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検索結果は13件です。

HBs抗原消失を目指したエンテカビルとPEG-IFNα2b 48週併用療法の効果について
萩原 智(近畿大学 医学部 消化器内科)
【目的】 B型慢性肝炎患者に対し、ラミブジンもしくはアデホビルとPEG-IFNとの併用療法の有効性が報告されているが、長期的効果に関しての報告は少ない。一方、我々は、従来よりエンテカビル(ETV)とPEG-IFNα2b併用療法の有効性を報告してきた。今回は、その後の長期的効果について報告する。【方法】17例のB型慢性肝炎患者(平均年齢47歳、男性13例、女性4例、HBe抗原陽性11例、HBe抗原陰...

第099回近畿支部例会

核酸アナログ中止後の再燃リスク規定因子の検討
小塚 立蔵(大阪市立大学大学院 肝胆膵病態内科学)
【背景】核酸アナログ(NA)の治療を如何に中止するかが議論されるようになり、中止方法として、単独中止とIFNを併用するSequential療法が検討されている。また、HBeAg陰性例に対してHBcrAg、HBsAgを用いた中止基準が研究班から提唱されている。【目的】1)NA投与例において単独中止した場合の再燃を規定する因子を検討した。2)Sequential療法を行ったHBeAg陽性例において非再...

第099回近畿支部例会

慢性C型肝炎に対する3剤併用療法の治療効果と次世代治療への課題(Kobe Hepatitis Therapeutic Group)
矢野 嘉彦(神戸大学病院 消化器内科+)
【目的】慢性C型肝炎に対する3剤併用療法の有効性について、ウイルス側・宿主側因子を含めた治療効果に関わる因子解析を行った。また、再燃無効例については、次世代治療に向けてNS3領域の薬剤耐性変異についても解析を加えた。
【対象と方法】テラプレビル併用3剤併用療法を行った慢性C型肝炎50例(年齢56.9±9.9、34~80歳、男性33名・女性17名)を対象とした。治療終了後4週におけるウイルス陰...

第099回近畿支部例会

C型慢性肝炎に対するPeg-IFNα2b/Ribavirin/Telaprevir併用療法における腎障害および高尿酸血症に関する検討
澤井 良之(市立池田病院 消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎に対するPegIFN/RBV/TVR併用療法における腎障害および高尿酸血症について前向きに検討した。【方法】3剤併用療法を行った1型C型慢性肝炎26例(RNA量5.2-7.6LogIU/mL)を対象とした。男性11例,年齢は中央値66(31-71)歳。TVR開始量は2250mg16例,1500mg10例。3剤導入前,3日,1,2,4w後の血中Cre(S-Cr), 尿酸(S-UA...

第099回近畿支部例会

当院における高齢者の1型高ウイルス量C型慢性肝炎に対するPeg-IFN+Rib療法の治療成績
濱野 美奈(大阪厚生年金病院 内科)
【目的】C型慢性肝炎における抗ウイルス療法は標準化され広く認知されているが、高齢者や線維化進展例においては治療導入に際し明確なコンセンサスは確立されていない。今回我々は、高齢者の1型高ウイルス量C型慢性肝炎の治療効果に関与する因子の解析を試みた。【方法】当院で2008年4月から2011年9月までに1型高ウイルス量C型慢性肝炎に対してPeg-IFN+Rib療法を導入した全82症例中、ガイドラインで高...

第099回近畿支部例会

ペグインターフェロン・リバビリン・プロテアーゼ阻害薬による三剤併用療法の成績と背景因子の検討
高嶋 智之(兵庫医科大学 内科学 肝・胆・膵科)
【目的】1型高ウイルス量のC型慢性肝炎患者に対するこれまでの標準治療であるペグインターフェロン(PegIFN)とリバビリン(RBV)の併用療法に加え、近年ではプロテアーゼ阻害薬を併用することで更なる治療効果の改善が見込まれている。特に第二世代のプロテアーゼ阻害薬は認容性に優れた強力な治療になることが期待されている。【方法】当科でPegIFN/RBVと第二世代を含むプロテアーゼ阻害薬による3剤併用療...

第099回近畿支部例会

当院における3剤併用治療の現況(高齢患者を中心に)
中谷 泰樹(日本赤十字社和歌山医療センター 消化器内科)
【目的】当院における3剤併用療法の現況を報告し、さらに65歳未満と65歳以上の高齢者における治療効果、副作用を比較検討した。【方法】対象は平成24年1月から平成25年4月に3剤併用療法を行ったgenotype1型高ウイルス量のC型慢性肝炎54症例(男性33例、女性21例)そのうちA群:65歳未満35例、B群:65歳以上19例(B群ではさらにTVR開始量2250mg/1500mgに分類)、ウイルス陰...

第099回近畿支部例会

PegIFN/RBV併用療法でSVRが得られなかった症例対策
福島 寿一(兵庫県立西宮病院)
C型肝炎の治療としてペグインターフェロン+リバビリン(PegIFN/RBV)にテラプレビルを加えた3剤併用療法が新たに導入された。1型高ウイルス量群の難治例の場合、2剤併用療法再燃例に対して3剤併用療法はウイルス排除率が88%と高い効果を示している。しかし2剤併用療法無効例に対するウイルス排除率は34%に留まり、さらに皮膚症状、貧血などの副作用が強いため高齢化と肝機能低下の進みつつある再燃例、無効...

第099回近畿支部例会

テラプレビル三剤併用療法におけるエリスロポエチン介入の有効性
外山 隆(国立病院機構 大阪医療センター 消化器内科)
【目的】テラプレビル(TVR)三剤併用療法時の副作用として高度の貧血があり、そのため多くの症例でリバビリン(RBV)やTVRの減量が行われている。今回我々は三剤併用療法中に貧血を呈した症例を対象に低容量エポエチンアルファ(EPO)による介入を行い、a:貧血の制御、b:薬剤アドヒアランスの保持、c:治療効果、について検討した。【方法】対象は当院にて三剤併用療法を開始したC型慢性肝炎症例で、文書による...

第099回近畿支部例会

C型慢性肝炎に対するTelaprevir3剤併用療法の抗ウイルス効果と副作用対策
松浦 敬憲(兵庫県立加古川医療センター)
【目的】本邦でのC型慢性肝炎に対する標準治療は、Telaprevir (TVR)を含めた3剤併用療法であり、市販後調査(2013年3月現在)ではSVR(12週後)が82.3%と奏功している一方で、重篤な副作用も懸念されており完遂困難例も少なくない。今回我々は当院で3剤併用療法を行った25例における抗ウイルス効果及び副作用の検討を行った。
【対象】2012年4月~9月までに3剤併用療法を導入し...

第099回近畿支部例会

B型慢性肝疾患に対するエンテカビル治療の有用性
山田 涼子(大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学)
【背景】B型慢性肝疾患に対するエンテカビル(ETV)治療は、ラミブジンに比し強力なウイルス増殖抑制作用をもち薬剤耐性変異率が低いことが報告されている。今回、B型慢性肝疾患に対するETVの抗ウイルス効果ならびに発癌抑制効果について検討した。【方法】対象は大阪大学ならびに関連施設において2004年7月から2012年9月までにETV治療を開始したB型慢性肝疾患のうち、他の肝疾患合併例、治療期間が6カ月未...

第099回近畿支部例会

固形癌におけるB型肝炎ウイルス再活性化の現状と課題
野口 隆一(奈良県立医科大学 第3内科(消化器・内分泌代謝内科))
【目的】2009年に「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」が作成され、固形癌においても化学療法時にはHBs抗原・HBs抗体・HBc抗体を測定し、陽性であれば肝臓専門医にコンサルトすることが推奨されている。しかし、非肝臓専門医における本ガイドラインの遵守状況などは未だ十分とは言えない。さらに、固形癌における化学療法では再活性化のリスクは低いとされることからガイドライン自体の見直...

第099回近畿支部例会

当院におけるC型慢性肝炎に対するテラプレビル3剤併用療法の現況
那須 章洋(大阪赤十字病院 消化器内科)
【目的】大阪赤十字病院におけるgenotype1型高ウイルス量のC型慢性肝炎に対するペグインターフェロン(PEG-IFN)+リバビリン(RBV)+テラプレビル(TVR)3剤併用療法の患者背景、治療効果、薬剤の中止減量率を検証し、至適投与量および治療効果予測因子を明らかにする。
【方法】2012年2月~2013年2月に当院消化器内科にてTVR3剤治療を開始した症例56例についてその患者背景、治...

第099回近畿支部例会