セッション

検索結果は13件です。

膵腫瘤性病変におけるsecond-generation US-elastographyの有用性
河田 奈都子(大阪府立成人病センター 肝胆膵内科)
【背景】膵腫瘤性病変の良悪性の鑑別におけるsecond-generation EUS-Elastographyの有用性が報告されつつあるが、経腹壁超音波を用いたsecond-generation elastographyに関する報告はない。また、膵癌のelastogramを腫瘤径別に検討した報告もない。【方法】対象は2010年10月から2011年4月までに当院でUS-elastographyを施行...

第095回近畿支部例会

膵腫瘍核出術‐当科における工夫‐
山下 博成(神戸大学 肝胆膵外科)
【背景と目的】良性~低悪性膵腫瘍に対し、腹腔鏡下手術などの低侵襲手術や、機能温存を目的とした縮小手術が行われている。膵腫瘍核出術(EN)は低侵襲かつ残膵機能温存に優れた術式であるが、適切な症例選択と術中膵管損傷や術後膵液瘻等の合併症への対策が重要である。特に主膵管に腫瘍が近接した症例(主膵管近接例)では合併症予防の観点から定型的膵切除が行われる事が多い。今回我々のENの工夫と成績につき報告する。<...

第095回近畿支部例会

膵内副脾診断におけるSonazoid造影超音波検査の有用性
牧野 祐紀(市立池田病院 消化器内科)
【はじめに】膵腫瘤性病変の鑑別疾患の一つに膵内副脾がある。副脾は治療不要だが、過剰治療を避けるためにその診断が重要である。副脾の組織学的特徴はhypervascularity、網内系細胞(RES)の存在だが、今回Sonazoid造影超音波検査(SEUS)により得られる血流動態及びRESの情報により膵内副脾を診断する試みを行ったため、その画像所見について報告し有用性を考察する。【対象】2008年~2...

第095回近畿支部例会

当院における非切除StageIVb進行膵癌に対する化学療法の検討
岡田 雄介(京都第二赤十字病院)
【目的】当院における非切除StageIVb進行膵癌に対する化学療法の治療成績について検討する。【対象と方法】2005年3月より2011年5月までに化学療法を開始し、1クール以上治療を継続し得た非切除StageIVb膵管癌45例を対象とした。性別は男性24例、女性21例、平均年齢66歳(44-83)であった。病変の占拠部位は頭部が22例、体部が13例、尾部が9例、びまん性が1例であった。化学療法の内...

第095回近畿支部例会

当院における膵嚢胞性病変の予後の検討
宮島  真治(天理よろづ相談所病院 消化器内科)
(目的)膵癌の高危険群とされる分枝型IPMN、膵嚢胞からの膵癌発生率、また発生した膵癌の特徴につき検討する。(対象)2000年から2010年まで当院での腹部超音波で膵嚢胞性病変を指摘され、以後4か月以上経過観察が行われている症例1035例(男性468例、女性 567例)につきretrospectiveに検討した。尚主膵管型IPMNやMCN、SCN、仮性嚢胞は除外した。平均年齢は69.6(33-90...

第095回近畿支部例会

IPMN結節様病変における造影EUSの有用性の検討
山下 泰伸(和歌山県立医科大学 第2内科)
[背景および目的] IPMNは、さまざまな悪性度を示すことから、診断即手術というわけではない。国際ガイドラインでの手術適応は、有症状例、嚢胞径30mm以上、壁在結節の存在および主膵管拡張症例とされる。手術適応決定には、EUSが幅広く用いられおり、その理由として空間分解能に優れているため、他のモダリティーでは捉えられない壁在結節や隔壁肥厚の詳細な評価が可能であることが上げられる。しかし、粘液塊を壁在...

第095回近畿支部例会

当院における膵腫瘍の診断に対するPerfusion CTの現状
西川 義浩(田附興風会 北野病院 消化器センター内科)
【背景】近年、膵疾患の診断に対して、Perfusion CTが使用され、有用性の報告がなされている。膵腫瘍に対しては幾つかの報告がなされているが、現時点では有用性の評価は定まっていない。 【目的】当院における膵腫瘍に対するPerfusion CTの現状を解析し、有用性を検討する。【対象・方法】対象は2009年12月から2011年4月まで当院でPerfusion CTによる解析を行った膵腫瘍の32例...

第095回近畿支部例会

ソナゾイド造影ハーモニックEUSによる膵腫瘍診断
長谷川 義展(ベルランド総合病院 消化器内科)
第2世代の超音波造影剤であるソナゾイドによる肝腫瘍診断は日常診療で広く使用されており、低音圧を利用するEUSではソナゾイド造影にてさらに精密な診断が期待される。今回我々は膵腫瘍診断におけるソナゾイド造影EUSの有用性について検討した。【方法】EUSスコープはOlympus社製GF UE260-AL5を使用し、超音波装置はAloka社製Prosoundα10を使用した。超音波モードはExtended...

第095回近畿支部例会

EUS-FNAと造影ハーモニックEUSを用いた膵腫瘍の診断
松木 信之(神戸大学 医学部 消化器内科)
【目的】EUSは膵腫瘍性病変の質的診断のための優れた検査法として広く普及しているが、膵癌とその他の疾患との鑑別に苦慮するケースも多い。当施設では、EUS-FNAと造影ハーモニックEUS(CH-EUS)とを併用することにより診断能の向上を目指している。そこで今回我々は、膵腫瘍性病変の診断におけるEUS-FNAとCH-EUSの有用性について検討した。【対象・方法】膵腫瘍性病変に対して2009年10月以...

第095回近畿支部例会

膵低エコー性病変における造影エコーの役割および当科での膵疾患診断体系
蘆田 玲子(大阪府立成人病センター 検診部 消化器検診科)
【目的】当科では早期膵癌の発見および膵疾患の診断目的に膵に特化したエコー検査を積極的に行っている。造影USで悪性が疑われた場合はEUS-FNAまたはERCPを行い確定診断を行っている。また最近では造影EUSを行う機会も得た。今回当科での低エコー腫瘤を伴う膵病変における造影USの特徴を検討したので当科における膵疾患の診断体系も含めて報告する。【方法】2009年4月より2010年3月までに行った膵エコ...

第095回近畿支部例会

当科における通常型膵管癌に対する細胞診・生検診断の現状
松田 史博(大阪赤十字病院 消化器科)
【目的】当科における通常型膵管癌に対する細胞診及び生検診断の現状について検討した。【対象・方法】2008年11月から2011年5月までに通常型膵管癌と臨床診断された64例を対象とした。平均年齢69.8歳。男35例、女性29例。原則として、初診時に閉塞性黄疸を来していた症例は、内視鏡的胆道ドレナージ術を優先し、同時に経乳頭的細胞診、組織診を施行した。また、肝転移を伴う症例は、経皮的肝生検を第1選択と...

第095回近畿支部例会

小膵癌におけるUS、MDCT、EUS(CH-EUS)の診断能の比較検討
宮田 剛(近畿大学医学部付属病院 消化器内科)
<目的>膵腫瘍性病変、特に膵癌の治療成績向上の為には確実な早期診断が重要である。今回我々は膵腫瘍性病変に対して各画像検査による膵腫瘍性病変の存在診断能および質的診断能の比較を行った。また、その中でTS1膵癌において症状、血中腫瘍マーカーおよび超音波(US)検査による拾い上げが行えるかどうかの検討を行った。<対象と方法>2001年3月から2011年5月までにUS、造影CT(CE-CT)、超音波内視鏡...

第095回近畿支部例会

当院における膵頭部癌の病理学的診断法
池浦 司(関西医科大学 消化器肝臓内科)
【目的】当院での膵頭部癌に対する病理診断は、まずはERCPによる胆管生検や胆汁細胞診をおこない、これにより診断できない場合は、膵管ブラシ細胞診や膵液細胞診またはEUS-FNAをおこなうようにしている。今回われわれは、膵頭部癌の病理診断法についてretrospectiveに検討してみた。【方法】対象は2006年から2011年までに当院にて経験した膵頭部癌のうちERCPまたはEUS-FNAにより病理学...

第095回近畿支部例会