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検索結果は12件です。

S6-01 Crohn病予後良好例の検討-15年以上の長期経過例に対する追跡調査の解析-
平井郁仁(福岡大学筑紫病院消化器科)
【目的】Cro㎞病(以下CD)の経過は多様でありその複雑な臨床経過予後を解析することは容易ではない.長期経過を臨床的事項により検討した報告は少なく今回生命予後や手術率ではなく実際の臨床に即した方法でCDの長期経過を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】当科で診療したCD患者で発症より15年以上経過した220例を検討した.まず現状が把握できる症例(検討可能例)の頻度すなわち追跡率を算出した本検...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-02 Crohn病の長期経過における腸管合併症への進展予測と栄養療法の意義
竹内瞳(北里大学東病院消化器内科)
【目的】Crohn病の長期経過例で初回検査で評価した腸管病変から腸管合併症への進展が予測可能であるか明らかにする.【方法】対象はCro㎞病321例のなかで初診時非手術で5年以上経過観察し6ヶ月以上の間隔で腸管病変の評価を複数回行った142例である腸管病変の経時的推移は初回検査から最終観察時までに行った消化管造影を主とした画像所見の見直しにより評価したが経過中に外科的腸切除を行った場合は手術までの画...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-03 緩解期クローン病対する長期経腸栄養療法の臨床的および内視鏡効果:前向き比較試験
山本隆行(四日市社会保険病院IBDセンター)
【目的1緩解期クローン病に対する長期の経腸栄養の臨床的および内視鏡的効果については十分なエビデンスが得られていないそれらを検証するため二つの前向き比較試験を行った.【方法】Study A:内科的治療により緩解導入しえた患者40人を対象Study B:切除術後の患者40人を対象.両Studyとも試験開始前に経腸栄養療法に対するコンプライアンスを評価しコンプライアンスが良好な患者20人を経腸栄養療法群...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-04追加 クローン病治療における長期予後改善への鍵
石川大介(名古屋大学消化器内科学)
[目的]クローン病の治療はinfiiximabをはじめとした分子標的薬の登場により変化しつつあるが長期使用における効果安全性など未だ不明な点も多い成分栄養剤を用いた栄養療法は我が国では従来より重要な位置を占めてきたが欧米では成人のクローン病の治療としてはほとんど施行されていない.クローン病患者の長期予後改善に寄与する大きな要因は入院および手術の回避であると思われる.今回我々は入院および手術の回避と...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-05 クローン病に対する抗TNF-α抗体(Infliximab)Top-down治療による長期成績-Top-down治療開始時期病型の相違を含めて-
本谷聡(札幌厚生病院第一消化器科)
【背景・目的】既存治療抵抗性のクローン病に対してもっとも長期間の緩解維持と良好なQOLが期待できる治療法は抗TNF一α抗体(infliximab)の計画的維持投与法である.しかし線維性狭窄や内隠形成をきたした後にStep-up的にinfhximabを導入しても長期の病勢コントロールは困難であることが多い.そこで早期にin伍xi-mabを導入するTop-down治療が長期緩解維持成績を向上させるのか...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-06 IFX維持療法は必須か?-AZA/6-MPのIFX離脱効果-
山田雅弘(豊橋市民病院消化器内科)
【目的】infliximab(IFX)は緩解導入に有力な治療法として定着しつつあるが長期緩解維持には問題が多い.また近年免疫調節剤の緩解導入維持効果が報告されているが適切な使用法は明らかでない.当院では緩解導入時および維持療法にAZA/6-MPを積極的に使用し白血球数を指標に用量を調節するオーダーメイド療法を行いIFXからの離脱効果を高めているので報告する.【方法】2002年6月から2007年10...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-07追加 クローン病の長期緩解維持を目的としたinfliximab定期投与において経腸栄養療法は必要か?
古賀秀樹(九州大学病態機能内科学)
【目的】クローン病の長期緩解維持目的で栄養療法を用いるのは本邦独自の戦略で欧米では抗TNF一α抗体を中心に緩解導入から維持まで行うTopDown療法が主流である.本邦でもTopDown療法を行う機会が増えているがその場合従来からの栄養療法をどのように設定すればよいのか一定の見解は得られていない.そこでinfliximabで緩解導入から維持までを試みたクローン病患者における栄養療法を調査しその必要性...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-08 6-MP/AZA服用中のIBD患者における赤血球中6-thioinosine nucleotides濃度の測定
矢島知治(慶應義塾大学消化器内科)
【目的】IBDの治療において用いられる6-MP/AZAは治療効果と副作用の個体差が大きい.活性代謝産物とされる赤血球中6-TGN濃度によって一元的に説明することができない現状を踏まえこれまで我々はITPaseの遺伝子多型およびその活性が6-MP/AZAの治療効果と副作用に及ぼす影響を報告してきた.本研究はITPaseの基質となる6-thioinosine nucleotides(以下6-TIN)の...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-09 クローン病緩解導入法別にみた栄養状態の変化とその後の再燃に関するコホート研究
高橋秀一郎(東北大学大学院消化器病態学分野)
【目的】クローン病の緩解導入療法としては現在主に完全経管成分栄養(以下E)完全中心静脈栄養(以下T)プレドニゾロン全身投与(以下P)インフリキシマブ全身投与(以下1)の4法が用いられているそれぞれの緩解導入法による栄養状態の変化とその後の再燃について検討することを目的とした.【方法】クローン病と診断され2002年3月より当科外来または入院で緩解導入が行われた261例を対象とし緩解導入時より前向きに...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-10 クローン病手術症例の長期予後の検討
池内浩基(兵庫医科大学外科学講座)
(目的)クローン病(以下CD)の長期経過例の増加とともに手術症例も増加している.そこで手術症例の長期経過例の問題点についてretrospectiveに検討した.(対象)2007年9月までに当科で手術を行ったCD症例545例を対象とした.(結果)1.再手術率:当科で初回手術を行った手術症例365例の累積5年の再手術率は17%であった.2.絶島症候群症例:残存小腸長が200cm以下の症例を検討した.2...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-11 クローン病術後緩解維持療法としてのinfliximab
荒木俊光(三重大学消化管・小児外科学)
【目的】クローン病(CD)では大多数で手術が必要となるがその再手術率も高い.最終的に隠忍症候群や永久人工肛門に至る症例も少なくなく術後の再発・再手術の予防は重要な課題である.当科では再発予防の目的で症例により術後早期から抗TNFα抗体製剤infiiximab(IFX)を導入しておりこの成績を報告すると同時にその意義について考察する【方法】1987年5月から2007年9月までに術後経過観察を行ったC...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて

S6-12 クローン病に合併した直腸肛門管癌の臨床経過と問題点
小金井一隆(横浜市立市民病院外科)
クローン病長期経過例には癌が合併し予後不良とされる.本邦でも長期経過例増加に伴い癌合併例の増加が予想される.【目的】クローン病の癌で最も多い直腸肛門管癌症例の臨床経過と問題点を明らかにする.【対象】直腸肛門管癌を合併したクローン病の13例.1結果】1背景:男性8例.女性5例全例小腸大腸型でクローン病発症年齢は平均18.4歳(16~29)癌診断時年齢は平均34歳(27~40)クローン病発症から癌診断...

第94回日本消化器病学会総会クローン病の長期予後:本邦のエビデンスを求めて