セッション

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基調講演
工藤 正俊(近畿大・消化器内科)
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第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

肝細胞癌におけるapelin/APJ系を介した新しい血管新生阻害療法の可能性
武藤 純(九州大大学院・消化器・総合外科学)
【背景】Apelinは胎生期の血管新生において、受容体であるAPJに作用し血管径を拡張、壁を安定化する事が知られており、乳癌や非小細胞肺癌の血管新生への関与の報告もある。肝細胞癌の血管新生とapelin/APJ系の関与の報告はない。Sorafenibは、血管新生阻害効果を有するとされているが、肝細胞癌に対する奏効率は2%、生存期間の延長は2.8カ月とされ、効果は十分とは言い難い。【目的】肝細胞癌血...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

肝癌細胞におけるsorafenibとプロテアソーム阻害薬の相互作用
本間 雄一(産業医大・3内科)
【目的】近年切除不能肝細胞癌に対する分子標的薬のsorafenibの有効性が確認されており、さらにbortezomibなどのプロテアソーム阻害薬(PI)も注目されている。Sorafenibは、血管新生を抑制することが報告されている。しかし、肝癌細胞への直接作用の詳細な機序については不明な点も多く、その解明が重要である。PIは、細胞内に異常蛋白を蓄積させ、小胞体ストレスやアポトーシスを誘導する。また...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

VEGF非依存性メカニズムに基づいた肝癌分子標的治療の開発
田中 真二(東京医歯大・肝胆膵・総合外科)
【目的】肝細胞癌は典型的な多血性腫瘍であり、血管内皮増殖因子vascular endothelial growth factor (VEGF)シグナルを阻害する分子標的剤の開発が進められている。中でもVEGFR, PDGFR, Rafなどを阻害するソラフェニブは、第3相臨床試験にて有効性が示され、臨床応用が始まっている。一方、VEGF阻害剤に対する耐性や悪性転化など、様々な問題点も明らかとなってき...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

Sorafenibとangiotensin-II受容体阻害薬 (ARB) 併用による肝発癌抑制
吉治 仁志(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【目的】Sorafenib (SORA)はVEGFなどに対する分子標的治療薬として我が国でも進行肝癌に対して認可され、肝発癌を抑制する可能性についてさらに臨床試験が進められている。しかし、肝癌の発生母地である肝硬変患者に高用量のSORAを長期間投与するには、副作用対策や長期安全性の確認など解決すべき問題が多く残されている。我々はこれまでにangiotensin-II 受容体阻害薬 (ARB) がV...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

S-1メトロノミック化学療法を併用した分子標的治療の切除不能肝細胞癌に対する効果
中野 聖士(久留米大・消化器内科)
【目的】分子標的治療薬であるソラフェニブ(So)は切除不能肝細胞癌に対する標準的な治療薬だが、単独での効果は満足の行くものではなく、更なる工夫が必要と考えられる。一方、メトロノミック化学療法(MC)は「大量投与・長期休薬」といった従来の抗癌剤の投与法(MTD)とは異なり、少量を休薬せずに長期間投与する方法である。今回我々は、5-FUのプロドラッグであるS-1を用いたMC併用による分子標的治療薬の抗...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

進行肝細胞癌におけるSorafenibを用いた集学的治療の展開
土谷 薫(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】進行肝細胞癌に対する分子標的薬(Sorafenib)治療は世界的に認知されているが単独投与では限界がある。今回我々はSorafenib投与後長期生存例を検討し今後の集学的治療展開を考察した。
【方法】当院にてSorafenibを導入した97例中2011年9月までに投与を開始した81例を対象とした。投与後180日以上生存を長期生存(LS)群とし、Sorafenib開始前因子および治療経...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

ソラフェニブ治療後の肝動注化学療法(HAIC)は進行肝細胞癌の予後に寄与する
平峯 靖也(鹿児島厚生連病院・内科)
【目的】進行肝細胞癌に対するソラフェニブもしくはHAICの効果を後ろ向きに比較し、治療選択が予後に影響するかを検討した。【対象&方法】2004年7月から2011年12月までにHAIC(74例)もしくはソラフェニブ(40例)により治療を開始した進行肝細胞癌を対象とした。Child-Pugh分類A、Stage III~IVB(肝外病変は1cm未満かつ2個以下)で、後療法の有無によりHAIC→(後療法)...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

Sorafenib Failureに対するIFN併用5FU動注・全身投与の成績
佐藤 新平(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【目的】Sorafenib(SF)の奏効率は5%以内と極めて低率である。SF 導入後、病勢が進行した場合、2次治療として有用性を示した報告はない。一方、当院では2000年以降、Stage III、IV HCCに対してIFN併用5FU(IFN/5FU)動注療法もしくは全身投与を積極的に実施している。特に845例の動注療法の結果より奏効(CR+PR)率32%, 病勢制御(CR+PR+SD)率58%、M...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

進行肝細胞癌に対するソラフェニブ療法中止後の後治療に関する検討
寺島 健志(金沢大附属病院・消化器内科)
【背景】進行肝細胞癌に対するソラフェニブ単独療法の成績は満足できるものではない.今回,ソラフェニブ療法中止後の後治療の有用性につき検討したので報告する.【方法】2006年10月から2011年12月までに当科でソラフェニブ療法を行った進行肝細胞癌54例を対象とし,後治療の内容や治療成績を検討した.【結果】ソラフェニブ療法開始時の年齢中央値は68歳であり,性別は男性が48例であった.ソラフェニブ療法の...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

進行肝細胞癌に対するS-1+Sorafenib併用第I/II相試験
大岡 美彦(千葉大大学院・腫瘍内科学)
背景:Sorafenib単剤療法は肝機能良好な進行肝細胞癌患者における標準治療である。しかし、より有効な治療法の開発が望まれている。そこで、我々は進行肝細胞癌に対するS-1+Sorafenib併用療法の第I/II相試験を実施している。目的:進行肝細胞癌を対象とし、S-1+Sorafenib併用療法の用量制限毒性(DLT)発現率、最大耐用量(MTD)および推奨用量(RD)を決定し(第I相)、そのRD...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療の問題点を克服する鉄キレート剤治療
山崎 隆弘(山口大・消化器病態内科学)
【目的】ソラフェニブは、進行肝細胞癌(進行肝癌)における推奨治療として認知されているが、さまざまな問題点も指摘されている。今回、ソラフェニブ治療の問題点ならびに我々の開発した新規の鉄キレート剤(DFO)治療(iron-metal manipulating therapy; i-MM therapy)の成績からみた進行肝癌の治療戦略について検証する。【方法】1) 肝動注無効例からのソラフェニブ導入可...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

TACE不応進行肝細胞癌に対する少量ソラフェニブとシスプラチン・ミリプラチン併用動注療法
濱田 晃市(総合南東北病院・消化器科)
【はじめに】3回以上のTACEにても病勢コントロール不能例をTACE不応進行肝細胞癌とし、ソラフェニブの適応と考えた。既報ではソラフェニブ単独では治療効果が3ヶ月の生存期間延長であり、治療効果は十分とはいえない。またミリプラチンが使用可能となるも、TACE不応例は動脈の荒廃も進み、ミリプラチン動注が十分できない可能性が高い。そこで、TACE不応進行肝細胞癌に対しソラフェニブ併用動注療法には2つの異...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

高度進行肝癌に対する5-FU+ソラフェニブ併用療法の臨床第I相試験-分子標的薬と殺細胞性薬剤併用による治療効果増強の検証-
中西 満(北海道大大学院・消化器内科学)
【背景】ソラフェニブは腫瘍の血管新生阻害の他,drug delivery systemを正常化し殺細胞性薬剤の抗腫瘍効果を増強する可能性が考えられる.血管新生が腫瘍の発生,増大に関与するといわれる肝細胞癌(HCC)においても殺細胞性薬剤と分子標的薬の併用は有効と考えられ,今回,高度進行肝癌に対する5-FU+ソラフェニブ併用療法を考案した.【方法】本試験は当院の倫理委員会で承認された内容に基づいて行...

第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発

工藤 正俊(近畿大・消化器内科)
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第54回日本消化器病学会大会分子標的治療の限界を超える新しい肝癌治療法の開発