セッション

検索結果は13件です。

内視鏡切除を施行したIp型大腸SM癌の臨床病理学的検討
福澤 誠克(東京医大・消化器内科)
【目的】内視鏡切除を施行したIp型大腸SM癌の臨床病理学的特徴と臨床成績を検討する.【対象と方法】当院において1998年10月から2012年12月までに内視鏡切除 (追加手術例を含め) を施行したIp型大腸sm癌148例 (男:114, 女:34, 平均年齢63±11歳) 150 病変を対象とし, 占居部位・腫瘍径・優勢組織分化度・浸潤先進部低分化の有無・発育様式 (PG or NPG type)...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

内視鏡的切除後の大腸SM癌の取り扱い
一政 克朗(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
【目的】大腸SM癌の約10%にリンパ節転移を認めるため,内視鏡的切除されたSM癌は切除標本からリンパ節転移のリスクを予測し追加腸切除の適応を判断しなければならない.今回,外科的切除例におけるリンパ節転移リスクの層別化に焦点を当て,大腸SM癌の取り扱いについて検証した.【方法】対象は2001年4月から2012年6月までに,内視鏡的ないし外科的切除されたSM癌781病変のうち追加腸切除を含む外科的切除...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

粘膜筋板の状態からみた大腸pSM癌のリンパ節転移リスクに関する検討
中土井 鋼一(広島大病院・内視鏡診療科)
【目的】大腸pSM癌における粘膜筋板の状態とリンパ節(LN)転移との関係を検討する.【対象と方法】1993年1月~2012年3月に当院でLN郭清を伴う腸切除を施行した大腸pSM癌322例 (LN転移38例,11.8%)を対象とし, 粘膜筋板の状態を中心にLN転移と病理組織学的所見との関係を検討した.今回, 粘膜筋板の状態をType A:粘膜筋板の走行が同定・推定可能なもの, Type B:間質反応...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌-1.000μmの「しばり」における問題点
斎藤 彰一(東京慈恵会医大・内視鏡科)
【目的】大腸SM癌で内視鏡切除後,1.000μmを超える浸潤がみられる場合はガイドラインでは追加外科切除を「考慮する」としている.しかしながら1.000μmを超えて,追加腸切除を施行した場合でもリンパ節転移をきたす頻度は低い.以上より適応拡大の可能性につき検討した.【方法】2003年4月~2012年3月に詳細な術前内視鏡観察を行った後,内視鏡的もしくは外科的に切除された180病変(有茎性病変は除外...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌のリンパ節転移リスク因子に関する臨床病理学的検討
川崎 啓祐(松山赤十字病院・胃腸センター(消化器科))
【目的】大腸SM癌症例のリンパ節転移リスク因子を明らかにすること【方法】当センターにおいて1983年より現在までに外科的切除ないし内視鏡的切除後追加外科切除されリンパ節廓清によるリンパ節転移の評価を行った大腸SM癌262症例を対象とした.(検討1) ROC曲線によるリンパ節転移の指標となる至適SM浸潤実測値の評価.(検討2)臨床像(年齢,性,病変部位,肉眼型)と病理学的因子(SM浸潤度,リンパ管侵...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌のリンパ節転移のリスク因子 ~腫瘍先進部における低分化所見の有用性~
寺門 洋平(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
【背景】大腸癌治療ガイドラインではSM癌のリンパ節(LN)転移のリスクから追加腸切除を考慮する組織学的因子が示されているが,転移のない症例も多数存在しさらなる検証が必要である.【目的】LN転移を来す大腸SM癌の臨床病理学的特徴を明らかにすること.【方法】当院において2000年1月から2013年2月までに内視鏡治療の先行の有無を問わず,LN郭清を伴う手術を行った大腸pSM癌276例を対象とした.対象...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌における局所切除の長期予後および適応に関する検討
緒方 俊二(高野病院・消化器外科)
【目的】大腸SM癌の局所切除(内視鏡的切除,TEM,経肛門的切除)後の再発転移例の詳細と長期予後を検討すること.および,現在の追加腸切除の考慮項目「浸潤距離1000μ以上」の妥当性を検討すること.【対象,方法】1983年~2007年におけるSM癌590例を対象とした.局所切除(追加腸切除なし)が257例(EMR 222例,TEM 4例,経肛門切除31例),根治手術が333例(うち局所切除後は66例...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌のリンパ節転移リスク―局在別検討―
山田 真善(国立がん研究センター中央病院・内視鏡科)
【目的】大腸SM癌のリンパ節転移リスクに関する局在別検討から,内視鏡治療適応拡大の可能性について検討すること.
【方法】2011年までに当院にて内視鏡的・外科的に切除された肉眼型0-Ip以外の全大腸SM癌1,098病変を対象とした.これらを盲腸~横行結腸の右側結腸群(Rt, 325病変),下行結腸~RSの左側結腸群(Lt, 432病変),上・下部直腸群(Ra/b, 341病変)の3群に分け,...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌に対するESD治療の安全性と病理学的精度管理
吉田 直久(京都府立医大・消化器内科)
[目的]大腸SM癌は内視鏡治療の適応拡大が望まれるが,一方でESDで切除された標本の精度管理や安全性も課題の一つである.今回我々は当院にてESDで切除された大腸SM癌に対して同時期に外科手術で切除された症例と比較し臨床病理学的検討を行う.[方法]対象は,当院消化器内科において過去5年間に大腸ESDを施行した533例中SM癌60例(11.2%)を内視鏡切除群(E群)とし,同時期に外科手術を行ったSM...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

大腸SM癌に対する内視鏡治療適応拡大は可能か
中川 了輔(東京女子医大・消化器病センター)
【目的・方法】近年早期大腸癌の多くは内視鏡摘除で根治可能となったがSM癌には少ないながらリンパ節転移があるため外科切除が必要な症例がある.ガイドライン改訂以後SM浸潤度1000μm以深例に対して追加腸切除が考慮されるようになったが過大侵襲となる症例も存在する.今回1990年から2010年に経験した大腸SM癌645例の中で1)外科切除例のリンパ節転移陽性例,2)EMR後経過観察後再発例を検討し,SM...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

初回内視鏡切除されたpSM癌の長期予後(多施設共同試験)
依田 雄介(国立がん研究センター東病院・消化管内視鏡科)
【背景】大腸SM癌の内視鏡切除適応病変は,リンパ節転移が低リスクとされる高・中分化腺癌,深達度1000μm未満,脈管侵襲陰性,Budding Grade1の4条件を満たす症例とされている.今後適応拡大が議論される上で,リンパ節転移リスクの解明と同時に,内視鏡的切除された症例の長期予後の検証が必要とされるが報告が少ない.【目的】初回治療で内視鏡的切除された大腸pSM癌の長期成績を明らかにすること【対...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

長期予後からみた大腸SM癌内視鏡治療の適応拡大の検討
吉井 新二(NTT東日本札幌病院・消化器内科)
【目的】内視鏡治療(ER)後の追加手術(OP)の基準はSM1,000µm以上にまで適応が拡大されたが9割程度はリンパ節転移を認めない為,治療選択に苦慮する場面が少なくない.大腸SM癌の内視鏡治療例の長期成績から内視鏡治療の適応拡大の可能性を検討する.【方法】内視鏡治療後の大腸SM癌389例をretrospectiveに解析した.ガイドラインの根治群,手術適応群に分類し,手術適応群をさら...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大

生命予後を観点とした大腸SM癌の内視鏡治療方針
梅村 賢(東北大大学院・消化器病態学)
【背景】大腸癌治療ガイドラインにおける大腸SM癌の内視鏡的摘除後治療方針はリンパ節転移危険因子の検討結果を中心に作成されているが治療後発生した死亡をエンドポイントとした生命予後規定因子の考慮が必要である.また,病理組織学的所見より追加腸切除を考慮する症例であっても高齢を理由に内視鏡治療後経過観察とする方針が容認可能か,大腸癌治療ガイドライン適応以前の内視鏡治療症例を用いた生命予後の検討が必要である...

第55回日本消化器病学会大会大腸SM癌に対する内視鏡治療の適応拡大