セッション

検索結果は14件です。

W10-1 国際コンセンサス診断基準による自己免疫性膵炎の診断能の検討
菅野敦(東北大学消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP)の診断基準が世界各国から報告され混乱を来している状態を鑑み国際コンセンサス診断基準(ICDC)が制定された. ICDCの目的は診断基準の混乱を解消し世界共通の基盤によってAIPを診断し病因や病態を世界規模で明らかにすることであるしかし。実際のICDCによる診断用は不明である.【目的IIICDC・の診断能を検討しType 2 AIPとAIP-NOSの症例を抽出すること...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-2 2型自己免疫性膵炎(AIP)と非典型例の診断における生検診断の意義
水野伸匡(愛知県がんセンター中央病院消化器内科)
【目的】AIPの国際コンセンサス診断基準(ICDC)が発表され。比較的若年に発症し日本人には少ないとされる2型AIP(以下2型)の診断も可能となった一方1型AIP(以下1型)2型のどちらにも分類できない非典型例であるAIP-not other・wise spec出ed(AIP-NOS以下NOS)の存在も明らかになったが 日本人における2型およびNOSの実態は不明である本研究ではAIP特に2型診断に...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-3 当科における自己免疫性膵炎と炎症性腸疾患に合併した膵管狭細型膵炎の検討
岡村圭也(札幌厚生病院第二消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)の国際分類として病理学的に1ynphoplasmacyticscleroSing pancreatitis(LPSP)を呈しIgG4関連疾患と考えられるTypelとidiopathic ductocentric chronic panereatitis(IDCP)を呈し炎症性腸疾患(BD)の合併を多く認めるType2が提唱されている.本邦におけるAIPはほとんどがT...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-4 限局性腫瘤を形成した自己免疫性膵炎におけるEUS所見の検討
鎌田研(近畿大学医学部消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP)においてTびまん性膵腫大や主膵管狭激闘などの画像所見を呈さないものは膵腫瘍との鑑別が困難であることも少なくない.【目的】腫瘤像を呈したAIPの臨床的特徴をEUS(造影法を含む)を中心として評価する.1対象】2007年5月~2010年11月目聞に臨床診断基準2006にて診断され膵腫瘍との鑑別を要したAIPI2例.【方法11. B-mode EUS所見(a:腫瘤内点状エ...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-5 顎下腺エコーと造影超音波内視鏡からみたAIP非典型例の診断
高野伸一(山梨大学第1内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP)に顎下腺炎が合併することは知られているがそのエコー所見には特徴がある.また近年AIPと膵癌の鑑別において造影ハーモニック超音波検査(CEH-EUS)の有用性が報告されている.【目的】A工Pと膵癌の鑑別における顎下腺エコー及びCEH-EUSの有用性を評価しAIP非典型例での診断能を評価した.【対象と方法】対象はAIP24例膵癌54例. AIPの診断は自己免疫性膵炎臨床...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-6 膵病変を合併しないIgG4関連硬化性胆管炎の臨床的特徴
渡邉貴之(信州大学消化器内科)
【目的】IgG4関連硬化性胆管炎(lgG4-SC)は胆管系に広範に分布し膵外胆管病変は原発性硬化性胆管炎や胆管癌との鑑別に苦慮する.多くは自己免疫性膵炎(AIP)を合併するが合併しない場合には診断ならびにこれらとの鑑別はさらに困難となる.今回膵病変を伴わないIgG4-SCを正確に診断するために有用な臨床的特徴を検討した.【対象・方法】対象はIgG4関連疾患113例(男性88例女性25例平均年齢65...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-7 IgG4低値の自己免疫性膵炎の臨床的特徴および新診断基準による診断能の検討
平野賢二(東京大学消化器内科)
【背景と目的】新しい自己免疫性膵炎(AIP)診断基準では血清学的所見の項目は高IgG4血症のみとなったが逆にIgG4の高くないAIPの診断は難しくなった可能性がある.【対象と方法】当院および関連病院で診断されたAIP87例をIgG4〈200mg/dlの12こ口135未満は5例)とIgG4≧200mg/dlの75例に分け各群の1)膵腫大(びまん限局不明瞭)の頻度2)主膵管二三(びまん限局性評価不能)...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-8 血中IgG4低値自己免疫性膵炎の臨床病理学的検討
 
【目的】自己免疫性膵炎は血申IgG4の上昇と諸臓器におけるIgG4陽性形質細胞の密な浸潤を特徴としIgG4関連疾患の膵病変と考えられている。1血中IgG 4二値(く135 mg/dl)の自己免疫性膵炎の特徴を検討した.【方法】自己免疫性膵炎58例を対象とし血中IgG 4低値13例の臨床病理学的特徴を高値45例と比較検討した.【結果】1二値例は女性に多い傾向を認めた(男女比7/6 vs. 36/9p...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-9 自己免疫性膵炎におけるステロイドパルス療法の有用性
富山尚(関西医科大学内科学第三講座)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)は血清IgG4高値、局所での19G4陽性細胞の浸潤.ステuイド有効性を特徴とし通常経堂ブレドニゾロン30-40mg/日で開始される.また新しい国際診断基準にもステロイド反応性が含まれている画像的にステロイド不応性の場合は悪性腫瘍の可能性を考慮し経ロステロイドの中止が必要となるが中止後の副腎機能不全のリスクが問題となるしかし経ロステロイドとそれに替わる初期治療の比較研...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-10 腫瘤形成型自己免疫性膵炎と膵癌の鑑別診断
 
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)と漁民(PC)は治療方針が異なるため両疾患の適切な鑑別診断が重要である.典型的なびまん性AIPの診断は比較的容易であるが腫瘤形成型AIPとPCは時に鑑別が困難である.今回我々は腫瘤形成型AIPに特異的な所見を明らかにする目的で検討を行なった.またステロイドトライアルにおけるステロイドパルス療法の有用性についても検討を行った.【方法1腫瘤形成型AIP36例と血清IgG...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-11 自己免疫性膵炎の非典型例
小山里香子(虎の門病院消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)診断基準2011(案)が作成され疾患概念が明らかになる一方で非典型例の取り扱いが臨床上問題となってくる.特にAIP限局性病変は膵癌との鑑別が困難だが無用な手術を回避するには正確な診断が重要となる.今回我々は2cm以下の腫瘤として認識されたAIP限局性病変とTS1膵癌(2cm以下の膵癌)の鑑別法を明らかにするため検討した.【対象12012年8月までに当院で経験したAI...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-12 当院における自己免疫性膵炎非典型例の検討
行武正伸(広島大学病院消化器・代謝内科)
【目的】当院にて経験したAIP症例のうち非典型症例においての問題点を明らか.にすることを目的とした.【対象・方法12001年頃ら2011年の間にASianDiagnostic CriteriaにてAIPと診断された36例を対象とした。 AIPの典型像を以下の3項目と定義した(造影CTで膵腫大または被膜様構造を認めるものERPで3cm以上の比較的長い狭窄を認めるもの血液検査で血清IgG4≧135mg...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-13 切除率からみた自己免疫性膵炎非典型例の臨床的特徴
越田真介(仙台市医療センター消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP}の典型例の診断は比較的容易だが膵悪性腫瘍との鑑別が問題となる非典型例が存在する目的)AIPの非典型の臨床的特徴を明らかにする.【対象】当センターで診断されたAIP 40例(1988-2011).【方法l AIPの臨床的特徴である4項目(びまん性膵腫大ERPでの主膵管狭細像血清lgG4高億001の存在)と切除したAIPの臨床像をretrospectiveに検討する。【...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ

W10-14 1gG4関連疾患非典型例と膵胆道癌との鑑別の問題点
鷹取元(金沢大学消化器内科)
【目的】消化器医にとってIgG4関連疾患の診断の際に膵胆道癌との鑑別が問題である.特に非典型例に鑑別困難な症例が存在するIgG4関連疾患の診断の現状と癌との鑑別における問題を明らかにする.【対象と方法11995年より現在までに当科および関連施設で膵胆管病変を有するIgG4関連疾患と診断された75例を対象とし2007年以前の47例(前期群〉と2008年以降の28例1(後期群)にわけて診断治療について...

第98回日本消化器病学会総会IgG4関連肝胆膵疾患の診断と治療―非典型例へのアプローチ