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検索結果は14件です。
- 地域における救急消化器疾患に対する消化器医の関わり
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柿添 三郎(医療法人 医理会 柿添病院 外科)
医師不足が問題視されている昨今、人口38000人で老齢化率29%の当地区にて2次救急協力病院での過去3年間の救急消化器疾患の内容、その処置対応を検討した。上部消化管においては、胃・十二指腸出血26例、消化管異物2例、アニサキス症6例、食道静脈瘤破裂1例でこれらは、上部緊急内視鏡にて治療した。結腸腸閉塞3例に対しては経肛門的イレウスチューブにて治療した。空腸捻転による腸管壊死2例、腸間膜動脈血栓症1...
第093回九州支部例会 >
- UL合併早期胃癌症例に対するESDの現状および成績:ESD治療成績向上を目指すための当院での工夫
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上尾 哲也(大分医療センター)
【目的】前回我々はULIIs以深の潰瘍(瘢痕)がESD一括切除を困難にする因子であることを報告した。ESD治療成績向上のためにはUL合併適応拡大病変の適応評価、技術的な克服が重要と考え取り組んでいる。今回、UL合併病変に対する治療成績を中心に検討を行った。【対象と方法】2005年1月~2009年3月にESDを施行した胃上皮性腫瘍94例のうち胃腺腫を除く早期胃癌78例を対象とした。病理検索後にULI...
第093回九州支部例会 >
- 全麻下ESDの有用性について
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山下 築(大分県立病院外科)
ESD ( endoscopic submucosal resection)は大きな病変でも一括切除が可能であり、正確な病理学的評価ができることが最大の利点である。ESDによって、早期癌の内視鏡的治療の適応範囲は著しく拡大した。しかし、従来法に比べて手技的に難易度が高く、処置に長時間を必要とする。そのため鎮静剤の過剰投与により呼吸循環抑制のリスクは高くなる。しかし、不十分な鎮静では患者の静止状態が...
第093回九州支部例会 >
- 当施設における幽門輪上の胃腫瘍におけるESDの現状
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中武 信純(鹿児島市医師会病院 消化器内科)
【目的】幽門輪上に存在する胃腫瘍は、手技的な困難さから外科手術を選択する場合も多かった。しかし近年ESDの開発・普及に伴い内視鏡的一括切除も可能となってきた。今回我々は幽門輪上に存在する腫瘍に対するESDの治療法等の現状に関し報告する。【対象と方法】2005年4月~2008年3月までの期間、幽門輪上に腫瘍を認めた9例(早期胃癌5例、胃腺腫4例)を対象とした。男女比は6:3、平均年齢は63歳だった。...
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- 胃癌に対するESDの適応についての検討
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島岡 俊治 (南風病院 消化器科)
ESDの普及により胃癌に対する内視鏡治療はガイドライン病変のみではなく,より大きな病変に対しても積極的に内視鏡治療が行われている.当院では2003年7月にESDを導入しこれまでに胃癌310症例344病変(ガイドライン病変251病変,適応拡大病変75病変,適応外病変19病変)に対してESDを施行した.一括切除率は94.8%(ガイドライン病変95.2%, 適応拡大病変93.3%, 適応外病変94.4%...
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- 当科における結腸・直腸病変に対するESD
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松坂 浩史(原三信病院 消化器科)
一括切除された標本による精度の高い病理診断,根治度の評価を得るため,また局所の遺残,再発を防ぐため結腸・直腸病変に対しても内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が応用されるようになってきた.しかし大腸壁は薄く,管腔は狭く屈曲しており,半月ひだにまたがる病変の存在など技術的難易度が高く,長時間を要し,また穿孔を主とする偶発症の頻度も高率でありいまだ標準化された手技とは言えない. 当科においては200...
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- 当院での早期胃癌に対するESD治療成績-上級者と初級者のESD治療成績の比較-
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槙 信一朗(福岡大学 筑紫病院 消化器科)
背景と目的:当院で術者としてESDを開始する条件は、1胃癌の術前診断が安定し 2内視鏡的止血術や粘膜切除術の経験が十分で 3ESD介助にて高周波発生装置のメカニズム、各種デバイスの特性、占拠部位に応じた治療戦略などの知識を習得した医師よりA領域病変に対してESDを導入している。今回当院のESDの導入条件の妥当性を治療成績より明らかにする事を目的とした。対象:2002年6月~2008年12月までES...
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- 大腸ESDの治療成績向上を目指して -大腸ESDの治療成績・偶発症に関わる臨床病理学的因子の統計学的解析より-
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山口 直之(長崎大学医学部・歯学部病院 光学医療診療部)
【目的】大腸ESDは保険未適応で、胃に比べ難易度が高く穿孔等の偶発症が起こりやすいため、現在でも施行施設は限られている。我々は、当科にて施行した大腸ESD症例を対象に治療成績・偶発症及びそれらに関わる臨床病理学的因子の解析を行った。【方法】2001年5月~2007年11月の間にESDを施行した大腸腫瘍292例(腺腫122例、早期大腸癌170例(m癌143例、sm癌27例))を対象に、以下の3項目に...
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- 救急医療における消化器医~内科と外科との接点
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吉村 大輔(済生会福岡総合病院 内科)
【はじめに】当院は66床の救命救急センターと年間約3500件の救急車搬送実績を有する,福岡市における3次救急の中核病院のひとつである.救急対応をこなす消化器内科医・内視鏡医は7名(消化器内視鏡学会指導医2名,専門医1名)で,夜間休日はこのうち2名が1週間の当番制でオンコール対応をしている.今回は消化器病診療に興味を持つ初期および後期臨床研修医を対象に,救急の現場でよく遭遇する消化管出血と急性腹症に...
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- 大腸腫瘍性病変に対するESDの治療成績
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宗 祐人(戸畑共立病院 消化器病センター)
【背景】当科での大腸ESDの適応病変は、一括切除を要するがEMRでは一括切除が困難な内視鏡治療適応病変としている。よって、LST-NG病変、LST-G(mix)や瘢痕を伴う病変のみならず、病変部位や腫瘍径によっては肉眼形にこだわらず積極的にESDにて切除している。【目的】当科にて施行された大腸ESD症例の治療成績を明らかにし、その有用性を検討する。【対象と方法】2003年10月から2009年2月ま...
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- 当院における大腸ESDの現況
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名本 真章(北九州市立医療センター 消化器内科)
食道、胃ESDは保健収載され、標準的治療となりつつある。一方大腸ESDは解剖学的な構造から手技的に困難で、腸壁の薄さから穿孔の危険性も高い。そのため従来のEMRによる一括切除困難な大きさの腺腫、深達度pMの腺腫内癌にはEPMRも容認されているのが現状である。しかし正確な病理学的診断のためには一括切除が望ましい。われわれは20 mm以上で癌混在の可能性がある病変と直腸カルチノイド腫瘍を大腸ESDの適...
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- 内視鏡的切除(EMR、ESD)を行う際のDe Novo早期大腸癌の検討
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植田 直之(大分県立病院 外科)
技術的な進歩により早期大腸癌に対して内視鏡的に切除可能な症例が増加した。しかし、完全一括切除出来てもガイドラインにより追加切除が必要と判断される症例も少なからず存在し、実際に追加切除を施行したところ癌の遺残を認めなくてもリンパ節転移を認める症例を経験する。大腸癌の発癌形式としてはadenoma-carcinoma sequenceによるものとDe Novo癌が考えられているが、De Novo早期大...
第093回九州支部例会 >
- 当院における早期胃癌ESDの治療成績及び切除困難例の検討と工夫
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原口 和大(済生会福岡総合病院 内科)
【背景】 当院では2003年4月から早期胃癌に対する内視鏡的治療としてESDを本格的に導入し、2009年3月までに250例余りの症例を経験した。現在では術者の手技もほぼ確立されてきているが、依然としてガイドライン適応内病変でも治療困難部位の病変や広範囲、潰瘍合併などの適応拡大病変については治療に難渋している。今回、手技技術が比較的安定したと考えられる最近3年間の当院での治療成績をもとに、切除困難例...
第093回九州支部例会 >
- 胃噴門、幽門領域におけるESDの治療成績の検討
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板場 壮一(九州大学大学院 病態制御内科学)
【背景】ESDは胃上皮性腫瘍の標準的治療の一つになりつつあるが、噴門や幽門にかかる病変は、他部位と比べた際の複雑な解剖学的特性より未だ切除困難な部位であるといえる。【目的】当科においてESDを施行した胃上皮性腫瘍のうち切除線が噴門にかかる、もしくは越す病変(噴門病変と定義)、切除線が幽門輪にかかるもしくは越す病変(幽門病変と定義)の治療成績をretrospectiveに検討する。【対象と方法】20...
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