セッション

検索結果は13件です。

Gd-EOB-DTPA造影MRI肝細胞相低信号結節の臨床的転帰
千葉 三保(大阪厚生年金病院 内科)
【目的】Gd-EOB-DTPA造影MRI(EOB-MRI)の肝細胞相での低信号結節が多数発見されるようになり、その確定診断に苦慮する症例を経験するようになった。今回我々はEOB-MRI肝細胞相にて低信号となる結節の臨床的転帰に関して、その長期経過も追跡し検討したので報告する。【方法】対象は2008年6月~2010年2月の期間に当院でソナゾイド造影超音波(造影US)とEOB-MRIが同時期に施行され...

第099回近畿支部例会

肝細胞癌の早期発見を目指したリスク因子解析
青木 智子(兵庫医科大学 内科 肝胆膵科, 兵庫医科大学 超音波センター)
【目的】HCCの発症リスクについて、ウイルス性肝炎の罹患、硬変肝への進展などが示されているが、臨床的肝硬変の所見に乏しくとも発癌する症例が少なからず存在する。非侵襲的検査のみで発癌リスクの高い症例を囲い込めるか検討を行った。【方法】H19/1~H25/1にVTQを施行した慢性肝疾患1203例(男性593例、平均年齢59.3歳)を対象とした。(1)VTQにより測定したせん断弾性波速度(Vs)と相関す...

第099回近畿支部例会

当施設における早期膵癌発見のための取り組み
蘆田  玲子(大阪府立成人病センター 検診部 消化器検診科)
【背景】膵癌は依然として発見が困難であり、診断時に病期が進行していることが多く、予後が非常に悪い癌であることはいうまでもない。我々は膵癌を早期診断するにはまず、高リスク群の設定およびそれらの定期的な経過観察が必要と考え、1997年より膵精密超音波検査(膵エコー)による高リスク群の拾い上げ、およびそれらの定期検査を行なってきた。【対象と方法】対象は膵嚢胞(≧10mm)または膵管拡張(≧2.5mm)を...

第099回近畿支部例会

膵腫瘍の診断における造影EUSの有用性
江崎 健(神戸大学 消化器内科)
【背景・目的】EUSは膵における小病変の描出に優れた検査法として知られている。しかし、膵癌と腫瘤形成性膵炎の鑑別や慢性膵炎等で背景膵に変化がみられる場合の膵癌早期発見においては、いまだ困難な症例も存在している。近年、EUS診断能のさらなる向上のために造影ハーモニックEUS(CE-EUS)が導入され、今回その有用性について検討した。【対象・方法】当院で2010年6月~2013年5月に行ったEUS(B...

第099回近畿支部例会

当科における膵腫瘤性病変早期発見の試み
増田 大介(大阪医科大学 第二内科)
【目的】当科における,EUS-FNAを用いた膵腫瘤性病変に対する診断体系を評価する.
【対象と方法】2004年以降当科で経験した神経内分泌腫瘍を除く膵腫瘤性病変186例(平均年齢67.6±0.7歳,男女比121:65)を対象とした.対象の内訳は,悪性166例;膵癌153例,悪性リンパ腫7例,他臓器癌転移6例,良性20例;AIP12例,慢性膵炎6例,その他2例であった.Convex型EUS導入...

第099回近畿支部例会

肝細胞癌の早期診断における造影超音波の有用性と限界
上野 綾子(大阪市立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学)
【目的】肝腫瘍は腹部超音波検査で発見されることが多く、肝腫瘍の早期発見には超音波検査は欠かせない。ソナゾイド造影超音波(CEUS)を用いると、肝臓の形態に加えて血流や細胞機能を観察できるため、超音波検査の診断能が高まった。しかしながら、CEUSでは拾い上げのできない肝細胞癌(HCC)も存在している。今回我々は、2 cm以下の小HCCに対するCEUSの診断能を、病理組織診断と比較して検討した。【方法...

第099回近畿支部例会

Gd-EOB-DTPA造影MRI肝細胞相画像を軸とした非多血性肝細胞結節に対する治療戦略
坂本 梓(大阪赤十字病院 消化器内科)
【背景】Gd-EOB-DTPA造影MRI (以下EOB-MRI)の出現により、肝癌診療において非多血性肝細胞結節が多く検出されるようになり、現在その診療指針が検討されている。今回我々は、EOB-MRI肝細胞相で低信号を呈する非多血性肝細胞結節の組織像または自然経過の検討から治療戦略を考察した。【対象】2008年7月から2011年7月に施行されたEOB-MRIの肝細胞相で、周囲肝より低信号を呈し、そ...

第099回近畿支部例会

LF Indexによる非侵襲的肝線維化評価法を用いた肝細胞癌発生予測の検討
藤本 研治(三和会 永山病院 消化器内科, 国立病院機構南和歌山医療センター 臨床研究部, 国立病院機構南和歌山医療センター 内科, 市立貝塚病院 消化器内科)
【目的】我々は心拍動の圧迫により生ずる肝臓の歪みにつき、Real-time Tissue Elastography(以下RTE)を用いた非侵襲的肝線維化評価法を考案、肝RTEは炎症の影響を受けない優れた肝線維化評価法である報告してきた。今回、C型慢性肝疾患の肝線維化の経時的変化をRTE肝線維化stage推定値であるLF Index(以下LFI)(藤本他. 肝臓, 2010; 51: 539- 54...

第099回近畿支部例会

当院における膵癌早期診断に対する超音波内視鏡下穿刺術の位置づけ
杉森 聖司(大阪市立大学 大学院医学研究科 消化器内科学)
【背景】我国において膵癌診療は,一般に膵癌診療ガイドラインに沿って行われているが,いまだに予後不良である.予後不良となる原因のひとつに早期発見が困難であることが挙げられる.超音波内視鏡検査は特に微小な膵腫瘍に対する検出能は良好で,高い感度が報告されている.また2010年4月に保険収載された超音波内視鏡下穿刺術(以下EUS-FNA)は特異度が高いことが知られる.【目的】当院における2.0cm以下の膵...

第099回近畿支部例会

肝細胞癌、胆嚢病変における超音波カテゴリー分類の有用性の検討
小来田 幸世(市立池田病院 消化器内科)
【目的】超音波がん検診基準のカテゴリー判定を行い、HCCや胆嚢癌スクリーニングにおける有用性を検討した。【方法】1)肝切除術(65例68結節)或いは肝生検(22例26結節)にて診断したHCC 87例94結節、また開腹或いは腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した胆嚢良性病変53例(胆嚢ポリープ45例、papillary hyperplasia1例、胆嚢腺腫7例)及び胆嚢癌15例において、術前US B-mode...

第099回近畿支部例会

大腸癌肝転移早期発見における3T-MRIを用いたGd-EOB-DTPA造影MRIの有用性
鶴崎 正勝(近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線診断部門)
【目的】Gd-EOB-DTPA造影MRIにおいては肝細胞癌と比べ肝転移の診断能の報告は少なく有用性についてはいまだ議論の余地のあるところであるが、造影CTと比べコントラスト分解能に優れその有用性が期待される。特に大腸癌肝転移では耐術例では手術が第一選択であり、小病変の早期発見は治療方針決定に極めて重要となる。そこで今回我々は大腸癌肝転移手術症例をgold standardとし、大腸癌症例における造...

第099回近畿支部例会

肝細胞癌の早期発見におけるEOB-MRIと造影超音波検査の有用性
井上 達夫(近畿大学医学部附属病院 消化器内科)
目的:Gd-EOB-DTPA MRI(以下EOB-MRI)の肝細胞相で低信号に検出される結節は高率に多血化する事が報告されている。今回我々はこれらの結節の画像因子に着目し、多血化に寄与する因子を解析した。
対象:2008年1月から2011年3月の間に肝内に境界病変を認めた73症例120結節を対象とした。単変量解析により多血化の特徴を検討するとともに、多変量解析にて多血化に寄与する独立因子を検...

第099回近畿支部例会

当院におけるGd-EOB-DTPA造影MRI肝細胞相で低信号を示す乏血性肝結節の臨床経過
江崎 久男(大阪大学 消化器内科)
【背景】high risk患者の囲い込みと画像診断技術の向上により早期肝細胞癌の発見が可能となった。しかし、Gd-EOB-DTPA造影MRI(EOB-MRI)肝細胞相で低信号を示す乏血性結節の臨床的な取り扱いについてはlead time biasの問題もあり一定の見解が得られていない。【方法】2008年4月から2013年3月までに当院で施行されたEOB-MRI肝細胞相で低信号を示した乏血性結節、6...

第099回近畿支部例会