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W3-01 合併する自己免疫疾患別にみた原発性胆汁性肝硬変(PBC)の病態の相違-PBC全国調査結果から-
廣原淳子(関西医大内科学第三講座)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)には様々な自己免疫疾患が合併することはよく知られている.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班ではPBC症例を長期継続して追跡調査してきた.PBC全国調査登録例の合併症特に自己免疫疾患に注目し合併する疾患別にPBCの幻像と予後の相違について統計学的に解析し検討を行った.【方法】対象はPBC全国調査(調査期間199...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-02 膠原病に伴う肝病変に関する検討
高橋敦史(福島県立医科大学内科学第二講座)
【目的】全身性疾患である各種膠原病における肝障害の頻度や原因を明らかにし特に原発性胆汁性肝硬変症(PBC)と自己免疫性肝炎(AIH)については膠原病合併の有無による臨床像の差異を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】当科で経験した膠原病患者551例を対象とし各膠原病患者に肝機能異常を伴った頻度検査成績およびその原因について検討した.またPBCを合併した強皮症(CREST症候群)シェーグレン症...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-03 特発性血小板減少性紫斑病を合併した原発性胆汁性肝硬変
早田哲郎(福岡大学医学部消化器内科)
【はじめに】原発性胆汁性肝硬変(PBC)は中年以降の女性に好発する自己免疫性肝疾患であり他の自己免疫性疾患であるSjogren症候群慢性甲状腺炎慢性関節リウマチなどの合併はしばしばみられる.特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は比較的若い女性に好発する自己免疫性疾患であるがPBCとの合併はまれとされている.【症例】患者の女性は27歳時にレイノー現象が出現し当院を受診した.WBC 6900/μ1Hb ...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-04 重症肝・膵疾患における多臓器不全の病態解析-ADAMTS13を中心に
植村正人(奈良県立医科大学第3内科)
【目的】急性肝不全(AHF)重症アルコール性肝炎(SA且)ならびに重症急性膵炎(SAP)はt高率に多臓器不全を来たす予後不良な疾患であるがその発生機序は未だ十分解明されていない.ADAMTS13は血管内皮細胞から放畠され血小板と最も反応性に富む超高分子量VWF mUltimer(UL-VWFM)を分解する.本酵素活性が低下するとUL-VWFMが増加し血栓形成傾向が強くなり諸臓器の微小循環障害が惹起...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-05 心筋症を伴う自己免疫性肝疾患
大久保政雄(東京逓信病院消化器科)
高血圧を除けば慢性肝疾患に合併する心疾患は比較的少ないと考えられる.特に心筋症は消化器科の日常臨床では経験する機会の少ない疾患である.我々は心筋症を合併した自己免疫性肝疾患(自己免疫性肝炎原発性胆汁性肝硬変 各2例)を経験したので報告する.【症例1】他院でAMA(+)軽度肝機能障害程度でPBCと診断されていた.同時期にHCMAV blockで循環器科併雨中. HLA typingはHLA-A 11...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-06 硬化性胆管炎における大腸病変の疾患マーカーとしての意義
内藤格(名古屋市立大学消化器・代謝内科学)
【目的】欧米では炎症性腸疾患(IBD)特に潰瘍性大腸炎(UC)は原発性硬化性胆管炎(PSC)に高率に合併すると報告されている.そこで硬化性胆管炎に合併する大腸病変の疾患マーカーとしての意義について検討した.【方法】対象は硬化性胆管炎82例で内訳はPSC35例自己免疫性膵炎に合併した硬化性胆管炎(SC with AIP)47例であった.またPSCを合併しないUC60例を比較対象とした.硬化性胆管炎に...

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W3-07 自己免疫性膵炎の膵外病変に関する検討
平野賢二(東京大学消化器内科)
【背景と目的1自己免疫性膵炎(AIP)には多彩な膵外病変が存在し塩山病変を契機にAIPが診断されることも少なくない. AIPの膵外i病変の頻度、発症時期予後に関して明らかにすることを本研究の目的とした.【対象と方法】当院および関連病院で診断された54例(男性44例女性10例平均64歳)を対象とした.AIPの膵外病変として報告されている硬化性胆管炎後腹膜線維症硬化性唾液腺炎間質性肺炎間質性腎炎甲状腺...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-08 膵管内乳頭粘液性腫瘍および慢性膵炎における他臓器癌合併例の検討
中原一有(仙台市医療センター消化器内科)
【背景】膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下IPMN)および慢性膵炎はしばしば他臓器癌を合併し生命予後を左右すると言われている.【目的】IPMNおよび慢性膵炎における他臓器癌合併頻度とその臨床的特徴を明らかにする【方法】当センターにて1996年1月から2006年12月の間にERCPでIPMN分枝型と診断した122例(切除例56例経過観察例66例)と慢性膵炎と診断した200例を対象とした.IPMNは男女比77...

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W3-09 食道アカラシアにおける胆道排泄異常の検討
小野昌弘(香川大学消化器・神経内科)
【目的】食道アカラシアは食道の自律神経支配異常に起因する下部食道括約筋の弛緩不全を主な病態とする疾患である.組織学的にはAuer-bach神経叢の変性と消失を認めるが障害部位をより上位の延髄食道運動中枢神経異常』とする説などがあるまた近年肛門括約筋異常の合併などが報告され多彩な消化器機能異常を伴う可能性が示唆されている.そこでアカラシアにおけるOddi筋機能を評価した。【方法】アカラシアの診断は食...

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W3-10 Helicobacter pyloriがMetabolic syndromeの発症に及ぼす影響の検討
郡司俊秋(NTT東日本関東病院予防医学センター)
[背景と目的]Helicobacter rvlon’(Hp)感染は上部消化管疾患のみならず特発性血小板減少性紫斑病や虚血性心疾患など多彩な全身性疾患との関連性が示唆されている.しかし虚血性心疾患との相関に関しては否定的な報告も多い.そこでHp感染と動脈硬化危険因子との相関を明らかにする目的でHp感染がMetabolic syndrome(MetS)の発症に及ぼす影響を多変量解析により検討した.[対...

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W3-11 多臓器病変を呈する小腸疾患におけるダブルバルーン内視鏡(DBE)の有用性
大宮直木(名古屋大学大学院消化器内科学)
【目的】小腸は全消化管の7一・8割の長さを占め他臓器全身疾患に小腸病変が合併することも多いためDBEの有用性を検討した.【対象】DBEを施行した遺伝性疾患はPeutz-Jeghers症候群(PJS)13例家族性大腸腺腫症(FAP)7例von Reckling・hausen病(vR)2例Rendu-Olser-Weber病(ROW)1例家族性アミロイドポリニューロパチー(AN)1例家族性地中海熱(F...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-12 べーチェット病の臨床像と病態の解析
石黒陽(弘前大学光学医療診療部)
【背景】ベーチェット病(BD)は慢性の全身性炎症性疾患であり臨床像は多彩であるが完全型は少なく鑑別診断治療に苦慮することも多い.当科における腸胃BDの臨床像と病態につて検討した.【方法】1. BD24例について皮膚症状口内炎陰部潰瘍眼病変およびHLA-B locus腸管病変について検討した.2BDではレンサ球菌群に対して高い感受性を示すことが示されていることからStreptococcus sang...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患

W3-13 Schonlein Henoch紫斑病に伴う消化器病変についての検討
西山竜(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科)
【目的】Schonle三n-Henoch紫斑病(以下SHP)はアレルギー機序による全身性の細血管炎であり白血球破壊性血管炎を伴う紫斑を特徴とする疾患である.臨床症状は皮膚症状消化器症状関節症状が三主徴である.消化器症状が皮膚症状に先行して出現するSHPの頻度は10~20%であるがこの場合診断に苦慮することが多い.診断には内視鏡検査が有用であるとされる.今回我々は当院の皮膚科内科など検索可能な範囲に...

第94回日本消化器病学会総会多臓器病変を呈する消化器疾患