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検索結果は13件です。

消化器疾患患者の主観的包括的評価(SGA)と在院日数
白木 亮(岐阜大附属病院・消化器内科)
【目的】近年栄養管理の重要性が再認識され積極的な栄養マネージメントが行われるようになってきた。主観的包括的評価(SGA)は簡便で経費も不要な栄養アセスメント法であり、栄養スクリーニングとして利用されている。今回、岐阜大学医学部附属病院消化器内科入院患者にSGAを用いて栄養アセスメントを行い、SGAおよび各種客観的栄養指標と在院日数との関連につき検討を行った。【方法】2004年7月~2005年4月に...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

クローン病の栄養療法の長期予後
福田 能啓(兵庫医大・地域総合医療学)
【背景】5-ASA、副腎皮質ホルモン、免疫抑制剤、白血球除去吸着療法、抗体製剤等の治療法が開発されたことにより、活動期のクローン病の寛解期導入が比較的容易になったといえる。しかし、寛解状態を長期にわたって維持することが困難な場合も少なくない。通常の食事摂取により再燃し、増悪することを経験するが、食事脂肪の制限やelimination dietに加えて、成分栄養剤の投与で緩解状態の長期維持が可能とな...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

エネルギー代謝からみた炎症性腸疾患の栄養管理
佐々木 雅也(滋賀医大附属病院・栄養治療部)
【目的】クローン病や潰瘍性大腸炎は高率に栄養障害を呈する疾患であり、静脈栄養や経腸栄養による栄養管理は栄養状態の改善の目的のみならず、疾患の治療としても重要である。栄養管理においては、適切なエネルギーと蛋白質を投与することが必須であるが、炎症性腸疾患の活動期に適切なエネルギー投与量を設定することは、必ずしも容易ではない。今回、間接熱量測定(IC)により、炎症性腸疾患患者の安静時エネルギー消費量(R...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

クローン病治療における抗TNF-α抗体と成分栄養療法についての検討
大塚 博之(山梨大・1内科)
【目的】クローン病の治療は、抗TNF-α抗体 (IFX) の出現により劇的に変わった。成分栄養療法 (Elemental Diet:ED療法) は負担の大きい治療法であるが、IFX投与下におけるED療法の変化と効果について検討した。【方法】IFX導入後の寛解状態、投与期間の短縮または投与量の増加を行った効果減弱例、ED 摂取量と中止例、IFXとED療法の併用効果を検討した。寛解状態は、大腸内視鏡検...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

終末期がんにおける消化器障害に対する栄養管理の必要性について
片山 寛次(福井大・1外科)
【目的】消化器外科医として緩和ケアチームとNSTを組織し率いてきた経験から,終末期がん症例に対する栄養管理の必要性について報告する.【方法】消化器癌に対する緩和医療の一環としての栄養治療としては,(1)消化管閉塞に対する治療;消化管バイパス手術,人工肛門造設造設術,胆管,消化管のステント術等,(2)栄養サポート;手術的胃瘻,腸瘻造設術等,(3)癌性腹水,胸水の管理;腔内化学療法,温熱灌流化学療法,...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

頭頸部腫瘍症例の予防的PEG施行者における栄養管理の検討
石垣 沙織(北海道大病院・3内科)
【目的】経皮的内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は,主に摂食不良・嚥下障害となった患者に対して行われて最近増加している.近年,頭頚部癌の放射線・化学療法(CRT)前にPEG施行し良好な完遂率を認めたとの報告がされている.このたび,当院において予防的PEG施行者を中心に栄養管理について検討した.【方法】2006年1月から2008年12月までに当院してPEG施行した94例(男性65例,女性29例,平均年齢6...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

栄養サポートチーム(NST)で行う、消化管癌に対する術前栄養介入:SGA(Subjective Global Assessment:主観的包括的栄養評価)を用いたアセスメント
丸山 常彦(日立製作所日立総合病院・外科)
【目的】当院のSGAは8項目で評価し「栄養障害なし」「中等度栄養障害」「高度栄養障害」群に分けている。入院時のSGAによる消化管癌術前の栄養評価の有用性を検討し、更にNSTによる外来から始める栄養介入を導入した。【方法】2006年4月から2009年2月まで当院で施行した消化管癌手術761例を対象として、入院時SGAと術後入院期間、合併症発生率を検討した。また、入院時に行われるSGAと同様の評価を外...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

肝細胞癌に対する経カテーテル的動脈塞栓術(TACE)施行例における分岐鎖アミノ酸顆粒製剤投与の意義
西川 浩樹(大阪赤十字病院・消化器科)
【目的】今回我々は肝細胞癌(以下HCC)に対する経カテーテル的動脈塞栓術(以下TACE)施行例におけるBCAA顆粒製剤投与の意義について検討した。【方法】対象は2004年1月から2010年1月までに当科にてHCCに対してTACEを施行され、その後無治療で6カ月以上経過観察可能であった99例である。それらをBCAA顆粒製剤投与群(1群)40例とBCAA顆粒製剤非投与群(2群)59例に分類し、各々の肝...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

C型肝炎における過栄養とそれに対する食事/運動介入が病態・予後へ与える影響
水田 敏彦(佐賀大附属病院・肝臓・糖尿病・内分泌内科)
【背景・目的】C型肝炎では糖尿病,インスリン抵抗性(IR),肝脂肪化などの糖・脂質代謝異常がインターフェロン(IFN)治療効果や線維化,発癌へ影響することが報告されている.我々は過栄養による内臓脂肪蓄積や糖代謝異常がC型肝炎の経過にどのような影響を及ぼすか,またそれらに対する食事運動療法がどのような効果がもたらすかについて検討した.【対象・方法】対象はBMI,内臓脂肪面積(VFA),75gOGTT...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

分岐鎖アミノ酸による肝細胞癌へのNutrigenomics:肝細胞癌合併肝硬変例に対する癌細胞内シグナル伝達制御
土師 誠二(近畿大・外科)
【背景および目的】分岐鎖アミノ酸(BCAA)の投与による肝硬変患者の肝細胞癌発癌抑制効果が報告されている。一方、栄養素は宿主細胞内の遺伝子発現に質的、量的な変化をもたらす(Nutrigenomics)ことが知られているが、BCAA投与が肝癌細胞内のシグナル伝達経路にいかなる影響を及ぼすかについては明らかにされていない。そこで今回、肝細胞癌肝切除症例を対象にBCAA投与の意義について臨床的に検討した...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

障害肝合併肝細胞癌患者の肝切除周術期における運動・栄養療法の臨床効果
海堀 昌樹(関西医大・外科)
【目的】障害肝合併肝癌患者は蛋白質・エネルギー代謝は肝切除によりさらに低下する。周術期の栄養代謝を維持することは、肝癌患者において予後に影響を及ぼす重要な因子である。これまで肝切除周術期管理において栄養療法に関する報告は多数行われているが、運動療法を導入した報告は皆無である。今回我々は、障害肝合併肝癌に対する手術前後に行う運動・栄養療法を組み合わせた包括的リハビリテーションの臨床効果を検討した。【...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

重症急性膵炎における栄養マネージメント
北村 勝哉(昭和大・消化器内科)
【目的】重症急性膵炎(SAP)における経腸栄養は推奨されているが,開始時期や投与期間に関する基準がなく,本邦での普及率は低い.当施設のSAPにおける経管栄養の有用性を検討する.【方法】2002年11月~2010年12月まで当施設で診療したSAP 156例中,経管栄養を施行した73例を対象とした.当施設の経管栄養法は,排ガス,排便や腹痛消失のいずれかを確認後,経管用チューブより経胃または経腸的に栄養...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント

肝胆膵外科手術におけるimmunonutritionの術後感染性合併症防止効果とメカニズムの臨床的研究
鈴木 大亮(千葉大大学院・臓器制御外科学)
【目的】肝胆膵外科手術の中で膵頭十二指腸切除術や肝葉切除術は侵襲が大きく、術後感染性合併症発生率が高いことが知られている。今回、現在我々が行っている膵頭十二指腸切除術と胆管切除を伴う肝葉切除に対するimmunonutritionの臨床試験の結果と途中経過を報告する。【方法】(臨床試験A)膵頭十二指腸切除術(PD)予定の患者30名を対象とし、免疫強化栄養剤を術前5日間と術後経腸投与した群、術後のみ経...

第53回日本消化器病学会大会消化器疾患における栄養マネージメント