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検索結果は14件です。

下部直腸癌側方リンパ節郭清に対するMRIを利用した診断と治療方針
衣笠 哲史(久留米大・外科)
(背景)下部直腸癌に対する側方リンパ節郭清の治療方針は、未だ統一されたものはなく各施設で判断されているのが現状である。当科では予防的郭清でなくテーラーメード型の側方リンパ節郭清を行っており、MRI検査を含めた術前の画像診断結果をふまえ、その適応を決定している。今回、術前MRI診断結果の有用性を検討した。(対象と方法)2009年1月から2012年1月までに下部直腸癌(Rb)の診断で手術を施行され、術...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

当センターにおける下部直腸癌側方郭清の治療成績‐術前画像診断に基づく適応の絞込みと徹底郭清‐
矢野 秀朗(国立国際医療研究センター・外科)
【目的と方法】当センターでは術前CT所見をもとに側方郭清の適応のさらなる絞込みを行うと共に、適応例においては徹底した郭清を行うという治療方針を1995年より一貫して行ってきた。側方郭清の適応は、下部直腸Rbにかかる直腸癌で深達度によらず術前CT(5mmスライス)にて側方リンパ節腫大または複数個の間膜内リンパ節腫大を認める場合とした。術前放射線療法は行っていない。【結果】1995年4月から2005年...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部直腸癌側方リンパ節転移の予測と治療効果
金光 幸秀(愛知県がんセンター中央病院・消化器外科)
[目的]当院では、従来よりRbではcMP以深から側方リンパ節郭清の適応としてきた。今回その成績から、術前の側方リンパ節転移予測診断の可能性と転移例に対する手術および補助療法の治療効果を検証する。[対象と方法]1975年から2009年までに系統的側方郭清を施行した根治度Aの下部直腸癌は517例であり、側方転移陽性は78例(15.1%)に認められた。この78例を対象として、術前に評価できる因子のみを用...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

直腸癌側方リンパ節転移診断におけるMRIの有用性と問題点
大田 貢由(横浜市立大・消化器・腫瘍外科)
【背景】直腸癌における側方リンパ節郭清の適応を決定するため,適中率の高い術前画像診断が必要である.MRIは骨盤内リンパ節の転移を診断するのに有用という報告もあるが,臨床における問題点については十分解析されているとはいえない.【目的】下部直腸癌における側方リンパ節転移診断におけるMRIの有用性と問題点を明らかにする.【方法】対象は2008年から2011年まで下部直腸癌に対して側方郭清を施行した81例...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部直腸癌側方リンパ節郭清に対する適応の妥当性に関する検討-術前深達度診断に着目して-
田中 正文(高野病院・消化器外科)
【目的】当院での直腸癌における側方リンパ節郭清の適応は,深達度T3以深の症例,またはリンパ節転移を疑う症例としている.深達度は術前診断にて判断しているが,その妥当性について,また側方リンパ節郭清の妥当性について検討した.【対象と方法】1982-2009年までに根治度A,Bの手術を行った直腸腺癌1105例を対象とした.検討1:術前深達度診断と病理学的深達度診断の一致率について検討した.検討2:リンパ...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

直腸癌リンパ節転移診断成績と側方郭清適応決定の可能性についての検討
小川 真平(東京女子医大・2外科)
【目的】直腸癌リンパ節転移診断成績および治療成績から画像診断からの側方郭清適応決定について検討する。【対象・方法】1998年以降の直腸癌切除症例のうち、CT、MRIあるいはPETを施行した236 例を対象とし以下の項目について検討した。1)当院にPETが導入された2005年以降の症例を対象として、CT、MRIおよびPETによるリンパ節転移診断成績を比較検討した。2)2008年までにMRIを施行した...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

直腸癌側方リンパ節転移診断の検討
松岡 弘芳(杏林大・外科)
【目的】直腸癌側方リンパ節転移の至適診断基準を明らかにする。【対象・方法】側方郭清を施行した30例の直腸癌手術例の側方リンパ節標本を顕微鏡下に検討を行った。転移陽性・陰性例に分けリンパ節のサイズ、形状、内部構造について検討した。骨盤MRI検査・病理標本の結果をもとに画像上の術前至適診断基準の検討を行った。至適診断基準の決定では、ROC曲線を用い、特に曲線下面積の最も高いものを至適診断基準と判定した...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部直腸癌術前chemoradiation症例の側方転移診断と側方郭清の適応の検討
橋口 陽二郎(防衛医大・外科, 帝京大・外科)
【目的】術前CRT後の側方転移の診断と側方郭清の適応について検討。【対象】対象は、術前短期CRT(対向2門4Gy×5日+UFT400mg×7日)と側方郭清を施行して治癒切除となった治療前cT3, T4の下部直腸癌82例。観察期間中央値4.9年。【方法】1) MRIにてCRT前(74例)および後(77例)の側方領域最大リンパ節の最大径を測定し、組織学的側方転移有無をendpointとしてROC曲線を...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部進行直腸癌に対する術前放射線化学療法と術前MDCTに基づく選択的側方リンパ節郭清
秋吉 高志(がん研有明病院・消化器外科)
【目的】本邦では側方リンパ節郭清が下部進行直腸癌に対する標準術式とされているが、欧米では術前chemoradiotherapy(CRT)が標準治療とされている。術前CRTを行う場合の側方リンパ節郭清の必要性については明らかではない。当院では下部進行直腸癌に対して術前CRTを標準治療として行い、術前CT画像で側方リンパ節転移が疑われなければ側方リンパ節郭清は省略している。今回当院における治療方針の妥...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部直腸癌に対する当院での腹腔鏡下側方郭清術の現状
的場 周一郎(虎の門病院・消化器外科)
海外において術前放射線治療(以後NART)の有効性が報告され、直腸癌標準治療となっている。本邦においても徐々にではあるが、NARTを導入する施設が増えている。さらにNagawaらの報告により、NARTが予防的側方郭清にとって代われる可能性が示されつつあるが、予防的側方郭清に関しては、現在施行中であるJCOG0212の結果を待たねばならない。当院では、T3以深またはN1以上の下部進行直腸癌に対しては...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

直腸癌術前化学放射線療法による側方リンパ節転移の制御
川合 一茂(東京大・腫瘍外科)
背景)直腸癌の側方リンパ節に対する治療については未だ施設間により異なるのが現状である。当科ではこれまで、術前放射線療法群と側方郭清群で局所再発率に差がなく、その一方術後の合併症は側方郭清群で有意に高いことを報告してきた。対象・方法)2003年11月から2011年12月までに下部局所進行直腸癌に対し術前補助化学放射線療法(CRT)を施行し、その後根治術を施行した115例を対象とした。CRTとしては5...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

当科における腹腔鏡下側方骨盤リンパ節廓清の現状
伴登 宏行(石川県立中央病院・消化器外科)
【はじめに】下部直腸癌に対する側方骨盤リンパ節廓清の効果は議論があるが、転移陽性例の5年生存率は約40%で、肝転移に対する肝切除と同等である。われわれは腹腔鏡下側方骨盤リンパ節廓清を積極的に行っており、早期の成績を報告する。【方法】側方廓清の適応は術前CTスキャンで上方向リンパ節転移を疑う症例である。側方リンパ節転移が疑われれば、絶対的適応である。まず尿管をテーピングし、対側に針糸で引っ張り上げる...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

下部直腸癌側方リンパ節転移に対する治療方針
硲 彰一(山口大大学院・消化器・腫瘍外科学)
【はじめに】当科では、筋層を超える(cT3)ならびにリンパ節転移を認める(cN1)下部直腸癌に対して神経温存・側方郭清を標準術式としてきた。最近では側方郭清を含め全てを鏡視下に行っている。【適応と術式】側方郭清の適応は過去の症例解析から下部直腸癌・cT3・cN1以上とし、低分化や粘液癌ではcMPでも適応とする。また、深達度、腫瘍の局在や側方リンパ節の腫脹を勘案し、両側あるいは片側神経温存を行う。【...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針

予防的側方郭清を要する下部進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術
濱田 円(高知医療センター・消化器外科)
(緒言) 固有筋層を超えて浸潤する下部進行直腸癌では側方郭清が本邦の標準治療であるが,予防的側方郭清の意義についてはエビデンスは無く,JCOG0212の結果を待つところである.当院では2008年6月より腹膜翻部以下, 深達度A以深の進行直腸腺癌に対し,術前(化学)放射線療法を施行し,予防的側方郭清を省略し腹腔鏡下にTotal Mesorectal Excision(TME)を行っている. 深達度M...

第54回日本消化器病学会大会下部直腸癌側方リンパ節転移に対する診断と治療方針