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検索結果は13件です。

H.pylori胃炎の病理組織像と除菌後の改善
服部 隆則(滋賀医大・病理学)
H.pyloriの持続感染で慢性胃炎がおこり、慢性胃炎が母地となり種々の胃疾患が発生する。H.pyloriを除菌することで疾患予防が可能となるが、診断学的に内視鏡像の変化を正確に理解することが重要である。本講演では、粘膜の肉眼像を裏付けている病理組織像について、H.pylori胃炎と除菌による変化について述べてみる。
H.pyloriに...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H.pylori除菌前と除菌5年以降との内視鏡像の比較
筑木 隆雄(岡山大・消化器内科)
【目的】H.pylori除菌前後における背景胃粘膜の内視鏡像変化について5年以上経過が追えている症例を後ろ向きに解析したので報告する。【方法】2003年1月から2007年12月までに、当院で除菌療法を行い除菌が成功した患者のうち、治療前後で内視鏡検査が施行され、5年以上経過が追えている症例を対象とした。内視鏡像は、萎縮、腸上皮化生、たこいぼびらん、びまん性発赤、過形成ポリープについて0,1,2の3...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H.pylori 除菌後長期経過例の内視鏡所見の変化についての検討
榊原 真肇(愛知県がんセンター愛知病院・消化器内科)
【目的】H.pylori 除菌後の内視鏡所見の変化を明らかにする。【方法】胃炎126例,GU56例,GU+DU39例,DU43例,胃癌ESD後51例を対象とした。メチレンブルーを散布し,各疾患の腸上皮化生の変化を,除菌前と除菌1年,2年,3年,4年,5年以上後に,3カ所(前庭部小弯・大弯,体部小弯)で比較した。また,腸上皮化生のない部位(メチレンブルー不染色部位)の組織学的萎縮の変化を,除菌前,1...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H. pylori(HP)除菌後の内視鏡的及び病理学的な変化に腸上皮化生及び低用量アスピリンが与える影響
古川 真依子(東京女子医大青山病院・消化器内科)
【目的】我々はHP陽性の胃に特徴的な内視鏡像は体部のびまん性発赤(DR)であり、HP陰性の特徴は前庭部大弯および体部小弯の櫛状発赤(RS)であると報告してきた(Furukawa et al. Intern Med 50:951-959, 2011)。今回、DR、RSの病理学的評価を追加し、HP除菌後のDR、RSの経時的変化に腸上皮化生(IM)と低用量アスピリン(LDA)が与える影響について検討した...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

HP除菌後10年以上観察例におけるHP胃炎後内視鏡像の検討および除菌直後と10年以上経過時点でのNBI拡大像の比較
寺尾 秀一(加古川東市民病院・消化器内科)
【目的】HP除菌によって短期的にはび慢性発赤(DE)と滲出液(EX)が全例で消失し点状発赤(SE)やヒダ肥厚(EF)も改善することが判明しているが、本検討ではHP除菌後長期の内視鏡像の変化を組織学的背景とNBI拡大観察像から考察する。【方法】1)2001年以前に2点生検(前庭部と体部大彎)施行→HP除菌→10年以上経過後に再度2点生検を施行した56例の対比。2)除菌3M後18例と除菌10年以上経過...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H. pylori除菌療法後および除菌後発生胃癌についての胃粘膜に関する検討-長期にわたる前向きコーホート研究の解析からー
豊川 達也(国立福山医療センター・消化器科)
【目的】H. pylori除菌後長期にわたり観察し得た症例の萎縮性胃炎および腸上皮化生の改善の程度、特徴を明らかにすることを目的とした。また、H. pylori除菌後に発覚した胃癌について、その背景粘膜についても検討した。【方法】対象は、H. pylori除菌療法を施行し除菌成功後5年以上経過観察できている241例、観察期間平均101ヵ月(60-143ヵ月...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H. pylori除菌後10年以上の長期観察例における萎縮粘膜の回復過程についての検討
石垣 沙織(北海道大・消化器内科)
【背景】Helicobacter pylori(H.pylori)除菌による二次癌の出現抑制が大規模無作為化比較試験において証明され,日本ヘリコバクター学会ではすべてのH.pylori感染に対して除菌を勧めている.しかしながら,除菌療法後にはある程度の胃粘膜萎縮は回復するものの,重度の萎縮や腸上皮化生は回復しないとする報告が多く,除菌後の胃粘膜回復については議論の多いところである.今回我々は,除菌...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H. pylori 除菌後発見胃癌における背景非癌部胃粘膜の変化
兒玉 雅明(大分大・消化器内科)
【目的】我々は、除菌治療を行い除菌成功後経過追跡し得た非胃癌発見(非胃癌群)と除菌後発見胃癌群(胃癌群)とを比較し背景粘膜の除菌後変化の相違を中心とした検索を行い、除菌後の胃癌発症要因を検討した。【方法】H. pylori除菌治療成功後再出現なく経過を追跡した2355例(男 1482 例,女821例)を解析、年齢、背景疾患、除菌時の内視鏡的萎縮度、除菌前および最終内視鏡確認時における...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

Helicobacter pylori 除菌後発見胃癌の腫瘍表層に出現する低異型度上皮
松尾 泰治(広島大大学院・分子病態制御内科学)
【背景、目的】これまで我々は、既存の胃腫瘍症例にHelicobacter pylori (H. pylori )除菌治療を施行し、除菌成功後短期間において胃腫瘍表層に特徴的な低異型度上皮が出現することを報告した(Ito et al. AP&T 2005)。また除菌治療後に発見された胃癌は、病理学的に通常胃癌と異なる性格を有することを報告した(Matsuo et al....

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

Helicobacter pylori除菌成功例における鳥肌・非鳥肌胃炎粘膜の長期的変化
福田 信宏(朝日大村上記念病院・消化器内科)
【目的】鳥肌胃炎を含むHelicobacter pylori除菌後の長期経過例を対象とし胃粘膜の形態的,病理学的な変化を検討.【方法】1998年以降に除菌した非鳥肌胃炎61症例のうち約10年間の経過を追えた29症例および2005年から2007年に除菌した鳥肌胃炎28症例(男9例,女19例;平均35.5歳)5年間を対象.胃粘膜変化を観察し腺萎縮境界型の変化はAFIも併用した.びまん性発赤はHemog...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

鳥肌胃炎症例のH.pylori除菌後長期経過の検討
永田 豊(松山赤十字病院・胃腸センター(消化器科))
【目的】H.pylori(以下HP)除菌後の内視鏡所見,病理組織学所見の長期経過を鳥肌胃炎症例の観点から明らかにすること.【方法】2004年10月から2011年12月までの7年2ヶ月間に当センターで鳥肌胃炎と診断した184例のうちHP除菌後36ヶ月間以上,内視鏡的に経過観察した症例を対象とし,その内視鏡所見,病理組織所見を遡及的に検討した.内視鏡検査は6-12ヶ月毎に施行し所見は鳥肌状小隆起,びま...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

胃MALTomaに対するH.pyrori除菌療法後の長期経過;内視鏡像の変化も含めて
西崎 朗(兵庫県立がんセンター・消化器内科)
(目的)胃MALTomaへの除菌療法の長期経過と内視鏡像の検討. (対象・方法)MALToma47例.年齢27歳-83歳,低異型度MALToma(LG)/びまん性 B 細胞リンパ腫(DL) =43/4,隆起型/陥凹型=26/21,病期I/II1/IIE/IV=40/5/1/1, H.pyrori(HP)陽性/陰性=43/4,深達度 -sm1/sm2-3/mp以深=30/9/8.経過観察期間3-16...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化

H. pylori除菌治療奏功後に再発した胃MALTリンパ腫におけるWatch and waitの有効性について
近藤 真也(愛知県がんセンター中央病院・内視鏡部)
【目的】胃MALTリンパ腫において60-80%がH. pylori除菌治療に反応することが知られているが、一方で組織学的に遺残再発をきたす症例が散見される。これらの症例に対してWatch and waitが有効とした報告もあるが、その有効性に関しては、未だ一定の見解は得られていない。今回、H. pylori除菌治療後に再発をきたした症例におけるWatch and wai...

第54回日本消化器病学会大会H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化