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W10-01 若年発症および中高年発症の原発性硬化性胆管炎の比較検討
平野賢二(東京大学消化器内科)
【背景と目的】原発性硬化性胆管炎(PSC)の発症年齢には20歳台と60歳台の二つのピークがある.しかしながらi若年PSCと高齢PSCにどのような違いがあるかはあまり知られていない.本研究では両者の臨床的差異を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】当院でPSCと診断された28人目男13人女15人発症年齢12-79歳)を対象とした.発症年齢40歳未満を若年群(11例)40歳以上を中高年群(17例...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-02 原発性硬化性胆管炎と自己免疫性膵炎に関連する硬化性胆管炎の検討
中沢貴宏(名古屋市立大学消化器・代謝内科学)
【目的】原発性硬化性胆管炎と自己免疫性膵炎に合併する硬化性胆管炎はしばしば画像上類似の像を呈するために診断に難渋することがある.そこで我々が経験した硬化性胆管炎の臨床像を検討しその相違点を明らかにすることを目的とする.【方法】当科およびその関連施設にて経験した硬化性胆管炎85例を対象とし1.臨床像2.胆管像3.病理組織像について比較検討した【結果】硬化性胆管炎は原発性硬化性胆管炎(以下PSC)35...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-03 IgG4関連硬化性疾患の胆管病変の検討
江川直人(東京都立駒込病院内科)
【目的】我々は自己免疫性膵炎患者の諸臓器の検索よりIgG4陽性形質細胞とTリンパ球の密な浸潤が全身諸臓器に起り線維化と閉塞性静脈炎が生じる膵臓胆管胆嚢唾液腺や後腹膜などでそれぞれの臨床徴候を呈するIgG4関連硬化性疾患という新しい疾患概念を提唱し自己免疫性膵炎は本症の膵病変と考えた.IgG4関連硬化性疾患の胆管病変の臨床病理学的所見を原発性硬化性胆管炎(PSC)と比較検討した.【方法】自己免疫性膵...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-04追加 自己免疫性膵炎合併およびIgG4関連硬化性胆管炎の臨床像
土屋貴愛(手稲渓仁会病院消化器病センター)
【目的】近年自己免疫性膵炎(AIP)に合併するあるいはIgG4関連の硬化性胆管炎を診断する機会が増加えているまた治療としてステロイドが著効するが経過中に再発する例も散見される.今回AIPに合併およびlgG4関連の硬化性胆管炎例をretrospectiveに検討し経過再発部位など臨床的特徴を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】2007年10月までに当センターで診断した硬化性胆管炎を合併するA...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-05追加 原発性硬化性胆管炎自己免疫性膵炎の画像診断-ERCPIDUSPOCS像を中心に-
杉山晴俊(千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学講座)
【目的】原発性硬化性胆管炎(PSC)は稀な疾患であり胆管癌を否定できず外科的切除が行われることも多いまた自己免疫性膵炎(AIP)に伴う胆管狭窄も時に癌との鑑別が困難である.そこで当科において経験したPSC/AIPの画像診断をretrospectiveに検討した.【方法】対象は当科で最終診断されたPSC25例とAIPI4例. PSCの診断はERC像を基本とし非典型例は手術/剖検所見や1年以上の経過観...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-06追加 自己免疫性胆膵疾患における胆管病変の超音波像
小山里香子(虎の門病院消化器科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)ではしばしば原発性硬化性胆管炎に類似した胆管病変が合併する、これらはERCPでは胆管三門像として描出されるが腹部超音波(US>では胆管壁肥厚として描出される.今回我々は自験AIP40例を対象にAIPに合併する胆管壁病変のUS像の特徴および臨床像の検討結果について報告する.【方法1対象は1986年~2007年目でに当院で経験したAIP40症例。胆管病変の有無画像・検査...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-07 原発性硬化性胆管炎と自己免疫性膵炎に伴う硬化性胆管炎の血清学的鑑別並びにIgG4関連硬化性胆管炎の臨床病理学的検討
浜野英明(信州大学消化器内科)
【目的】典型的な原発性硬化性胆管炎(Primary scierosing cholangitis:PSC)と自己免疫性膵炎(Autoimmune pancreatitis:AIP)に伴う硬化性胆管炎(SC-AIP)の鑑別に血清IgGサブクラス免疫複合体値が有用か否かを検討した.また典型的なAIPの膵病変を有さないIgG4関連硬化性胆管炎について臨床病理学的に検討した.【方法1(1)PSC 12例(...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-08 自己免疫性膵炎における胆管病変の検討
三好秀明(関西医科大学消化器肝臓内科)
【目的1自己免疫性膵炎は多種の臓器に膵外病変を有し全身的疾患である可能性も示唆されている.特に胆管病変を有する症例は多く閉塞性黄疸を発症することも少なくない.また画像上原発性硬化性胆肝炎(PSC)様の所見を呈する症例も多数認められる.一方様々な自己免疫性疾患の発症に制御性T細胞(Treg)が関与していることが数多く報告されている.今回われわれは当院における胆管病変を有する自己免疫性膵炎患者(SC-...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-09 自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変の臨床病理学的検討
西野隆義(東京女子医科大学八千代医療センター消化器内科)
【目的1内視鏡的胆管造影(ERC)で診断可能な自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変として原発性硬化性胆管炎(PSC>自己免疫性肝炎に合併するPSC(AIH-SC)および自己免疫性膵炎に合併する硬化性胆管病変(SC-AIP)があげられる今回AIH-SCPSCおよびSC-AIPの診断および治療法を確立するために臨床病理学的検討を行った.【方法】L血dor(2003)らの基準による硬化性胆管病変59例をAIH...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-10 自己免疫性膵炎において肝門部型硬化性胆管炎は癌合併のriskとなる
窪田賢輔(横浜市立大学医学部消化器内科)
【背景】これまで自己免疫性膵炎(AIP)はステロイド治療に反応する予後良好な膵炎として認識されてきた.しかし最近癌合併例が散見されその背景因子は不明である.【目的】AIP癌合併例の臨床病理学的な検討癌のrisk factorの同定.【方法】自験29例AIPのうち5例に癌を合併した膵癌(n=2)胆嚢管癌(n=1)胃癌(n=1)乳癌(n=1)であった.癌合併群(n=5)と非合併群(n=24)を臨床病理...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-11 硬化性胆管病変形成におけるTRAIL系免疫機構の役割:TRAILおよびDR5遺伝子欠損マウスを用いた検討
池嶋健一(順天堂大学消化器内科)
【目的】原発性硬化性胆管炎(PSC)の成因には免疫異常の関与が示唆されているが未だ不明の点が多い.私たちはTNFファミリー分子の一つであるTRAILの受容体DR5に対するアゴニスト抗体をC57B1/6系マウスに投与するとPSCに極試した硬化性胆管病変が惹起されることを見出し報告してきた.そこで今回はTRAIL/TRAH受容体系分子の遺伝子欠損(KO)マウスを用いて胆管結紮による胆汁うっ心性肝病変を...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-12 AMA産生胆管障害マウスモデルにおける胆管細胞発現分子の網羅的検討とヒト胆管病変への参照
中込悠(東北大学消化器病態学)
【目的】NODC3C4マウスは自然経過にてAMA産生を認め特徴的な胆管病変を認める自己免疫性胆管障害のマウスモデルとして報告されている.一方この胆管障害には総胆管と交通するのう胞状の胆管増生も認めている.今回このマウスモデルにおける胆管細胞に発現される遣伝子発現を網羅的に検討しその発現異常を認める分子について各種ヒト胆管病変での発現の参照を行った.【方法】NODC3C4マウスより胆管細胞を分離して...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって

W10-13 動物モデルaly/aly雄性マウスを用いた自己免疫性膵炎における胆管病変の解明
吉田仁(昭和大学医学部第二内科学)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)における胆管病変は膵病変に併発するのかまたはIgG4関連疾患の膵・胆管症状として出現し症例により異なるのか議論に余念がない本研究ではAIP発症動物モデルを用いて胆管病変につき検討した.【方法】「AIP・胆管炎群」を免疫異常を有する遺伝子alymphoplasia(aly)のホモ個体であるaly/aly雄性マウス(alyマウス)とし「対照群」を膵炎を生じないヘテロ個体...

第94回日本消化器病学会総会自己免疫性肝胆膵疾患の胆管病変をめぐって