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検索結果は14件です。

新潟市における内視鏡胃がん検診の成績とその精度管理
成澤 林太郎(新潟大医歯学総合病院・光学医療診療部, 新潟市医師会胃がん検診検討委員会)
【はじめに】新潟市では平成15年度より希望者に対して内視鏡による胃がん施設検診を実施している。当検診は高危険群の設定や対象の集約をせずに行なわれているが、今回はその検診成績と精度管理について報告する。【検診成績】内視鏡検診者数とその胃がん施設検診に占める割合の変遷は、平成15年度8,118例(28.8%)、16年度11,679例(38.1%)、17年度17,647例(47.0%)、18年度23,8...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃がん検診の理想的な棲み分け:新しい検診方式を目指して
光島 徹(亀田メディカルセンター幕張・消化器科)
【目的】我々の人間ドックX線・内視鏡選択胃がん検診(以下選択検診)および胃癌リスク検診の成績を分析して、我が国における胃がん検診の新たなニッチを探る。
【対象】1.1985年4月から2011年3月までの26年間に、我々の選択検診を受診したのは述べ346,734名、重複を排した実人数は90,224名。2.リスク検診受診者は、2010年1月から10月までの選択検診受診者16,647名。
【...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃癌内視鏡検診における経鼻内視鏡の役割
岡 政志(埼玉医大・消化器内科・肝臓内科)
【目的】近年,職域における胃癌の内視鏡的検診が増加しているが,経鼻内視鏡検査を希望する被験者が多い。しかし,経鼻内視鏡による胃癌発見率は,経口内視鏡に比して低率であるとの報告もあり,その有用性に関しては一定の見解が得られていない。そこで,内視鏡検査による胃癌検診を受けた症例を対象として,経口内視鏡と経鼻内視鏡の差異を検討した。【方法】関東地方の某職域で2008年4月から2011年12月までに胃内視...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃がんリスクを考慮した新しい胃X線検診の試み
安田 貢(香川県立がん検診センター・消化器科)
【背景】近年,胃がん超低危険群のH.pylori(Hp)陰性者が増加し,胃がん検診へのリスク分類導入が喫緊課題になっている。今後の胃X線検診は,ABC検診による対策型検診の受け皿として,またリスク診断のツールとして,さらに重要な役割を担う必要がある。【目的】今回我々は香川県総合健診協会の消化器検診管理委員として,本年度よりHp感染を考慮した新管理区分を導入したので,その経緯と現状およ...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

千葉県一地方都市の地域胃がん検診受診者のペプシノーゲン陽性率
山口 和也(ちば県民保健予防財団・総合健診センター)
千葉県では地域胃がん検診として胃レントゲン検査が行われている。当地域胃がん検診受診者のペプシノーゲン(以下PG)陽性率は明らかにされていなかった。
【目的】地域胃がん検診受診者のPG陽性率を明らかにすること。
【対象】千葉県東金市(人口60919人)における地域胃がん検診受診者2695名(男性724名、女性1971名)。
【方法】市とのモデル事業とし、平成23年9月から12月、胃...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

特定健診にABCリスク検診を導入する意義
中島 滋美(社会保険滋賀病院・健康管理センター)
【目的】市区町村の胃がん検診は受診率が低下し、これを補うためにABCリスク検診導入が検討されている。演者は市区町村と健保組合の対策型検診に関わっていることから、その受診率よりABCリスク検診の導入意義を考察した。【方法】市区町村と健保組合の対策型検診の受診率は、厚労省のホームページから取得した。生活習慣病検診の内訳は、社会保険滋賀病院健康管理センターのデータを利用した。【結果・考察】市区町村の対策...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃癌発生リスクに基づく胃癌検診のframe-work
井口 幹崇(和歌山県立医大・2内科)
【背景】演者らは,これまでに血清ペプシノゲン(PG),Helicobacter pylori(HP)抗体価などの血液検査を指標に個人の胃癌リスクが予測可能であることを報告し,検診対象の胃がんリスク評価に基づく階層化,リスク別の検診方法の設定について検討を行って来た。最近,高度活動性炎症を基調にした新たな胃癌ハイリスク群が存在する事が明らかに成ったが,この点を勘案した検診方式のfram...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

超高齢地域における新たなABC分類を用いた胃がん検診システムの実践-有用性と課題-
井上 和彦(川崎医大・総合臨床医学)
胃がん発生にはHelicobacter pylori(Hp)感染が必要条件であり、その中で高度胃粘膜萎縮と高度胃粘膜炎症は高危険群と考えられる。従来のABC分類にB群の細分類(B-1群:ペプシノゲン(PG)II<30ng/ml、B-2群:PGII≧30ng/mL)を加えた新たなABC分類を基盤とした胃がん検診システムを高齢化率が極めて高い地域検診に導入したので、その取り組みを報告する。【対象と方法...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

第3次対がん総合戦略研究事業「ピロリ菌感染率減少時代における新しい対策型胃がん検診システム構築の検証に必要なプロトコール作成と実現可能性に関する研究(GALAPAGOSS研究)」
後藤田 卓志(東京医大・消化器内科, 第3次対がん総合戦略研究事業)
【目的】対策型胃がん検診である「X線検査」(バリウム検診群)と、「ピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査」(胃がんリスク検診群)を比較するため、秋田県由利本荘市の協力を得て無作為割付試験(UMIN試験ID:UMIN000005962)を開始している。2年間の症例登録期間の初年度が終了したため、研究の紹介と進捗状況を報告する。【方法】対策型胃がん検診受診者で、適格条件を満たした研究参加同意者に対...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

年代別H.pylori感染率と今後の胃がん検診
間部 克裕(北海道大病院・光学医療診療部)
【目的】胃がん多発国である本邦において、胃がん検診は死亡率低下に大きな役割を果たしてきた。一方、原因であるH.pylori感染率は低下している。検診対象年齢の感染率を明らかにし、これからの効率的な胃がん検診の可能性について検討した。【方法】北海道夕張市において検診対象者に対してH.pylori血清抗体検査と胃粘膜萎縮を表す血清ペプシノーゲン検査を組み合わせたABC検診を...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

当センターにおける人間ドックへの胃がんリスク検査導入の考え方
加藤 勝章(宮城県対がん協会がん検診センター)
一般に、胃の検査としては、胃X線検査や胃内視鏡検査、血清ヘリコバクター・ピロリ(Hp)抗体検査やペプシノゲン(PG)法などが知られている。人間ドックなどの任意型検診で行われる胃がん検診では、胃癌死亡率減少効果が認められた胃X線検査に加え、精密検査に用いられる胃内視鏡検査もスクリーニング検査として用いられている。一方、血清Hp抗体検査やPG法などは胃癌の存在診断はできないため、胃がんスクリーニング検...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃がんリスク評価を用いた胃がん検診の展開
伊藤 公訓(広島大・消化器・代謝内科)
【背景と目的】現在の胃がん検診は,バリウムを用いた X線検診,内視鏡検診という形態学的検査を中心に,集団,個別,施設等検診で実施されている。胃がん発生に関わる主たるリスクファクターであるヘリコバクターピロリ(Hp)の一次感染は本邦では急速に減少し,また、既感染者における除菌例も増えており,検診対象者の胃がんリスクの状態も変化してきている。そのため、胃がんリスク評価は,いずれの形態的診断法にも活用す...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

胃癌症例からみたABC検診
萩原 聡(しらかわ診療所・群馬消化器内視鏡医療センター)
【はじめに】ABC検診は血清抗ピロリ菌IgG(以下Hp)抗体でピロリ菌感染の有無を調べ血清ペプシノーゲン(以下PG)値で萎縮性胃炎を診断し胃癌ハイリスク群を絞り込む方法である。健常人でのABC分類別の胃癌発生率の報告は多いが胃癌患者におけるABC分類の報告は少ない。今回我々は胃癌患者をABC分類し検討をおこなった。また胃癌患者の背景胃粘膜の内視鏡所見を検討した。【方法】2007年11...

第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して

久道 茂(宮城県対がん協会)
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第54回日本消化器病学会大会胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して