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検索結果は13件です。
- クローン病治療におけるadalimumab長期寛解維持効果と2次無効症例の検討
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卜部 繁俊(長崎大学病院消化器内科)
目的:本邦のクローン病患者におけるadalimumab(ADA)の短期有効性、安全性はすでに多く報告されているが、中長期的な寛解維持効果や2次無効症例に関する検討は少ない。今回我々は、長崎大学病院とその関連施設でのADA投与クローン病患者におけるその長期効果および2次無効症例について検討した。対象と方法:1.長期寛解維持効果について、2010年11月から2012年2月までにADAを導入し1年以上の...
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- 難治性潰瘍性大腸炎患者に対するtacrolimus及びinfliximabの治療効果と安全性の検討
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貫 陽一郎(九州大学大学院病態機能内科学)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対するtacrolimus(TAC)とinfliximab(IFX)の治療効果ならびに安全性を比較する。【方法】2009年9月から2013年3月までに当科でTACないしはIFXによる寛解導入・維持療法を行った難治性UC 34例(TAC群:15例、IFX群:19例)を対象とし、投与開始10週後の寛解率と有効率、長期経過における非再燃率、および有害事象を比較した。さ...
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- クローン病効果減弱症例に対するIFX10mg/kg増量の成績
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石田 哲也(大分赤十字病院消化器内科)
目的: 抗TNF-α抗体の出現によりクローン病患者の治療成績は飛躍的に向上したがその一方で効果減弱症例も増加してきた。それに対する治療法の1つとして抗TNF-α抗体の増量投与が為されている。今回当科における増量の治療成績をまとめたので報告する。対象と方法: 対象は2002年より2012年5月まで当科で治療したクローン病患者である。抗TNF-α抗体としてはinfliximab(IFX)を用いた。IF...
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- クローン病肛門病変に対する抗TNF-α抗体投与の長期成績
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佛坂 正幸(潤和会記念病院外科)
【目的】クローン病肛門病変に対する抗TNF-α抗体治療の長期成績について検討した.【方法】活動性の痔瘻・肛門周囲膿瘍をもつクローン病のうち,2年以上抗 TNF-α抗体による治療を行った25例(男性:19例,女性:6例,初回手術時年齢:32.6±13.6歳(平均±標準偏差))について検討した.肛門病変はIILC:12例,IIH(+IIL):7例,III:4例,IV:2例であり,肛門病変に対する治療は...
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- クローン病における抗TNFα抗体製剤投与が外科手術に及ぼす影響
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池田 拓人(宮崎大学腫瘍機能制御外科)
[はじめに] 抗TNF-α抗体製剤により,クローン病の治療は大きく変化した.それに伴い,外科手術に与える影響として,術後合併症発生頻度の増加,病態の複雑化による術中出血量の増加,手術時間の延長,などが危惧される.一方,手術回数の減少,切除腸管長の短縮などのメリットも考えられる.当科で施行したクローン病の外科手術に対する抗TNF-α製剤の影響を検討した.[対象と方法] 当科において2003年2月から...
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- 当院における難治性潰瘍性大腸炎に対する内科的治療の現況
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鴻江 勇和(熊本大学医学部附属病院 消化器内科)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療は5-ASA製剤、ステロイドが中心であったが、近年タクロリムスや抗TNF‐α抗体製剤が認可され、治療の選択肢が広がってきている。【目的】当科における治療方針として、ステロイド抵抗性、依存性の難治性UC症例に対し、臨床的重症度が重症症例にはタクロリムス(TAC)を選択し、中等症の症例ではTAC、レミケード(IFX)のいずれかの投与を行っている。今回これらの難治...
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- 炎症性腸疾患に対するReduced Port Surgery
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真鍋 達也(九州大学病院 臨床・腫瘍外科(第一外科))
[緒言]炎症性腸疾患(IBD)は若年者に多いため、整容性・在院期間短縮などの点から腹腔鏡手術(LAP)は良い適応であるが、近年さらなる整容性と低侵襲を期待してポート数を減らしたReduced Port Surgery(RPS)が行われつつある。[対象と目的]当院では2010年以降特に若年者のIBDに対してRPSを開始し、現在までクローン病(CD)6例、潰瘍性大腸炎(UC)7例の13例に施行した。今...
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- クローン病におけるストーマ症例の長期治療成績
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東 大二郎(福岡大学筑紫病院外科, 福岡大学筑紫病院IBDセンター)
【はじめに】クローン病(CD)の外科治療においてストーマ造設術は以前より多用されてきた術式であるが,その有用性,重要性は現在も変わらない.適応としては直腸肛門狭窄,難治性の肛門病変,膣瘻,尿道瘻並びに肛門括約筋の破綻による便失禁例など遠位側腸管の障害や,緊急手術時,全身状態により消化管再建が困難な症例となる.さらにストーマ造設後の経過についても,閉鎖可能か否か一時的か永久的であるか閉鎖できるか否か...
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- クローン病患者における生物学的製剤療法の手術率への影響
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上村 修司(鹿児島大学大学院 消化器疾患・生活習慣病学)
背景:2002年にクローン病に対して生物学的製剤(以下bio)の投与が保険上認められるようになり、これまで内科的治療に抵抗性であった症例に対しても高い治療効果が得られるようになったが、bioが外科的加療を減少させたか否かは明らかではない。そこで我々は長期観察可能であったクローン病患者において初回治療と再手術率の実施率に及ぼすbioの影響について検討した。対象と方法:1980年1月から2012年12...
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- 潰瘍性大腸炎に対するタクロリムスの短期成績
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冨岡 禎隆(福岡大学医学部消化器内科)
【目的】2009年に潰瘍性大腸炎に対する新たな寛解導入療法としてタクロリムス(以下TAC)が保険承認された。各施設においても徐々に症例が増えつつあるが、その数はいまだ限られており治療効果、安全性の成績は未だ少ない。今回、我々の施設で経験したTAC使用例について検討した。【対象と方法】2009年~2013年4月に当科でTACを投与した中等症・重症潰瘍性大腸炎15例21件を対象とした。平均年齢が41....
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- Crohn病に対し顆粒球吸着療法を10回以上施行した症例の検討
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桑木 光太郎(久留米大学消化器内科)
【目的】Crohn病(CD)の治療は抗TNF-α抗体製剤などの生物学的製剤の登場で治療法が劇的に変化した. しかし, アレルギーや結核のリスクなどの副作用の他に効果減弱などの報告があり, さらなる治療法の選択肢の増加が望まれている. 2009年1月より, 潰瘍性大腸炎で行われてきた顆粒球除去療法(GCAP)が保険適応となった. 今回, CDに対しGCAPを10回以上行えた患者を対象に臨床効果・副作...
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- 当科におけるクローン病に対する外科手術症例の検討と手縫い側々吻合再建の短期成績
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竹下 浩明(長崎大学腫瘍外科)
【はじめに】クローン病の外科治療では、腹腔鏡下手術による低侵襲手術、吻合法の変化がみられる。吻合部の狭窄が高頻度にみられることから、従来の端々吻合に代わって側々吻合や新しい吻合法が提唱されている。過去5年の当科でのクローン病手術症例を検討し、2013.1から開始した側々吻合およびKono-S吻合法における短期成績を検討。【対象】2008.1~2013.7に当科でクローン病に対して腸管の外科治療を行...
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- 潰瘍性大腸炎に対するinfliximabの有効性および安全性の検討
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夏田 朱一郎(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)に対するinfliximab(IFX)の有効性と安全性について検討する。【対象】2010年1月から2013年7月までに当科、関連施設でIFXによる治療を行ったUCは29例で、今回IFX治療開始後半年以上経過した22例を対象とした。IFXは、5mg/kg/回を0、2、6週に点滴静注し、以後約8週毎に投与した。対象の内訳は、発症時年齢(中央値):34歳(10~88歳)、IF...
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