に対するソラフェニブの治療戦略
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中澤 貴秀(北里大東病院・消化器内科, 中沢内科)
【目的】我々は進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療において治療早期にPIVKAIIの上昇を伴った急速寛解例を報告したが(Case Rep Oncol 2010)、今回腫瘍マーカーの早期変動がその後のソラフェニブの治療効果を反映するかを検討した。【方法】対象は北里大学東病院消化器内科で2011年2月までにソラフェニブが導入され治療効果判定がなされた進行肝細胞癌症例52例(男性45例、女性7例)。治療...
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有井 滋樹(東京医歯大大学院・肝胆膵・総合外科学)
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